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ALKINIST -あるきにすと- フィリピン

バギオ10日目 

4万キロを歩いたけれど、わずか200キロのバス移動が苦痛です。
12時間歩き続ける事は簡単だけど、6時間もバスに乗るのは苦痛です。
6時間もバスに乗り続けるなら、4日かけて歩く事を選びます。

けど今は歩けないのであります。



バギオ10泊目。
1泊700円の宿の居心地はまずまず。
200キロ圏内には2つの世界遺産があるけど、結局私はバギオから動けなかった。

やる気がないからではなくて興味がないから。
いや歩けないのならやる気もないです。

毎日の様に「明日こそは出よう」と思うも、一夜明ければ腰は重い。
6時間かけてバスで世界遺産を見に行くなんて拷問なのです。
世界遺産の街をバスで訪れるよりはリヤカーを引いて名前も知らぬ小さな村などを素通りする方が満たされるのです。


6月末までの宿代を支払いました。
台湾は本気出します。

来週は台湾 

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起床後に外の様子をうかがえば、今日は珍しく快晴。
雨季の今、これだけ陽を浴びる事はめったになく、宿で過ごすのはもったいなく散歩。
久々の陽光はとても気持ち良く、公園のベンチで昼寝でもしたかったけど、ここはフィリピン。そんな事できるはずもない。

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足を運んでないところなど、あてもなく2時間半歩いていた。

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これまでにない快晴だったけど、宿で昼食をとり、ゆっくりしていたら一転してこれまでにない豪雨が降り始めたので宿に引きこもった。


台湾の歩行ルートやスケジュールが決まりつつある。
縦断ではなく1周。歩行距離は最大1200キロ程。
時間に余裕がある訳ではなく、フィリピンで無駄にダラダラと過ごしている時間がもったいなくも思える。フィリピンでは何もかもがうまくいかなかった。

ちょうど1週間後、台北へ飛ぶ。

私はバギオから脱出できるのだろうか 

早起きしてブラジル-イタリア戦を観戦予定も寝坊。8時起床。
日中唯一のバスも8時発なので当然乗れるはずもなく。
ていうか朝は少し雨が降っていたし出発する事はありませんでした。

さらに本当の事を言うと昨夜のうちに延泊を決め、宿代を払ってしまっていたので、出発する気は全くありませんでした。

フィリピンで過ごせるのはあと7泊。
残り7泊バギオで過ごすか、予定していた所へ小旅行をしてくるか、悩ましい。
リヤカーを引いて歩けないのでやる気は全くない。

また無駄に南米について調べて妄想したり、昼寝をしたり、動画などを整理して過ごす。



バギオ5日目 

バギオ5日目。

雨季の今はどんよりとした灰色の雲が空を覆い、連日の雨。
しかし今日はわずかな時間ではあったけど青空が見え、久々に陽を浴びた。
こんな貴重な天候を逃すのはもったいなく、少し街を散歩してみる。

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メインストリート。

右側に写っているジョリビーはマクドナルドでさえも勝てないファーストフードのシェア第一位なのだとか。ジョリビー、マクドナルドがやけに多い。

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ダウンタウンのさらに奥、もっとディープな所へ足を延ばしたいというのが旅人の心情。
大通りから細い路地に入っていき、さらに奥へと進んでいく。
次第に建物もぼろくなり、雰囲気も悪くなる。
よそ者の自分に対する現地人の視線を感じる。
「そろそろやばいんじゃないですか」と第6感。それに従って引き返す。

常に周囲に気を配り、緊張感を持ち続けるというのも精神的に疲れるし、面白くない。
こういう国でリヤカーを引きながらの時速5キロの移動というのは狙われやすく、リスクが高い。治安が悪い国というのは本当に嫌です。



2012年の殺人事件が15010件,強盗事件が68956件(乗り物強盗を除く)

南米について調べていたら出てきた衝撃の数字。
シリアとかイランとか、反米政府の国の人達はとても親切で穏やかで、良い印象を抱いているので、ならば反米大統領のチャベスがいたベネズエラも良い国ではと思ったら、とんでもない国だった。

ベネズエラ回避決定。

明日もバギオ 

冒険という言葉が安っぽく氾濫する現代、冒険家を名乗る人は数あれど、認められるのはごく僅か。
面識はないけどニュースなどで7年くらい前から知っていて、リスペクトしている本物の冒険家にコンタクトをとってみた。
用件は「ダリエンギャップ」について。


ダリエンギャップ
コロンビア・パナマ間の国境地帯。
ゲリラの潜伏地帯であり、道路はなく、道なきジャングルがあるのみ。


メールでやり取りしただけだが、貴重な経験を聞かせていただいた。
かなりハードらしいが、すでに彼が歩いて前例はあるし、可能性がある事が分かったのは収穫だった。

ダリエンギャップも含め、午前中は実現可能か分からない、やる気があるようなないような次回の遠征についてルートなどを調べてみた。あくまで暇つぶしに。


南北アメリカ大陸を縦断して24000キロ。

12000キロだった東ティモールから上海までの行程の2倍。
北米東端から豪州、東南アジアを経て上海へ至るまでの距離と同距離。
途方もない距離だけど、すでにこの距離を体感しているのは大きい。

基本徒歩、全行程を人力。どうせならさらに先も目指したい。

今はまだ妄想の段階だけど、妄想が1番楽しい。
とりあえず南米ノートを作った。

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今日のうちに移動するつもりで早起きをして、シャワーも浴びたものの、雨が降り始めたので移動は中止。
リヤカーを引いている時は雨だろうと雪だろうと歩き続けるけど、バスターミナルまでのわずか20分、雨の中を歩きたくはなかった。


歩いている日と足を休める日。
リヤカーがあるのとないのとでは全くの別人のよう。

こち亀の本田がバイクに乗って人が変わるかのように、歩いていない時は覇気がなく、やる気もなく、だらけてしまう。部屋から一歩も出ずに過ごすとか余裕です。
だからリヤカーを引いて歩いている時の方が精神的にはずっと良いのです。

朝の便を逃せばあとは夜行のみ。
夜行バスで移動するつもりはなく、延泊決定。
宿代の300ペソを支払った。
明日も出るのが億劫になってさらに300ペソを支払った。

Baguio 



どの銀行にも銃を持った警備員が3人くらいいて、ショッピングモールの入口も同様で金属探知機によるボディチェック、荷物もチェックされる。
パン屋や靴屋にも警備員が常駐していて、街には物乞いが多く、街角に警備員が立ち、治安を維持している。

これまでの4年半に訪れた国や街はどこも平和な所だったのだけど、その差が凄まじく、平和ボケした自分には軽くショックな場所。
とても物騒な所なようで、来る場所を間違えてしまったなというのが率直な感想。
街の空気に触れ、気を付けないといけないと第6感が働くも、これまで接したフィリピン人は皆親切であった。

これでも今いるバギオはフィリピンの街の中でも治安は安定しているとの事だけど、「暗くなった後、街を歩いても問題ないか?」と宿のスタッフに尋ねたところ、「ノープロブレム」という言葉は返ってこなかった。

中南米っぽいかもしれません。中南米は未訪だけど。



厳しい冬が迫った晩秋のカナダだったり、酷暑の豪州中央部だったり、無計画なので訪れる時期を誤ってばかりなのだけど、現在のフィリピンも雨季に入った辺りで、朝から降り続ける雨を見ながら、またしても来るべき時期を誤ってしまったなと反省するばかり。

近日中に別の山地へ移動します。
尚、懸念していた問題はリヤカー製造元のナガノさんと台湾の知人による協力で解決する目処が立ちました。

ASEAN 

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インドネシア

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マレーシア

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ブルネイ

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シンガポール

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タイ

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カンボジア

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ベトナム

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ラオス

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ミャンマー


そして現在フィリピン
狙っていた訳ではないけど、気が付けばアセアン加盟全10カ国を訪問していた。
フィリピン経由で台湾へ向かうのは理由がないようで実はあって、しかしあまりにどうでもいい理由なのでここには書かないのである。