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ALKINIST -あるきにすと- ルーマニア

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ブカレスト脱出大作戦 

人口200万人超、ルーマニアの首都ブカレスト。

歩いている人間じゃなきゃ分からない事だけど、ブカレストの様な大きな街って入るのも、出るのも、とても面倒で億劫だったりする。
いくつもの道があって、その中から次の目的地へと通じる道を選ぶ。

いかにして迷う事なく脱出するかっていうのが、出発を控えた現在の課題。

1時間に進める距離、1日に進める距離って限られてるんで、ほんの数キロのロスであっても避けたいのです。


さらには大都市なだけあって、交通量も多く、車だけでなくトラムやトロリーバスも走っていて、信号なんかもやたらとあって、そんな中、リヤカーを引いて狭い車道を歩くっていうのは、本当に大きなストレスでして。

ブカレストって路上駐車が多いので、余計にストレスを感じるはず。

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そういうわけで出発も交通量の少ない午前5時~6時を予定。
地図を確認して、脱出ルートも把握済み。

オデッサ脱出時も午前5時出発でしたが、衣食住全てをリヤカーに積み込んで、まだ暗い街を抜ける姿はまるで夜逃げの様。

警察に声をかけられない事を祈るばかり。


で、現在は出発を控えた午前2時過ぎ。

眠る事なく朝を待っております。
眠る事なく歩きます。

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思えばブカレストでの4日間は不眠の日々でした。
テントを張っている時は、最低10時間、多い時は12時間も眠ってるので、これはこれでありかなと。また今夜からテント生活に戻るし。

そんな事を思いつつ、コーヒーをカップに注ぐ。

もう10杯くらい飲んでます。

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歩行中、何を考えているのかというと 

「あっそうだ」

大事な事を思い出し、パソコンで「富士五湖」と検索してみる。

カザフスタン以来、悩み、考え続けてきた富士五湖。

山中湖、河口湖、西湖、本栖湖、ここまではスラスラと出てくるのに、最後の一つが思い出せず、パソコンを使って調べようにも、2ヶ月もの間音信が途絶えたあの環境下ではそんな事はできるはずもなく、「何湖だ?何湖だ?何湖なんだー」と、苛立ち、もやもやとした気分になっていたものの、たった今解消された。

ぼくを悩ませた湖は「精進湖」でした。

思い出せないのも当然で、そんな湖など知らない。


もう一つ。

オデッサ-ブカレスト間、
どうしてもこの女の子の名前が思い出せなかった。

この子の名前を調べるだけのために、Galatiでは、WiFiの使えるマクドナルドへ入ろうかと、店の前でしばし悩んだほど。
結局は、ブカレストへ着くまでの課題としたのだけど、どうしても思い出せず。

「サザエさん 登場人物」

キーワードを打ち込み、検索。

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カオリちゃんの横の女の子。
「早川さん」でした。

便秘が解消されたかの様なすっきりとした気分です。

ここで調べたんですが、「フグ田タラオ」のところ、以下の記述には感銘を受けました。

「よくこのお気に入りの三輪車に乗って勝手に公園に行ってしまう事があり、以前リュックにお菓子を沢山詰めて三輪車で世界一周に行くと出掛けて道に迷ってしまったエピソードもある。 」


タラちゃん、かっこよすぎ。

これから向かう先は 

山越えも、ティミショアラも、セルビア・ハンガリー行きも中止。
さっさとルーマニアを出る事に決めた。

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一応、ルーマニアの名誉のために言っておくと、
ブカレストへの道中、あるいはブカレストで出会ったルーマニア人など、親切な人が多く、不快な事など一度もなかった。
今回の再訪により、この国を改めて知り、見直す事ができたのは本当に良かったと思う。

ただ、モチベーションを保つ事ができない。
この国をもっと歩きたいと思えない。
ぶっちゃけ、もうこの国は歩きたくない。

直感的なものだったり、ぼくにしか分からない事情があったり。まあそういう事です。


上海からここまで歩くこと1年。

「ロカ岬、ロカ岬」とがむしゃらに、ひたすら西を目指してきて、残り行程もあとわずか。
ようやく手の届くところ、いや足の届くところまでこぎつけた。
このまま歩き続ければ、来春にもロカ岬へ到着してしまうのではなかろうか。

しかし、ここまで来ておいてあれなんだけど、ちょっとロカ岬に背を向けようかなと。


とりあえずブルガリアへ。

Romania 

昔ルーマニアを訪れたのは、EU加盟前の2003年の事。

ブカレストの駅前では白昼堂々とシンナーを吸う連中がいて、
当時世話になった家のオヤジはアル中、
街を歩けば、警察や一般市民から「金くれ、金くれ」と声を掛けられ、
正直なところ、あまり長居したくない国であった。


あれから7年。


徒歩でこの国を再訪する事になるとは思ってもおりませんでした。
ちなみに、当初の予定ルートでもルーマニアは外している。

理由は簡単、こんな国歩きたくなかったから。


少しばかりの緊張感、体を戦慄かしながらルーマニアに入国したのは日没後だった。
オレンジ色の街頭が灯すGalatiの街を歩けば、野犬からの洗礼。
「ワンワン」と4匹の野犬に吠えたてられ、三脚を振り回し、追い払う。

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噂通りの野犬の多さ。
「ワンワンワンワン」と連日何度も何度も・・・。
多い時には8匹くらいの野犬が吠えたててくる。
時にはパトラッシュみたいなごっつい犬もいるからたまったものではない。

野犬に関しては危惧していた通りのものだったのだが、
ルーマニア人よ、ちょっとおとなしすぎやしないか?

シンナー中毒者もアル中も皆無。
それは大変素晴らしい事なのだけど、
歩行中、車が停車し、話しかけられる事などほとんどなく、全くの予想外。
誰も話しかけてはこない。
ラテン系民族の国なんで、ノリノリのルーマニア人からガンガン話しかけられ、さぞや楽しい歩行になるだろうと考えていたのだけれど。

こんなんルーマニアじゃないわと、そう思ってしまう。

10歳くらいの子に、「タバコくれ」と言われたくらいでしかない。

なんていうか、良くも悪くもまとも過ぎて全く面白くない。
EU加盟国としての安定感、そんなものを感じる。

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ルーマニア入国から8日目。
首都・ブカレストに到着。

この8日間、あまりにつまらなく、モチベーションは下がる一方で、歩くのが苦痛だった。
追い打ちをかけるかのように、いくつか不幸な事もあったし。

山を越えて、ティミショアラ方面へ向かう事も考えたりしていたものの、
さっさとこの国を出てしまいたいというのが率直なところ。
天敵・ジプシーも多いし。

残念ながらこの国は合わない。



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