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ALKINIST -あるきにすと- 中国2013
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上海市入り 



10キロ少し歩いて8時30分、上海市内へ入った。
上海へ入った事を教えてくれるモニュメントも看板も何もないけどこれだけあれば十分だ。


上海人民広場 81KM


2009年に歩行を始めた場所が人民広場。
そして現在目指している場所が人民広場。



人民広場到着は9日だが、今日、明日で歩行は実質終了となる。
最後くらい楽に終わらせてくれよと思うのだけど、4年半振りの上海入りを祝ってくれるのではなく、嫌がらせのような悪天候だった。

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夕方ほんの一瞬、20分程雨が止んだ程度で、路上にいた12時間は延々と雨が降り続けた。昼以降は雨脚が強まって豪雨。さらには強風に苦しんだ。
折れたり、倒れた木を何度か目にし、持っていた傘も折れた。

最初は水たまりを避けるように歩いていたけど、穴の開いた靴はすぐに濡れ、その後は躊躇なく水たまりに足を入れるようになった。


過去4年半、ここまでの悪天候に見舞われた事は数えるほどだけど、最後の試練だったかなと思う。そういえば2008年末に上海入りした日も雨だった。

100 

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中華人民共和国、国道320号線。
中国で5番目に長い国道で、上海からミャンマー国境まで3748キロもの距離がある。


そんな国道の上海から100キロの所に設置された石標なんて多くの人には何の意味もなくて、興味もないに違いないけど、徒歩や自転車など、人力で移動するものにとっては節目の場所であり、中国人サイクリストが書いたと思われる記念の落書きでいっぱいだった。

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もちろん自分にとっても特別な場所なので記念撮影をしておいた。


上海まで100キロ。
地球一周まで100キロ。

桐郷 

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今日は68キロ歩いた。
上海まであと130キロ。


予定通り桐郷まで歩くも、すでに闇の中。
桐郷は予想を遥かに超える大きな街で、もちろんホテルはたくさんあるけど、どれも高そうなホテルばかりで安宿は見つけられず。

ブティックやレストランが並ぶ大通りをあてもなくリヤカーを引いて歩いた。
多少高くてもお金を出せばホテルには泊まれるし、切羽詰った状態でもないのだけど、ちょっと今回はまずいかなと、とりあえずこの街を抜けてしまおうと思い始めたところにこれまでのホテルとは外観が明らかに異なる安宿が数軒現れた。

しかし先日も書いた通り、外国人という理由で2軒の宿から宿泊拒否。
懲りずに最後の宿へ行ってみれば、身分証の提示を求められ、日本国旅券を見せたけど何とか問題なく泊まる事ができた。

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その名も星宇宙賓館。
ありがたい。

杭州 

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省都・杭州にいる。

陽朔以来、1ヶ月振りに欧米人旅行者を目にした。
ただの省都なのになんでこんなに旅行者が来るのかと思っていたけど、宿近くにある西湖の文化的景観が世界遺産に登録されていると5分前に知った。

あと元サッカー日本代表監督の岡ちゃんは現在この街のチームを指揮していたりする。

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明日出てしまうのに全然観光してない。



ロカ岬にバンクーバー、ダーウィン。
それぞれの大陸に目指す場所があった。
そこへ至るまでに目指す国や街、村がいくつもあった。

そんな場所で疲れを癒し、リフレッシュしてまた新たな場所を目指し歩いてきた訳だけど、今日は最後の休足日だった。

明日からはもう上海だけを目指して歩く。

富陽 

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ここ数日はまた天気が良くなくて肌寒い。

昨日に続き、今日も雨。
強い降りではないけど、延々と降り続ける雨。
日に日にぼろくなっていき、靴底やつま先部分に穴が開いた靴で耐えられる訳なく、雨水が靴の中に浸透してとても不快。しかし7足目のこの靴で上海まで歩くのである。


石亭の食堂の主人にもらった傘をさした。
これまで折り畳み傘なんてものも持ってなく、雨が降ればレインウェアを着用していたけど、取り出すのが面倒だし、パンツを穿くにもいちいち靴を脱がないといけないし、4年超も歩いてきて今更ではあるけど傘の方が優れているのではと思う今日この頃。

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そういえばカナダで会ったJeanも傘だったなと思い出した。



浙江省に入ってからは宿泊拒否に3度あった。
日本人だから嫌がらせを受けている訳ではなくて、省政府の方針なのか外国人の宿泊が認められていないのだ。色々と面倒だ。

建徳 

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最後の省である浙江省に入った。

今は中国の地図帳を持っていて、省境を越える度に新たなページをめくってきたけど、浙江省のページには隣接する上海市も記載され、いよいよだなと実感。

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現在は国道320号線を歩行中。
320号線は上海が始点の国道。
1キロごとに設置されているこの石標の数字が上海までの距離である。

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石標に地図帳などで常に上海への距離は把握しているけれど、いざこうして上海への距離標識を目にすれば、熱いものが込み上げてきた。

けど、この上海への距離は間違ってる。
上海の外れならともかく、中心部はさらに60キロは遠い。

横峰 

昨日、一昨日と夜間に降雨。
こんな日にテントでなくて良かったと心から思う。

今朝は濡れた路面にどんよりとした灰色の空。
7日程前までは連日の雨に見舞われていたが、その後一転して酷暑続き。
強い陽射しを浴びながら歩いていると肌寒い雨の日が恋しくも思えるけど、雨が降りそうな空には不安を感じる。

幸い雨は降らず、昼頃から青空が見え、強い陽射しの中を歩いた。

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未舗装区間が約5キロ。
昨夜の雨で地面はぬかるみ最悪な道。


今日は67キロ歩き、横峰へ。
上海への予定歩行日数は残すところ10日。

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今日の宿は今回の中国滞在で最も高い宿。
疲労に足の痛みも少しあり、安い宿を探すために歩き回る気にならなかった。

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朝食は牛肉粉。昼食はバナナ。
途中アイスなどを食べ歩き、夕食はインスタントラーメン。