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ALKINIST -あるきにすと- 2010年06月

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Bon Voyage 

ほとんど旅行者と出会う事のなかった新疆やカザフスタンの無人地帯。
現地語から久々に解放されたく、また人恋しさもあってか、たまに、本当にたまに、前方からやって来るバイクや自転車に乗った旅行者を見る度に「止まれ止まれ」と念じ、時には思い切り手を振ったり、彼らとの遭遇は本当に貴重なものでした。

しかし、欧州に入り、モンテネグロ、クロアチア辺りからライダー、サイクリストなど急増。
連日何度も彼らとすれ違っているうちに、かつてあれだけ貴重なものに思えた旅行者との遭遇に何も感じなくなる。手を振られれば振り返すのだけど、目を合わす事もなくさーっと通過していく人もいたり。そんな事があっても特に何も感じない。

とは言っても、わざわざ止まり、話しかけてくれるのはありがたいもので。


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リカンベントに乗ったフランス人。
彼は英語を話せず、こちらもフランス語などさっぱりなので、何を言ってるのかよく分からないのだけど、「昔自転車で世界一周した」とそんな事を言っていた。

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車高はかなり低い。

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今朝会ったばかりのフランス人・フルー。
道脇に座り、休んでいると話しかけてきた。
彼も徒歩旅行者で、ロバに荷物を積んでフランス、スペインを旅をしているらしい。
コーヒーを飲みながら1時間程雑談する。
基本的に山道を歩き、食料が尽きると町へ買出しにやって来るのだとか。


別れ際、彼らはこう言う。

「Bon Voyage(良い旅を)」

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ヴェネチアから18日目 

ピアチェンツァを通過して、ジェノバも通過して、フランス入りして、ニースもカンヌも無視して歩いて、会う人皆が「マルセイユは危ない」「マルセイユに注意しろ」と言うんでマルセイユを迂回して、コートダジュールに別れを告げて、山を歩いて、巡礼路の起点アルルもさーっと通り過ぎて、モンペリエも今朝歩き抜けて、なんかよく分からぬ町に現在おります。

こんな感じでヴェネチアからの18日、毎日歩いています。
毎日テントを張り続けています。

バルセロナって標識が現れ始め、バルセロナへは行かないけど、スペインまでもう少し。

これからテント設営地を探します。

「まだ」か「もう」かと言えば 

西欧入り、イタリア入りし、もう隣の隣の隣がポルトガル。
フランス、スペインを経てポルトガルというそんな場所にいる現在。
一見、もうすぐじゃないかとも思えるのだけど、地図を広げてみれば、フランスとスペインの面積が大きく、まだまだだなとそんな風に思っていました。実際ここヴェネチアからリスボンまでまだ2800キロ程の距離があるのです。

上海から歩いているうちに、ぼくの距離感覚は多分常人のそれとは大きくかけ離れた感覚になっていて、500キロくらいならもう少しだと思えるし、100キロ、200キロ程度なら余裕を感じるのだけど、でもさすがに2800キロは遠いです。

暇を持て余していた先日の夜、ユーラシア後の事も考えないといけないので、リスボンへの到着予定日をおおまかに予想してみました。予想といっても単純にリスボンへの2800キロを1日平均歩行距離で割っただけだけど、まあ55キロくらいはいけるだろうと2800を55で割ってみました。


50.9


あくまで目安ではあるものの、50日も歩けばもうリスボン。
2800キロは遠いけど、「まだ」ではなく「もう」残り50日です。



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<写真>
スペイン・ポルトガルマップ購入。
巡礼路を歩かなければ1週間くらい距離短縮可能。

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<写真>
今日もまた食料を買い込む。
ビール8本ありますが、今は5本しかないです。

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<写真>
ヴェネチア。

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<写真>
細い路地とかいい雰囲気なのだけど、雰囲気ぶち壊し、場違いな「天津」という看板。

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<写真>
水の都の中国人民。
25年イタリアに住んでいるのだとか。

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水の都から帰ってきたら・・・ 

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キャンプ場が燃えていた。



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ヴェネチアからの帰路、車窓から黒煙がモクモクと上がっているのを見て、隣のアメリカ人と「火事かなー?」なんて話してたら、うちのキャンプ場でした。
部屋にガソリンストーブを置いているので、もしやと一瞬びびりましたが、火元はバー。

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消防車到着。

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暇そうな野次馬。
あんま人の事は言えないけど。

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鎮火。

今後しばらくは宿に泊まらないと思う 

クロアチア辺りからキャンピングカーや自家用車で旅行する人達、ライダーの数が急増。
それに伴って道路沿いでは多くのキャンプ場を目にした。

金払ってキャンプ場にテントを張るくらいならその辺で野宿するわ、と利用する気は全くなかったのだけど、これからしばらくキャンプ場のお世話になる事が増えそう。

円高ユーロ安の現在であっても、今後向かうフランスの物価、宿泊代がずいぶんと高く感じられるのです。たかが宿代に20ユーロ以上払うのはきつい。1泊30ユーロとかありえませんって。
基本的には適当なところで野宿ですが、1週間に1回くらいはシャワー浴びたり、洗濯のためにキャンプ場へ行くつもり。幸いな事にフランスにはキャンプ場が多いらしいので。

そんなわけで、今後しばらくは宿には泊まらないと思う。

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現在滞在中のヴェネチア、実はキャンプ場を利用しておりまして、日本では余り馴染みのないキャンプ場とやらを簡単にご紹介。

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安ければ自分のテントで過ごすつもりでいたのだが、成人1名+テント設営代で12ユーロ。キャンプ場のテントなら1ベッド12.5ユーロ。
セキュリティ、快適さなど、キャンプ場のテントで過ごす方が当然ながら良いわけで、料金も全く変わらないのでキャンプ場のテントに宿泊中。

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コンセントもあるし、WiFiも使え、今のところテントも1人使用のシングル状態なので、かなりのお得感を感じる。
キャンピングカー、ライダー以外にもバックパックやスーツケースを持った旅行者もやって来るのだけど、多くのテントがあるので、別のテントへ回されてます。
基本的にはあくまで相部屋。
しかしながらヴェネチアに12.5ユーロで滞在できる宿は他にないかと思われる。

ただ、ヴェネチアの中心部からは10キロくらい離れてます。
中心部まではシャトルバスも出ているので、ヴェネチア観光に問題はないけれど、郊外なので歩いて探すのには少し苦労した。

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こちらは39ユーロと言われた。
ネットで見る限り、1ベッド13ユーロだと思うけど。

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キャンピングカーなんかは自前のテントで過ごしている。
車、バイクにも入場料がそれぞれかかり、ペットの入場も2ユーロかかるらしい。
犬を車に乗せてる人ってけっこういるのです。

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レストラン、マーケットも併設。
マーケットはやや割高であるものの、イタリア人は日曜日は働く気がなく、基本的にスーパーなど営業していないので、あって困るという事はない。最寄の大型スーパーまでは徒歩30分らしいし。

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到着日、11日振りのシャワーを浴び、すっきりとした後の夕食。
ビール4ユーロ、ピザは6.5ユーロ。マルガリータなら5.5ユーロ。
ビールが高い気がします。

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ムダに設備は充実。
家族、友達で滞在するならともかく、さすがに一人でプールで遊ぼうとは思えず、今日は完全休養日なので、洗濯したり、ネットしてゆっくりと過ごす。

ここはかなり充実したキャンプ場だと思うけど、まあこんな感じです。

遠くまで 

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「遠くまできたな」と思った。

普段こんな風に思う事はあまりないけど、しみじみ思った。

旧ユーゴ圏、バルカン半島を歩き抜き、目の前に現れたEU旗とITALIAの文字、緑・白・赤のイタリア国旗。

多少の面倒はあっても、パスポートをチェックされ、時には雑談し、入国スタンプを押されたパスポートを返される、そんな国境越えは旅情をかきたててくれるスパイスの様なものでもあり、決して嫌いではなかったけど、もうここにはパスポートをチェックする国境職員などいない。

国境に掲げられたイタリア国旗を眺めながら、改めて「遠くまできたな」と思った。



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<写真>
イタリアでは悪天候に泣かされる事も多いのだが、こんな景色を見れるなら許せる気がする。雨上がりのトリエステと虹。

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<写真>
ラトビア人サイクリスト・ダーツェン。
ラトビアを訪れた事もなければ、ラトビア人と出会うのも初めての事。
こんな女の子でも1日150キロ走るらしい。

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<写真>
「ビール飲むか?ジュース飲むか?」と声をかけてきたポーランド人。
クラクフから5日目との事。
右のおっちゃんがセクシー。

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<写真>
テント設営地探しにはやや苦労する。
この日は畑の隅。

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Split-Slovenia 

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<写真>
目指すはスロベニア国境近くに位置するリエカ。

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<写真>
「ドブロブニク、スプリット手前、そして今回。あなたを見るのは3度目なの」と、オランダ人夫婦が話しかけてきた。

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<写真>
ドイツ人やハンガリー人など、何度かキャンピングカーが停まった。

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<写真>
差し入れをくれたミラン、トニ兄弟。
彼ら以外にもたくさんの出会いがあった。

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<写真>
色々とお世話になったカフェ。

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<写真>
コソボやボスニアならまだしも、まさかクロアチアでこんなものを目にするとは思ってもいなかった。地雷注意の看板が広範囲に渡って設置。
旅行者が多く集まるアドリア海沿岸の町からは紛争があった事など微塵も感じられないが、こういう現実がある。

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<写真>
人気のない場所などでなく、道路沿い、町や畑といった人々の生活圏のすぐ側にある地雷未撤去地帯。

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<写真>
紛争犠牲者の碑。
名前、生年、没年が刻まれ、没年は皆1992年。
20年近く前の出来事だけど、まだ20年弱しか経っていないのだと改めて気付く。
碑の後ろには、ここにも地雷注意の赤い看板。

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<写真>
地雷注意の看板を見た後、茂みの中にテントを張るのは怖い。
恐る恐る足を踏み入れ、設営。

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<写真>
クロアチアの高速道路は歩行可能。

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<写真>
イギリス人、名前は忘れた。
これまで出会ったサイクリストと同じく、1日の走行距離は150キロだとか。
同じ人力とは思えないほどの機動力の差がある。
あっという間に背中が小さくなった。

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<写真>
廃墟で雨宿り。

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<写真>
自動車道侵入。

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<写真>
スロベニアへ。

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<写真>
スロベニアは30キロ歩いただけなのだが、職務質問は3度。
5ヶ月歩いた中国も同じく職質3度。
いかにスロベニア警察が職務を全うしているかよく分かるかと思います。

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