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いざカザフへ
なんだかんだで1ヵ月半近く足を止めていたものの、
今夕、カザフスタンビザを受領予定。
それにより、全てが整い、明日より歩行を再開。
歩行再開に備え、バザールにてマドルガピークを補修。
靴を見せ、トントンと靴底を叩く仕草で、靴を修理したい事を伝え、修理屋へ案内してもらう。
靴底の修理はできなかったものの、最近気になっていた糸のほつれを修理。
針と糸を使い、器用に縫い合わせていく職人はまだ21才。
あっという間に計4ヶ所を直してくれた。
カザフスタンの地図、テント設営の際に使う金槌も準備。
金槌は衝動買い。
ただ、ペグを打つ際、手頃な石がその辺にない事もたまにあるので。
コーヒーに紅茶、ラーメンに米。
食料もしっかりと揃える。
髭を剃り、近所の床屋で髪も切る。
準備は整った。
今後、キルギス内を100キロ歩き、カザフスタンの青空の下へ戻ります。

<写真>
ビシュケク滞在中、毎日通い、お世話になった日本センター。
本やDVDを借り、日本の新聞もここでチェック。

<写真>
スイス人のバックパック。
こういうのを見ると、なんか嬉しい。

<写真>
こちらでは1本からタバコを買うことができる。

<写真>
スイカ屋。
車のトランクにはスイカがたくさん。
カザフロード
プッツリと切れてしまった絹の糸。
シルクロードはもう終わり。
今後はカザフロード。
総距離2089キロ、歩行期間2ヶ月。
カザフスタンを縦断、ロシアを目指します。
カザフスタンの地理に詳しい人じゃなきゃ分からないと思うけど、今後の予定。
ビシュケク→タラズ→シュムケント→トルキスタン→クズルオルダ→アラル→アクトベ
ヤマ場はアラルからアクトベ手前までの400キロ。
地図を見る限り、何もない。
本当に何もない
※カザフスタン3ヶ月ビザが取れた場合、アクトベの西、ウラリスクまでを歩き、ロシアへ向かうつもり。
ラブレター
どんな文面がいいかなと、あーでもない、こうでもないと頭を悩ませながらラブレターを書く。
丁寧に、想いが伝わる様に、筆に願いを込めながら。
「カザフスタンの事が大好きなんです」と。
宛先は在キルギス・カザフスタン大使館・領事。
性別不明、多分男性。
これから歩く事になるカザフスタン、
広大な面積を持つこの国を歩き抜くために、できれば3ヶ月ビザがほしい。
現在考えているルートの総距離・およそ2500キロ。
どう考えても3ヶ月ビザが必要。
インビテーションがあれば、容易に3ヶ月ビザを取得できるも、旅行代理店を回った結果、100ドルもかかってしまう事が判明。
ロシアビザにけっこうなお金を支払ったので、これ以上の出費は抑えたいところ。
ビザなんてものは領事の裁量により、可否が下されるものだと思うので、思い切って手紙を書いてみた。
思い切りカザフスタンへの愛を書き綴り、ビザの申請用紙と共に提出。
それを読んだ窓口のお兄さんは「ハラショー」と一言。
君に気に入られてもしょうがないんだけどと思いつつ、「ラフマット」とお礼を言っておく。
彼曰く、「多分3ヶ月は無理だろう」との事。
恋の行方は非常に厳しいものの、可能性はゼロではなく、恋の成就を願うばかり。
尚、3ヶ月ビザが取得できなかった場合、別ルートを2ヶ月で歩く予定。
それにしてもビザ代無料なんて素晴らし過ぎるぞカザフスタン。
「ロ」から始まるどっかの国も見習うべきです。
もう少しビシュケク
先日まで26連泊していたNomad's Home。
アルマティから戻り、27泊目のチェックイン。
今回は庭にテント。
隣のテントはスウェーデン人サイクリスト。
現在はイスラエル人がお隣さん。
6月中旬頃は、宿泊客が自分一人なんて事もちょくちょくあり、決して多くの旅行者が滞在しているわけではなく、のんびりとしたこの雰囲気を気に入っていたものの、一転。
アルマティから戻ってみれば、欧米人がわんさか、ウジャウジャ。
ビシュケクを出れば、しばらく旅行者とは会わない静かな日々が続くわけで、
そう考えると、騒々しい現在の状況も悪くはないかなと。
しかし、余りに滞在者が増えたため、
今はこんなものまで張られています。
お前ら、うっさいから22時以降は静かにしやがれとの事。


<写真>
オーストラリア人のおばちゃんに誘われてビシュケク郊外のアラ・アルチャ自然公園へ。
キルギスって自然豊かな国です。

<写真>
なんだかんだでキルギスには1ヶ月滞在しているものの、ビシュケクだけしか知らない。
生活圏も非常に狭く、限られている。
そんな生活圏の一部、アラメディンバザールはちょくちょく訪れる。
ここではしょっちゅう職質を受ける。
キルギスの警察ってタチが悪い。

<写真>
もうスイカの季節。
バザールにも大きなスイカが並ぶ。
1つ3ドルくらい。

<写真>
暑いので昼からビールを飲み、怠惰な一日。

<写真>
バキエフ。
街でよく見かけるけど、何者かは不明。
今後のルート予定
キルギス
カザフスタン
ロシア
ウクライナ
モルドバ
ルーマニア
ハンガリー
クロアチア
スロベニア
イタリア
フランス
スペイン
ポルトガル
トルクメニスタンビザの取得をあきらめ、カスピ海を北から迂回するルートをとる事に。
同宿のロシア通イスラエル人よりロシアからカフカス諸国への通行は不可能と教えてもらい、ロシアからのアゼルバイジャン入りは断念。
とりあえずロシアからのウクライナ入りは確定。
早くも欧州突入する事になってしまいました。
その後どういったルートでロカ岬を目指すのか、もう少し検討の余地はあるものの、シェンゲン協定を考慮すれば、恐らくは上記ルートを柱としたものになるかと。
冬のヨーロッパって寒そう。
ロシアビザ
住所不定・無職・28歳・独身。
怪しげな肩書きがずらりと並ぶ現在。
無職のくせに生意気にもロシア6ヶ月マルチビジネスビザを取得。
ビザ申請時、代理店に顔写真を渡すのを忘れていたものの、
そこは百戦錬磨のロシアンエージェント。
パスポートの顔写真から写真を作り、スーツ姿に合成してくれていた。
お姉さん、グッジョブ!
パスポートの顔写真っていかにも無職っぽいものの、スーツ、ネクタイ効果で、ビジネスマンっぽく変化。
それにしても、ビザ取得にこんなにも時間とお金を費やしたのは初めて。
インビテーションの手配からビザ取得まで40日超。
お金も随分とかかりました。
ぶっちゃけた話、5ヶ月滞在した中国での滞在費の半分以上。
守銭奴ロシアとその手下のロシアンエージェントに貢ぐ。
何はともあれ、無事ロシアビザを取得できた事に安堵。
ロカ岬へと続く道がつながった。
空模様
朝起きて、窓から空を見上げれば、どんよりとした曇り空。
昼前の外出時には、雲一つない快晴に変わり、
1時間もすれば、突如雲行きが怪しくなり、ザーっと雨が降り始める。
そしてまた気持ちの良い青空が広がり、ザーっと雨が降る。
予測不可能なアルマティの空。
ここ1ヶ月程のぼくの頭の中も似た様なもので、
当初予定していたのがシルクロードルート。
トルクメニスタンという大きな壁に行く手を阻まれ、
ロシアビザを手配し、カスピ海を北から回るルートを考えるも、
ビシュケクの代理店をしつこいくらいに回って、もがいて、あがいて。
で、一度はあきらめたつもりが、でもやはりあきらめきれなくて。
イランビザを取得したらシルクロードへ向かおうと思っていたのだけれど、
ちょっと色々とありまして、結局アルマティに来ちゃいました。
進路は北。





