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ALKINIST -あるきにすと- ラオス

今日は休足日 

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ベトナムからサワンナケートへの9号線、ビエンチャンへの13号線。
道路、橋、学校とやり過ぎだろってくらいに日本はラオスを援助している。

ラオスだけじゃなくベトナムやカンボジア、インドネシア、東ティモールでも目にしてきたし、自分の知らないところでまだまだ多くの援助がされているのだろうと思う。
しかし本当に援助が好きな国だ。

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他国による援助はたまに見る程度で大半が日本によるもの。
あまり税金を払っていないけど非常に誇らしく思う。
アジアの仲間だし、助け合いは大事です。


こういう援助がされているのは基本的に旅行者など訪れないような田舎が主で、歩いているからこそ知る事ができたのだけど、ラオスの首都ではやたらと目にする事ができる。



ビエンチャンの市内バスは全て日本からの援助によるもので、車体に日の丸がついたまだ新しいバスが街を走っている。
"From the people of Japan"と車体にあるけど、こんなバスがラオスの首都を走り回っている事を知っているのは日本国民の0.1%もいないんじゃなかろうか。


経緯など全く知らないけど、橋や道路ならともかくバスまで支援する必要はあるのかというのが正直な感想。
実際に何台支援しているか分からないけど、街を歩いていて何度も目にするくらいの台数です。ちなみに車種はイスズ。

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今朝は散歩がてらお寺へ行ってみた。
ビエンチャンの見所としてガイドブックに載っている多くのお寺は入場料を取られるけど、唯一無料のお寺。

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お坊さんが念仏を唱えながら腕に糸の束を巻いてくれる。
現地人やタイ人に混じって便乗。

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腕に糸を巻いていただいた後は聖水みたいな水をかけられる。
皆手を合わせて祈っていたので、それと同じ様に手を合わせ祈る。


その後は心づけを少々。
タイ人は100バーツ(300円くらい)、多い人は500バーツも置いていたけど、20円くらいしか置けなくてすいません。

宿への帰路、腕に巻いていただいた白い糸の束を見ながら「20円で果たしてご利益があるのか」と考えてみる。
しかし神様はそんなちっぽけな方ではないだろうと思った直後、サンダルの鼻緒が切れた。

まあ無事に日本へ帰国できたらそれでいいです。
あとできたら中国の大気汚染をどうにかしてください。お願いします。

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さらにビザ受け取りの前にビエンチャンのシンボル・パトゥーサイへ。

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そして夕陽が沈み、1日が終わる。
今日はなかなか充実した1日でした。
さようなら今日。

ビエンチャンも明日でさようならです。

Vientiane 

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9日間歩いてのビエンチャン入り。疲労もあるし、ゆっくりと過ごしたいので物価の安い東南アジアでは基本的には個室に泊まっている。
しかしまだ早い時間だったのに10ドル以下の宿はどこも満室。

妥協して少し高い宿に宿泊する事も考えたけど、その3分の1の料金で泊まれる8ベッドのドミトリーに宿泊中。

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一国の首都であるけどビエンチャンはとても小さな街だ。
これでも新たにショッピングモールやホテルなどができたり、ここ数年は経済発展と共に建設ラッシュが続き、どんどんと変化しているらしい。


見所はパリの凱旋門を模して建設されたというパトゥーサイ。
それ以外の見所としていくつかの寺の名前がガイドブックに並ぶけど寺巡りは余り興味がない。博物館も全く興味ないし、何をしているかというと適当に散歩してゆっくり。

この穏やかでゆったりとした空気に身を任せるのがラオスでの過ごし方としてふさわしい気がするなんて言ってみるけど、それはダラダラと過ごす事への言い訳でもある。

今日はビザ申請をし、宿代より50円高い日本食を食べた。

メコン川に沿って 

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日の出前から歩く日々。
起床時間、出発時間共にベトナムからのこの1ヶ月程、全く変わっていないのだけど、ベトナムから数百キロも西へ進めば日の出が遅くなり、闇の中を歩く時間が長くなった。
そろそろ30分くらいは時間を遅らせようと思っているところ。


サワンナケートを出てからはメコン川に沿って北上。
Pak Kadingという町の辺りでメコン川は北から西へと流れを変え、国道13号線もまたここから西へと延びていく。

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メコン川に沿った道ではあるが、北上中は川を目にする事はなく、Pak Kadingを通過後、何度かメコン川が姿を現した。
タイ・ラオス間は南部のパクセーから首都ビエンチャンの先までおよそ800キロもの距離をメコン川が流れていて国境線の役割を果たしている。

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メコン川を挟んで対岸はタイ。現在は乾季なので水量は少ない。

街灯のないラオスで闇の中を歩いていたら対岸には一定の間隔で並ぶ橙色の街灯が見え、対岸というだけでこの違いは何だと思い、国力の差を感じた。

たまにメコンが姿を現せば、タイの方に目をやる。
1キロも離れていないタイ側に家が見え、車が見える。
島国育ちの自分からしてみたら川を挟んで国が変わる事が面白く思えるのだけど、そんな日常の中で暮らす人達は何か思う事はあるのだろうか。


外国人が越境できる場所は限られているが、現地人が行き来できる場所はいくつかある。
イミグレのないような所でメコンを漂う小舟も目にする。
彼らが勝手に越境したとしてもあまり問題ないような気もする。

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ラオス人は人が良いとよく聞くけど、正直なところタイやカンボジアなどと比べ、特別ラオスの人が親切だとか良いとは思わない。基本的にはどの国も変わらないと思う。

ラオスが他の国と違うのは道脇や自転車やバイクに乗った子供達から「サバイディー」「ハロー」と声をかけられ、手が振られる事か。

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特に何もないけどのどかでどこか懐かしい景色。
この何もないっていうのは思っていた以上に良く、ベトナムで疲弊した心が癒されている。

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人口密度は高くないので訝しげな視線を浴びる事も激減、テントは張りやすいし、キャンプが楽しい。唯一の不満は食堂の数が減ってしまった事かな。

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メコン川に沿ってサワンナケートから歩くこと9日。

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首都ビエンチャンに到着した。

Savannakhet 

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ラオスは何もないとよく聞くけど、本当に何もない所だ。
サワンナケートのメインストリートがこんな感じなのだから。

ビザの期限に追われたベトナムではあまりゆっくりできず、忙しくハードな日々だったのだけど、サワンナケートでは対照的にゆっくりとした日々を過ごしている。

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唯一の見所はメコン川に落ちていく夕陽。

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今日はメコン川を渡り、日帰りでタイへ行ってきた。

約2ヶ月振りのタイ。
街に溢れるタイ国旗、国王の肖像、何度もテントを張らせてもらったガソリンスタンド、セブンイレブン。何もかもが懐かしかった。

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食事も美味しい。
ベトナム人と違ってふっかけてくる事はなく、スープを飲み干したら頼んでもないのに新たに持ってきてくれ、そんな気遣いが嬉しい。



ラオスという国はカンボジアと同じく日本の支援によりインフラが整備されていたり、決して豊かな国ではないのだけど、意外にもタイ・ベトナムよりも物価が高い。
飲料や食料など、自国製は水とビールくらいで、大半をタイやベトナムからの輸入品に頼っているからだ。

スーパーマーケットすらないサワンナケートと違い、大型のショッピングセンターがあったので食料を買い込んだ。
陳列棚には商品がきれいに並べられ、品数豊富。
値段表示もなく、賞味期限切れのものが普通に売られているラオスの商店とは全く違う。
川を渡っただけなのにこんなにも違うのかと、こんな世界があるのかと思う。

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サワンナケートに戻り、スーパーで買ったサバ、ラオスのビール・ビアーラオで夕食。


ラオスの滞在可能日数は15日。
タイから再入国した事でこれまでの8日はリセットされ、15日滞在できる事となった。
首都ビエンチャンへは約500キロ。

出国拒否 

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ラオスに入った。


クラクションはもう響かず、ムチャな運転をする人もいない。
穏やかでとても快適だ。

立小便をする人も全くいなくなった。
やっと現れた立小便をする男を見て「ベトナム人みたいな品のない奴だ」と思ったら、近くにベトナムナンバーの車があった。やはりあなた達か。

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ベトナムほど人口密度は高くないので、テントを張れる場所を探すのは簡単だ。



たまに目にするタイナンバーのトラックを見ると懐かしさを感じ、なぜここにという驚きもあったけど、ベトナムよりタイの方が近い所にいるのだと気付いたのはラオス入国3日目。

タイからカンボジア、ベトナムを経てラオスまで達したわけだが、再びタイに迫っている。

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東南アジアの地形をよく把握しておらず、自分でもその都度地図を確認しないと分からないのだけど、改めて地図を確認してみるとこんな感じか。


対岸はタイ。
前日までそんな事は全く考えていなかったのに、サワンナケートの街には寄らず、メコン川に架かっている橋へ向かった。

橋を徒歩で渡れるかは不確かだったが、誰かに止められる事もなくイミグレまで歩く事ができ、パスポートに出国スタンプが押され、「いける」と思ったのはほんの一瞬の事。
パスポートは返されないままどこかに電話をかけ始め、上司らしき人がやって来て「徒歩、自転車などで橋を渡る事はできない」と言った。


「ここまで4年歩いているので歩かせてくれ」なんていうのはこちらの勝手な言い分であると十分に承知しているが、橋を渡れる可能性につながるのであればと説明。
対応してくれた職員は建物に戻り、協議してくれたようだけど最初の言葉が覆る事はなかった。

「徒歩でタイへ渡りたいならビエンチャンまで歩き、そこからタイへ入国できる」という彼に「ビエンチャンは遠すぎる」と言ってみたが、「これまでの4年に比べたら近いものではないか」と返され、これ以上何も反論できなかった。

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出国スタンプが押されたパスポートには「CANCELLED」と押され、徒歩での出国拒否、出国キャンセルされてしまった。



久々にサイクリストと会った。

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フランス人とドイツ人サイクリスト。
うち2人はシェムリアップで自転車を購入し、荷台にバックパックを載せて走っている。

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しばらく歩いたところでニャチャンで出会った彼らと3週間振りの再会。
ベトナムの高地からラオスへ入り、中国へ向けて北上中。