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ALKINIST -あるきにすと- コロンビア

Pasto 

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朝、お礼を伝えて出発しようとDavidに声をかけると「朝ご飯食べていきなよ」と彼。
お言葉に甘えさせていただく。何から何までありがとう。

昨日の続きの上りから始まる。
一晩足を休めたものの、疲労が残っておりやや足が重い。
3200メートルまで上り、前々日から1400メートル続いた上りは終了。
ここからしばらく下り。

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パストへの道とパストを避けてポパヤンへ至る道とがあり、街を抜けるのは面倒なので後者を選択。

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遠くからパストを見下ろす。なかなか大きな街だ。

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緩やかなアップダウンを繰り返しているうちに徐々に天候が崩れ始め雨。バス停に避難。

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隣に食堂があったので昼食をとっておく。

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その後雨が強くなったので雨具を着用し、歩き続けていたら目の前にトンネルが立ちはだかった。手前の電光掲示板には「徒歩・自転車は通行不可」という表示が出ている。
何とかなるだろうと前へ進んだところ、トンネル入り口に常駐している警備員がこちらへやって来て「トンネルを歩く事はできない」と言われた。

「ああそうですか」と引き下がるわけにはいかず、「アルゼンチンからずっと歩いているんですよ。なんとかなりませんか」と説明し懇願。警備員はどこかへ電話をかけはじめる。

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しばらくして現れたのがこの車。
トンネルの逆側の入り口からやって来た。
荷台にリヤカーを載せてトンネルを通過してくれるらしい。
「リヤカーなしなら歩いても大丈夫?」と期待を込めて尋ねたが、彼らの答えは「NO」。

ルールだから仕方ないのだけど。自分にはどうする事もできないし、車に乗ってしまえばいいんじゃないかという気持ちも芽生えたのだが、結局トンネルを迂回する道を歩く事に決めた。
パストの街まで下り、山を上ってぐるっと回ったところで、このトンネルからの道と合流するらしい。あまりに面倒で考えただけでやる気を喪失してしまう。しかも雨だし。

「トンネルなら1.7キロ。迂回路なら30キロ」と警備員は紙に書いて説明し、「車に乗って行こうぜ」と言った。
迂回路を選ぶことがどれだけ馬鹿らしいかは分かっているけど、やはり歩ける道が存在するなら動力に頼る事なくそちらを歩きたかった。

トンネルに背を向け、パストへ向かう。
本当に馬鹿馬鹿しいけど、清々しくもあった。
改めて自分の歩くのだという強い気持ちを再確認できたのは良かったなと思う。

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警察が「危険だ」と教えてくれたスラムを足早に抜け、パスト中心部を素通り。
そして迂回路の山を上る。

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峠を越えたところでまた雨が降り始めたので民家にお願いして屋根下にテントを張らせてもらう。

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温かいスープと紅茶を持ってきてくれた。
コロンビア人のやさしさを感じる毎日。

上りと雨 

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歩行距離を稼ぐためにも早朝出発したいのだが、朝から雨。
出鼻をくじかれた感じで、二度寝。これなら1日中雨が降り続いて今日が休みになればいいのにと思ったが、雨が止めば歩かないわけにはいかず9時過ぎより歩行開始。
2キロも上り続ければ、眼下には昨日テントを張った小屋がある集落が見えた。

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山間の村。
最初の9キロで500メートル高度を上げたが、ここから足を止め、座り込む回数が増える。
座ってから100メートルも歩かないうちに地面に腰を下ろしてしまう。何度も足を止め、また歩くを繰り返した。

追い打ちをかけるように雨が降り始め、上りと雨という最悪な組み合わせ。
振りが強くなったところで民家の屋根下に逃げ込み、30分雨宿り。
そしてまたしばらく歩いたところで雨。民家の屋根下に逃げ込む。
この日はひたすら上りが続き、高度を1000メートル上げたが、3000メートルの雨は冷たく寒い。

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十分なスペースがあるとは言えない屋根下で寒さに震えながら雨が止むのを待っていたら「こっちはもっと広いからおいでよ」とこの家の子供David。

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もう16時だし、雨は依然降ってるし、上りに疲れていたので、もう歩きたくないと思い、テントを張らせてもらえないかお願いしたところ快諾してくれた。19キロしか歩けず…。

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テントにいるとDavidが熱い紅茶を持ってきてくれた。冷えた体を温めてくれる。

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さらにはご飯まで。
テントを張る際は地面を掃いてくれ、イスが少し濡れていたらそれを拭いたり、12歳とは思えないすごく気配りの出来る子供だった。

夕食を作る必要がなくなり、寒いし、疲れてるし、やる事もないので18時に就寝。

コロンビアの歩行開始 



国境の町イピアレスで1日半休養を取った後、コロンビアの歩行を開始する。

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とりあえず目指すは314キロ先のポパヤン。

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この先厳しい上りが待ち受けていることを考えれば全然楽観できないのだけど、絶景に溜息。コロンビアのアンデスも素晴らしい。

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唯一の難点は道が狭い事。
切り立った断崖に造られた道路なんでしょうがないのだけど、カーブが連続する中、トラックやバスの通行も多いので少し怖い。
イピアレスから1000メートル下り。その後上りに変わるのだが、きつくて全然歩けない。
足を止める回数が増え、道脇に座り込む。さらに上の方に続く道路が見え、戦意喪失。

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車の整備工場の小屋を借り、テントを張る。
46キロと歩行距離自体は歩く事ができるのだけど、上りに慣れるにはまだ時間がかかりそう。