ブックマーク
ALKINIST -あるきにすと- 台湾

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

林口 

台風が過ぎ去った翌日、「もう1泊していけ」と高さんは言ってくれたが、予定通り北海岸を経て台北を目指すならこれ以上は足を止める事ができなかった。
残り100キロ程、最後はびしっと終わりたくて、出発する意思を伝えた。

IMGP1216_R.jpg

基隆でお世話になった方々がに見送りに来てくれ、最後に皆で写真を撮って出発するも、30分程歩いたら激しい雨が降り始め、長時間の雨宿り。
不本意ながらもう1泊お世話になる事になってしまったのだけど、台湾で出会った多くの人の中で最も強烈だった高さんともう1日過ごすのも悪くはない。

IMGP1153_R.jpg

水里、霧社、合歡山、そして基隆と高さんがやって来ること4度。
あまりにメチャクチャでここに書けない事が多いけど、とにかく楽しく、ぶっ飛んだ人だった。

高さんの着ているシャツには自分の名前が書かれているけど、これはぼくが書いたものではなく、高さん自ら書いている。

基隆で待ち合わせたコンビニでは入ってくるなり、大声で見知らぬ買い物客に「こいつは歩いて地球一周している日本人なんだぜ」と説明。
コンビニに限らず、食堂や市場など至る所で連日何度もあって恥ずかしかったけど、「Nice to meet you」と最後に高さんが言ってくれたように、自分とってもまた最高の出会いだった。

IMGP1248_R.jpg

時間がなくなったので、最短ルートで30キロ歩いて台北。
安宿の主人が歩いている事をやけに褒めてくれ、タダで泊めてくれた。感謝。

台湾では与えられ、助けられる毎日だった。
楽すぎて、楽しい事ばかりで、物足りないなと思い、こんなのでいいのかと自問する事も少なくなかったけど、最後くらいは楽に終わってもいいんじゃないかと途中から割り切った。

IMGP1328_R.jpg

台北に2泊し、ジェフの待つ林口まで最後の歩行。
詳細な道路地図は持ってなく、道に迷う事は必至と思っていたが、迷う事なく完璧だった。

IMG_3592_R.jpg

そして帰還。
台湾での総歩行距離は1517キロ。
特に何を思うでもなかったけれど、帰国前の歩行はこれで終わりなのだと後に気付く。
とりあえず無事に歩き終えて良かったなとしみじみ思う。


素晴らしいホストのジェフ・ミッシェル夫妻には感謝の気持ちで一杯です。謝謝。
台湾中でお会いしたジェフの友人、人情味あふれる台湾の皆さん、本当にありがとうございました。

スポンサーサイト

基隆 

IMGP1132_R.jpg

再び台風がやって来た。
最接近する前日になってようやく知ったのだけど。

基隆に到着後、用事があったのでラップトップを広げたところ、いつもお世話になっているジェフからメールがあり、基隆で大きな祭がある事、これまで3度お会いした高さんがこちらへ向かっていて台風も近付いているので高さんの家に泊まればいいとあったので、高さんと再会、祭も少しだけ見て、そして台風による足止めをくらう。

それにしても台湾滞在中に2度も台風に見舞われるとは・・・

IMGP1187_R.jpg

今日は大雨、強風の中、九份という観光地へ連れて行っていただくも、こんな悪天候の中観光などすべきではないです。

澳底 

IMGP1061_R.jpg

今日という日を思い返せば、まず「暑い」というワードが真っ先に思い浮かぶ。
さらに思考を続けても「暑い」「暑い」「暑い」と続き、その後ようやく「海」というワードが思い浮かんだ。
特筆すべき事はないし、写真を撮ってもいない。

強烈な陽射しを浴びながら海沿いの道を歩いている。
この辺りは自転車専用道路があり、同じ海沿いでも清水断崖とは全く異なり、安全な道。

IMGP1075_R.jpg

今日は47キロを歩き、公園にテントを張った。
道路を挟んで向かいには小学校なのだけどあまりに暑いんでテントではパンツ1枚で過ごしている。
日本なら不審者どころか露出狂の変質者として通報されるに違いないけど、台湾人は優しく放置してくれている。見て見ぬフリというやつかもしれないけど。

テントを放置して食事をとりに出かけるなんて平和な台湾だからこそできるんだな。

IMGP1034_R.jpg

昨日は往路でも立ち寄った礁渓という温泉の町で午後を過ごし、チューハイを持ち込んで温泉を楽しんだ。

冬山 

IMGP1017_R.jpg

歩行開始早々から崖上への上り。
およそ20キロ、アップダウンを繰り返し、2つ目の上りでは足を止める回数がやけに多かった。

IMGP1026_R_201308171626450ee.jpg

昼前の時点で疲労困憊。
さらには酷暑もあってぐったり。

派出所で冷水を補給後、木陰で冷水を口にするも、太陽の下を歩く気力はすっかりと失せ、そのまま2時間程派出所に居座ってしまった。34キロしか歩かず。

南澳 

無事に山越えを終えた翌日は台湾最後の大きなヤマ場を迎えた。

IMGP0924_R.jpg

皆が「デンジャラス」と口を揃え、ルート変更をすすめてきた。
途中出会った徒歩旅行者は「ここは避けるつもりだ」と言った。

嫌な予感があったので往路はギリギリのタイミングでここを避け、ルートを変更したのだけど、その後花蓮から車で下見に連れて行ってもらった。
道は狭く、カーブが連続するのだがそれ自体は問題なし、トンネルさえ気を付ければ何とか歩けるだろうと判断。復路はこの清水断崖を歩こうと決めたのでした。

IMGP0877_R_201308162040441f7.jpg

1460メートルのトンネル、トンネル内のカーブなどについては下見をして把握。

より安全に歩き抜くために、早朝出発を決め、5時半より歩行開始。
最初のトンネルまで思ったよりも遠く1時間程時間がかかってしまったのは誤算だったけど、その後時間が経つにつれ大型バスなど激増したので早朝出発をして正解だった。

IMGP0943_R.jpg

歩道も一応あるけどリヤカーを引いて歩くには狭すぎるので、片輪を歩道にのせ、もう片輪を車道に落としてゆっくりと進む。
急ぎたいけどアンバランスなので慎重に進まないと車輪を壊す可能性があった。

少しずつ大きくなり、近付いてくる後方からの走行音に心底恐怖する。
前後から大型車がやって来てすれ違う瞬間なんて最悪としか言えない。
こんな写真を撮ってる場合じゃないのだ。

IMGP0951_R.jpg

今日通過したトンネルの総距離は7キロくらいあった。
狭くても歩道があればまだ安心感があったけど、歩道すらないトンネルもいくつか。

上述した通り、前後から大型車が最悪なタイミングでやって来る事も何度かあり、後方からの大型バスを停車させてしまったり、猛スピードで大型車が真横を走り抜けたり。

IMGP0905_R_201308162040582ae.jpg
IMGP0970_R.jpg

清水断崖と呼ばれるところは10キロ程、さらにその後の5キロがトンネルが連続する危険地帯。
断崖絶壁からの景色は最高なのだが、リスクを冒してまで楽しむ景色ではないかなと。

1081976_656127997731903_848755204_n_R.jpg

今朝は花蓮から20キロの所にいたものの、あえて連絡はしていなかったけど、以前花蓮でお世話になった方と偶然にも再会。

IMGP0961_R_20130816204151f9f.jpg

食堂のご主人は無料で食事をとらせてくれ、夕食用にも料理を包んでくれたし、他の方々からもドリンクの差し入れがあった。謝謝。

富世 

一昨日までの4日間は1日20キロも歩かず、総歩行距離は57キロ。

昨日は一気に下って41キロ。
往路に続き、2度目の太魯閣。どれだけの勾配でどこに何があるかなど分かっているので、新鮮味はなく、通常の時速5キロのペースなら8時間かかるところだが、一気に7時間で歩き抜いた。

予定通り天祥まで。
前回と同じ食堂で食事をとり、前回と同じく派出所で充電させていただき、湯をもらってコーヒーを飲み、前回と同じ場所にテントを張る。
何もかもが同じだなと思っていたら、雨が降り始めた。これもまた前回と同じ。

IMGP0798_R.jpg

今日もまた引き続き往路と同じ道を歩いた訳だけど、景色が良いので楽しめた。

IMGP0725_R.jpg

1200メートルもの距離がある九曲洞トンネル。
こんな大きな岩壁によくトンネルを掘ったものだと感心する。
排ガスで充満するトンネルを避け、遊歩道を歩きたかったが現在閉鎖中。
数ヶ月前に中国人が落石で亡くなったと聞いた。

IMGP0731_R.jpg

トンネルの非常口が遊歩道につながっていたので少しだけ覗いてみたら落石だらけのひどい状況だった。

IMGP0821_R.jpg

太魯閣の入口にある鳥居で記念撮影をして、楽しかった山越えは終了。

IMGP0842_R.jpg

午後は洗濯をして、すぐにテントを張った。
手持ちのシャツが尽き、上半身裸で洗濯機が洗い終えるのを待った。

碧緑 

IMGP0555_R_20130813181840181.jpg

高さんと昨夜お世話になった蘇さん。

IMGP0441_R.jpg

高さんは玉山国立公園を抜けた翌朝、差し入れを持って現れたのが最初の出会いなのだが、その後も2度お会いし、いつも差し入れにてんぷらとビールを持ってきてくれる。
蘇さんを紹介してくれたのも、水里、霧社で友人を紹介してくれたのも高さん。
昨夜は友人がいる派出所でシャワーを浴びさせていただき、夕食もごちそうになった。
ものすごくお世話になった。



「この先何もないからしっかり食べていきなさい」と蘇さんは朝食を用意してくれ、ビスケットなどを大量に持たせてくれた。
もちろん何もない事は分かっていて、それに備えての準備もしてあるのだけど、ご厚意を断る事ができず、また食料が増えてしまった。謝謝。

これ以上ラーメンは不要なので断り、先日もらったものと自分で用意した計10袋のラーメンを高さんにもらっていただいた。

IMGP0660_R.jpg

山はあと1日半で終わるというのにこれまでいただいた差し入れが多く、まだこれだけの食料が残っている。食わねば。

IMGP0580_R_2013081318184337d.jpg

これから歩く太魯閣国立公園は往路でも歩いているので2度目。
地形とかどこに何があるかなどは把握している。

IMGP0645_R.jpg
IMGP0650_R.jpg

再び歩く事を楽しみにしていた断崖絶壁の道は雲が多く最高だった。

IMGP0668_R.jpg

ここを逃せば屋根のある場所は20キロ先なので、今日もまたわずか15キロで昼過ぎに早々に歩行を切り上げた。
現在標高2100メートル。あとはひたすら下るだけ。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。