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ALKINIST -あるきにすと- シンガポール

Singapore 

シンガポールを訪れるのは11年振り。

11年という年月のせいで記憶が薄れているという事もあるけど、覚えているのはマーライオンとその他断片的な記憶が少しある程度で、強烈な印象もないし、特別な経験をしたわけでもないし、今回もそんなに大きな期待を持っていなかったのだけど、やばいですシンガポール。

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無印でノートを買い、ダイソーで日本のボールペンを買い、紀伊国屋で立ち読みし、高島屋の地下で煎餅など試食をして回り、4年近く日本を離れているので久々に感じる日本にとにかく感動。

日本にいればなんでもない事だけど、上海を出てからの約4年、日本食レストラン、スーパーがあったくらいでしかないので。
シンガポールに日系の店やレストランが進出している事は分かっていたけれど、期待以上のものだった。



今日は贅沢に何か食べようと思い、Coco壱とラーメン、どちらにしようか悩んだ末にラーメン屋へ。
ラーメン屋も山頭火、一風堂、麺屋武蔵など多数進出しているけど、綿密なリサーチの結果、バリ男へ。

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にんにくを入れ放題だったのでスプーン3杯放り込み、濃厚なラーメンをいただいた。

明日は吉野家。

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今日のマーライオン。

アジア縦断始まりました 

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リヤカーと共に始発電車に乗り込んだ。
始発といっても6時前の電車なので、思ったより乗客は多い。

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6時15分。マリーナエリアに到着。
ボルネオの朝は6時から明るかったけど、シンガポールは7時前まで暗い。

昨日紀伊国屋でガイドブックを立ち読みして知ったんだけど、左に見える観覧車は世界最大級の大きさで、黒川紀章のデザインなのだとか。


始発電車にリヤカーを持ち込み、闇の中を歩き、わざわざマリーナエリアまでやって来た理由。
これからアジア縦断をし、上海を目指すわけだけど、ここから歩き始めたいなとシンガポール行きを決めた1年以上も前から考えていた。



ここから。



そうここから。



シンガポールといえばここだろって所から。

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マーライオンから。

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シンガポールを象徴する場所、そしてシンガポール最大の名所。
日中は多くの観光客で溢れるものの、観光客がいない深夜から早朝はマーライオンの口から水が出ない事を知る。

省エネですかね。地球に優しいマーライオン。


なぜこんな時間に来たかというと誰もいないからという以外の理由はない。
旅行者の多い日中にリヤカーを引けばどうなるかは察しがつく。
好奇の目でじろじろと見られながら人ごみの中を歩くのは絶対に避けたい。

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マーライオンの口から水が出てきたのは6時35分頃。
明るくなるのを待ちながら、マーライオンや徐々に変化していく朝焼け空を眺めていると、カメラを持った観光客も一人、また一人とやって来た。

東の空から陽が昇りまた新たな一日が始まった。

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そして自分もまた新たな一歩を刻んだ。上海へ向けての一歩。
今歩いているこの道が上海までつながっている。
そんな事を思いながらひとまずは宿への6キロを歩いた。


アジア縦断始まりました。

タイは「No」と言った 

シンガポール2日目。

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観光とか街歩きとかそんなものは後回しで、まず真っ先に向かったのはタイ大使館。


タイへはマレーシアからもちろん徒歩で入国予定なのだけど、陸路入国の場合、ビザなしで滞在できるのは15日のみ。

マレーシアからタイに入国しカンボジアへ抜けるまでタイでの歩行距離は1400キロ。
1400キロを15日で歩き抜くのは不可能なので、最大60日滞在できる観光ビザがほしい。

いつもは短パン、サンダルだけど、長ズボン、トレッキングシューズで正装。
業務開始前から大使館前に並んだ。


申請用紙を記入し、パスポートと一緒に提出すると、「エアチケットを見せろ」と職員。
もちろん全行程徒歩の予定なのでエアチケットも列車のチケットも提示する事はできず、歩いている事など説明する。
多分そんな前例はなく、職員はどうするか判断できず、「変な奴がやって来た」と上司に電話。

そして現れた上司にまた同じ事を説明したのだけど、この無表情な女上司はこちらの言う事に聞く耳を持たず、「No」の一点張り。ビザ発給を拒否された。



シンガポールでのタイビザ取得が不可能となり、今後の行程も考え直さなければならなくなった。
マレーシアのタイ大使館、領事館でビザを取得するか、ビザなしで入国するか。

首都クアラルンプール(以下KL)を避け、東海岸を歩くつもりだったけど、西海岸にはKL,ペナンに大使館と領事館があり、ビザ申請ができる。さらには紀伊国屋でマレーシアのガイドブックを立ち読みしたところ、東海岸はこれから雨季で、逆に西海岸はベストシーズンだと判明。

ビザなしで入国するなら15日でカンボジアまで歩けないのは確実なので、ミャンマーやラオスに逃げ、タイに再入国する事でさらに15日滞在という事を繰り返すか。
しかしこれはとても面倒な気がする。

2年振りのユーラシア 

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宿から空港へは4キロ程。
過去3度の空路移動の際は空港までタクシーなどで向かっていたけど、コタキナバル空港へのタクシーは定額で約12ドル。
たった4キロのために12ドルは高いので歩いて空港へ。


これまで空路移動の際は自転車屋で大きなダンボールをもらい、リヤカーを入れていたけど、今回は空港までリヤカーを引いてきたので、ダンボールなど用意していなかった。
とりあえずリヤカーをたたんで、航空会社のカウンターへ行ってみたけど、全く梱包されていないリヤカーを見た航空会社のお姉さんは上司に相談。

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その上司の指示でラッピング。
5ドルかかったけど、タクシーを使うよりは安く済んだので悪くはない。

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今回はあらかじめリヤカーを含む50キロ分の荷物代を支払っていたので精神的には余裕ではあったが、気温30度超にも関わらず長ズボンの下に短パンを履き、パーカーとジャケットを着用し、ポケットの中に大量の靴下やタオルを限界まで詰めるという努力は怠らなかった。ここまでして50キロをほんの少し超過してしまったくらい。
機内持ち込みも7キロまでだけど、15キロくらいは持ち込んだ。

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そしてエアアジアでシンガポールへ。
さようならボルネオ。

ロカ岬を経てポルトガルの首都リスボンに着いたのが2010年8月の事。
あれから約2年と2ヶ月、北米を横断し、豪州を縦断し、東南アジアの島々を巡り、ユーラシア大陸へ戻ってきた。とりあえず報告だけ。