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ALKINIST -あるきにすと- 2009年12月

事件です 

目を覚まし、周囲を見回せばいつもと違う風景。
ああそうだ、昨日出会ったウクライナ人の家にお世話になっているのだ。
やや寝惚け気味ではあるけれど現状を把握。


起床後、タバコを吸おうと、ソファ下に置いたバッグを手に取ろうとするも、そこにあるはずのバッグはなかった。

誤って踏まないようにと家主がどこかへ置いてくれたのだろう、
そんな事を考え、トイレへ行くため、部屋を出た。

ドアを開け、真っ先に目に飛び込んできたものは、PCなどを入れているバックパック。
屋外の椅子の上に無造作に置かれていた。


なぜ、こんな所に???


起床直後、うまく頭は働かない。

とりあえず、バックパックを手に取ってみると、中は空っぽ。
PCやHDD、電子機器類は消え、キシリトールガムとのど飴、ノート類が残っているくらい。


ようやく自分の置かれている状況を理解する事ができた。

盗まれたのだ。
同様にソファ下に置いたタバコが入ってるはずのカメラバッグも、家主の配慮とかそういう事でなく、誰かに持ち去られたのだと。

同部屋で眠っている家主夫婦を叩き起こし、事情を説明。
警察に連絡してもらい、その間、昨夜この家を訪れた何人かの人達もやって来た。


日本人がこの家を訪れている事を知っているのはごくわずかな人だけ。
そして見事なまでにその日本人の荷物だけが持ち去られたという状況。
犯人は、自分を含め3人が眠っている室内にまで侵入し、そこに置かれていたカメラ・PCといった貴重品を持ち去っている。
この家の勝手を知っている人間じゃなきゃできない芸当ではなかろうか。

だいたい、前夜にしても、
「もういらんから」と言ってるにも関わらず、しつこくワインを勧められたり、
疑っていけばキリがない。


「犯人はこの中にいる」


名探偵コナン風にそんな事を思った。


さらには、このウクライナ人達。
犯人の指紋が残っているかもしれない残された品々をベタベタと触り、動かし、
この家の奥さんは警察が来るからか、室内に侵入した犯人の足跡が残ってるかも知れないのに、ホウキを片手に掃き掃除を始め、
雪に残った足跡を探そうとしているおっさん連中は、逆に自分の足跡を雪上に残したり、
メチャクチャな方々でした。
さりげなく証拠隠滅しているのではなかろうかと、そんな事を思ってしまうくらいに。

盗難被害はカメラ、PCといった貴重品だけでなく、シャツ、レインウェア、ダウンジャケットなどなど、数え切れないくらいのもの。
中国で買ったスリッパ、穴の開いたソックスまでもが持ち去られていた。

テント、シュラフ、ストーブといったアウトドア用品には手をつけられていなかった事が救い。
とりあえずは歩き続ける事ができる。

絶望の中に見えた光だった。


えらい時間がかかってようやく警察が到着。
パトカーでなく、緑色のぼろいロシアンカー。

こいつら本当に警察なんだろうか?
皆がグルになって、コスプレ警官でも準備したのではなかろうか?
疑心暗鬼になってしまう。

パスポートチェックと家主からの簡単な事情説明の後、去っていった警察。
この国の警察に期待するのはやめよう。
荷物が戻ってくる事はないだろう。
なんとなくそんな事を思った。


警察が戻ってきたのは、それから1時間程経っての事。
「ヤポーニャ」と呼ばれ、「ゴー トゥ ポリスオフィス」と、ぼろいロシアンカーに乗車しろと。

どうせ、よく分からない書類にサインさせられ、盗難事件はウヤムヤにされるのだろう、
そんな事を思いながら乗車する。
ふと、足元に目をやると、見覚えのあるものが、飛び込んできた。

ロウソク。

まず目に入ったのは、ウイグル自治区でカザフ人にお裾分けして以来、全く出番のなかったロウソクの入った箱。
さらに車内を見てみれば、見覚えのある品々が多数。

「えっ、これって・・・」

思わず声を上げれば、

「そうだ、お前のものだ」と警察。

警察には全く期待していなかっただけに、予想だにしなかった展開。

ウクライナ警察の皆さん、ありがとうございます。
期待するのはやめようなんて思ってごめんなさい。


ただ、不満を一つ言わせていただくと、

犯人と被害者を同乗させないでください。
頭に血が昇った被害者が犯人に襲い掛かる可能性は高いと思われます。

一通り車内を見渡した後、
後部座席、警官を間に挟んで、見覚えのある男が座っている事に気付いた。
前日、家にリヤカーを運び入れるのを手伝ってくれた少年。

警察曰く「奴はジプシー」らしいのだけど、奴が犯人と分かるや否や、「テメー」と襲い掛かっておりました。
間に座った警官、助手席の警官のガードが固く、顔をわし掴みにしたくらいで、
その後も何度か隙を見て、襲い掛かろうとしたものの、やはりガードが固く、逆に警官から殴られるので、あきらめましたが。

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タタンブラリの警察署に着き、通訳を介しての状況説明、事情聴取。

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そしてジプシー宅から押収された品々との再会。

後になって分かった事だけど、戻って来なかったものもいくつかある。
エネループ1本、スパナ、ペンチ、穴の開いたソックス全部などなど。
失って痛いと思うものもあるのだが、ジプシー宅で押収してきた警官は「これで全てだ」と。
これ以上警察の手を煩わせたくなく、それらについてはあきらめる事にした。


事件の起こった村から警察署のあるタタンブラリへは約10キロ。

「歩くことは勧めない」

警察車両にリヤカーなどを積み、タタンブラリへ戻る事を勧められるも、
これに関しては、譲る事ができず、無理を言って歩かせていただく。

なんだかんだでここまで1年かけて1万キロ歩いてきて、今更車なんかに乗れるかって事です。


その後、2日に渡っての書類作成。
今回の事件は、今後、警察養成課程での教材に使われるのだとか。


全ての手続きを終え、歩行を再開したのが12月30日昼頃。
リヤカーに荷物を積みながら、気付いた事が一つ。

ソーセージ、チーズ、チョコクリームまで盗まれておりました。


ジプシーよ、普通ここまでやるか?



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<写真>
この二人には色々とお世話になった。
女性の方は通訳。

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<写真>
ジプシーを捕まえた警官。

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<写真>
書類作成の人。
他の旅行者にも注意喚起しとけと言われたけど、旅行者と会わないので、ここに書いとく。
「日本ノ皆サン、コンニチハ。ウクライナノジプシーニハ注意シテクダサイ」

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<写真>
「ジプシーの部屋」 撮影者・ジプシー
左端には盗まれたPCも写っている。

5 HOURS IN MOLDOVA 

ウクライナの地図を眺め、今後のルートをチェックしてみると、
オデッサからしばらく歩いたところで、ほんのわずかではあるものの、モルドバ領を通過する事が分かる。

オデッサ出発翌日、
順調に歩行は進み、ウクライナ側イミグレへ到着。
出国スタンプも押され、何の問題もなく、ウクライナ出国。

しかし、この出国スタンプが問題でして。

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モルドバ側に着き、「モルドバ領を少し歩いてレニ方面へ進みたい」と職員に告げれば、
「なんでウクライナの出国スタンプを押したんだ」と職員。

どうやらトランジットで抜けられるらしく、ウクライナを出国する必要はないのだとか。
ウクライナ側に連絡を取り、何とかしてくれる感じだったけど、せっかくなのでモルドバを歩く事にした。

約16キロ、およそ5時間のモルドバ滞在。

モルドバ出国時、
パスポートを訝しげに見つめる職員は、
「今回モルドバを訪れたのは、あなたのミステイクだったのね」と言った。

いやいや、ミステイクだなんてとんでもない。

多くはないけど、何人かの人と出会い、話をし、

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初めて踏むモルドバの地、モルドバの景色を眺め、
距離的には遠回りする事になったけど、これは決して遠回りではなかった。

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こんなものでも来た甲斐はあったかなと。

準備は整った 

歩行再開に備え、朝から買出し。

($1=8uah)

ラーメン×10 9.6uah
チョコクリーム 22.69uah
パン 2.2uah
チーズ 15uah
ソーセージ 13.45uah
ビスケット 8.25uah
クッキー×2 6.86uah

さらにはマーケットへ出かけ、

ビニールシート(2メートル) 12uah
スコップ 7uah

ビニールシートはテントの結露対策に購入。

スコップはもちろん雪対策。
道路は除雪されても、テント設営の際など、道路から離れれば、雪に覆われていそう。

雑貨屋のおばちゃんに「安いやつ、安いやつ」と言い、渡されたのがこれ。

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おばちゃんは「ハラショー(グッド)」と言うけれど、
隣に置いてあるごく一般的な台所洗剤と比べれば、ものすごく小さい事が分かる。

考える暇を与えまいと、おばちゃんはさっと袋に入れ、手渡した。
まあいいか、と購入。
こいつで除雪してやろう。

ちりとりの様な気がするのは、きっと気のせいです。

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ホテルに戻り、新しい車輪の取り付け。
新しい車輪はこれまでのものより車軸が太い。
軸受け部分を削る必要があり、ヤスリで削る。

とりあえず準備完了。

届いた 

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車輪が届いた。

ロシアで多くの方々の助けがあって手に入れ、ミコライフでも助けられ、沢山の想いが詰まった車輪ではあるものの、ここオデッサにてお別れ。

我がリヤカーの製造元であるナガノさんより、より丈夫な車輪をいただきました。
今後はこれまで使用してきた耐久性に優れたIRCタイヤを使用。
車軸部分の不安、あるいは耐久性の低いロシア製タイヤと、色々と不安があったものの、今後はストレスなく歩けるかと。

ロストフ、ミコライフで助けてくださった方々には改めて感謝。スパシーバ。

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マドルガピーク(コロンビア)も届いた。

現在履いている予備シューズ、
「GORE-TEX」なんて表示がある割には、雨、雪の中を歩けば、靴の中はびしょ濡れ。
これのどこがGORE-TEXなのかと、これ不当表示じゃないかと、ジャロに電話したろうかと、ぼやき、嘆きたくなる代物。しかも重いし。
今後、雪の中を歩くにはとてもきつい。

そういう訳で2代目マドルガピークの登場。
当然ながら、正真正銘GORE-TEX。
雪の中でも、雨に降られても、ガンガン歩けます。
今のシューズが本当に重いんで、今後はかなり快適に歩けるはず。

尚、初代マドルガピークは帰国しました。

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テントのペグや万歩計、靴下にお菓子も届いた。

オデッサを前に不幸が重なり、
テントのペグを紛失、フライシートのフレームを不注意により破損。
その後数泊は何とかなったものの、今後もテント泊が基本となるので、どうしようかと思っていたところ、アライテントさんよりご提供いただけました。

さらには、とても正確なので、距離計測に使用している山佐さんの万歩計。
マドルガピークと共に歩行を支えてくれている武田レッグウェアーさんのソックス。
いずれも歩行には欠かせないもの。

これでようやく歩行再開の目処がつきました。
ご協力くださった皆様には改めて感謝申し上げます。

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この部屋を片付け次第、出発します。

モルドバへの道険し 

3日前、オデッサを真っ白に染めた雪は、その後も勢いを強め、降り続けている。

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当初は12月下旬のモルドバ入り、首都キシニョフ辺りでの年越しを予定していたものの、
この4日間の降雪、積雪により、やや厳しい状況となっている。

この雪の中、寒さの中を歩く事はできるのか、テントを張る事はできるのかと、
白く染まったオデッサの街を歩きながらシミュレーションしてみる。

寒さには耐えれるものの、降雪・積雪の中の歩行、野営はきついというのが正直なところ。
オデッサでの越冬という選択肢が新たに加わるも、できればそれは避けたい。

まずはいかにしてオデッサから脱出するかを考える必要がある。
バスや列車ならさーっとオデッサから立ち去る事ができるのだけど、
徒歩となると、そんな簡単にはいかないもので。
オデッサの様な大きな街では尚更。
交通量は多いし、次の目的地へと至る道を探すのにも苦労する。
さらには、この大雪。

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とりあえず、モルドバ方面へと至る道を探し、道路状況をチェックする事に。

しかしまあ、ひどいもので。
ほんの少し歩いただけで、溜息をつきたくなるような惨状。
歩道は雪に埋まり、とてもリヤカーを引いて歩ける状況ではない。

車道を歩くしかないのだけど、降雪により道幅が狭くなった車道、雪のためデコボコな車道、そこそこの交通量のある車道。
この道を歩く姿をイメージしてみれば、思い浮かぶのはドライバーからのクラクションに怒号、焦りながら早足で道を駆け抜ける姿。気が滅入る。

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「KISHINIV」という標識を見つけ、モルドバ方面への道は把握するも、
本当に歩けるのかと。オデッサを出れるのかと。
思うように動けず、閉じ込められたという気さえする。
いや、閉じ込められてる。

当面はオデッサ脱出が最重要課題。
天候、積雪次第ではあるものの、オデッサは12月25日に出発予定。
今後のルートは未だに未定。

どうなる事やら。



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冬と山と犬 

欧州マップを広げてみると、当初予定していたルート、
モルドバとハンガリーとの間に位置する国、ルーマニア部分が茶色い事に気付く。

そう、山地。

ルーマニアで予定している歩行距離は約700キロ。
ハンガリーへと至る道、そのほぼ全てが山地であるらしい。

早速調べてみると、ルート上に位置するのが、トランシルヴァニアアルプス山脈
2000メートル級の山々が連なっているのだとか。

ぬるいだとか、つまらないだとか、最近の歩行環境についてぼやいていたので、これはきっと神の計らいに違いない。
願ってもない環境ではないか。

そんな事を一瞬考えるも、

秋ならまだしも、これから冬が始まるわけで、氷点下10度~20度の環境下、700キロにも渡り、山地を歩き続けないといけない。テントを張り続けないといけない。

さらには非常に短い日照時間。
日没は16時頃。
夏季は1日50キロくらいは歩けていたものの、現在は40数キロが限界。
夜が長く、やる事もないので、ウクライナでの歩行中は19~20時に眠る日々。
小学生どころか、タラちゃん・イクラちゃんくらいの子より早く寝ているはず。

氷点下10度~20度、雪、2000メートル級の山々、長い夜・・・

そんな事を考えていると、なんだか憂鬱な気分になってきた。



さらにルーマニアの項を読み進めてみると、


「現在ルーマニアは深刻な野犬の問題に直面している。全国で推定200万匹が野放しになっている。2005年において同国内で2万人以上が犬に襲われる被害を受けている。当局は駆除に乗り出そうとしているが、動物保護団体の激しい反対に合い対策は進んでいない。」


遂に来たか、野犬。
出発前に取材していただいた際、こちらにもある通り、「不安は野犬」と答えている。
実際ここまでも、就寝中、リヤカーに積んだままのスイカなど、野犬に食われているし、
ここオデッサでも先日、ワンワンと野良犬に吠えられた。
しかし、200万匹って、えらい多いなあ。


「2006年1月7日、動物愛護活動家でもあるフランスの女優ブリジット・バルドーは声明を出して駆除計画に抗議、ルーマニア当局を非難した。同年1月29日、日本人男性がブカレストで野犬に噛まれ、失血死する事件が起きた。」


ちょっとこれはシャレにならないでしょう。
狂犬病の注射も打ってないし、失血死なんて狂犬病どころじゃないし。
何かあったらブリジット・バルドーに抗議文でも送りつけてやろう。

そんな事を思いつつ、ルーマニアに関する情報収集を終えた。


冬と山と犬。

氷点下10度~20度、2000メートル級の山地、200万匹の野犬。

このルートを歩けば、何か起こる事は必至。
ここまで書いておいてあれなのだけど、とりあえず現在は、ルート再考も含め、検討中。
地図を見ると、ブカレスト方面は平地を表す緑、黒海沿いも見事なまでの緑がイスタンブールまで続いている。

まるでこっちを歩けよと言わんばかりに。



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ロシア歩行中についてきた犬。
半日、25キロを一緒に歩いた。

2度目の冬 

上海を出発したのが1月の事。
なんだかんだで季節をぐるりと一巡。
気が付けばもう冬。

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ここ数日、寒い日が続き、雪舞う日もあったのだけど、
朝からの雪で真っ白に染まったオデッサの街を見て、冬の訪れを実感。

本日の最高気温、-3度。
週間予報によると、今週末の最高気温は-11度なんだとか。

50度近い猛暑に苦しんだカザフスタン、熱中症の恐怖と闘った夏が懐かしい。
あの時は、「早く冬になれ」と思ったものだが、
勝手なもので、もうすでに「早く夏になれ」などと思っている。

寒いとは言え、白く染まったオデッサの街はどんな風に変わっているのか興味があった。
ダウンジャケットにニット帽、手袋。
出来る限りの防寒対策をとり、街へと出かけた。

白い息を吐きながら、注意深く歩く。
連日の歩行で磨り減った靴底では、注意して歩かないと滑ってしまうのだ。

点滅する青信号、
走って渡る事もあるけど、今日は慎重に立ち止まる。

初めは苦痛に感じた寒さも、慣れてしまえば苦にならない。
まだ歩いた事のない通りに足を運び、何か面白いものがあれば足を止める。
いつもとは違った真っ白な景色だったからかもしれない。
ブラブラ、フラフラと気が付けば、3時間程歩き続けていた。

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真っ白に染まったオデッサにて

2度目の冬が始まった。



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