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ALKINIST -あるきにすと- 2012年01月

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パイオニアはすごい 

2ヶ月前の話。

カンガルー島へ向かうため、10キロ離れたアデレードのバスターミナルまで歩いていた。

全く街歩きをしておらず土地勘などあるはずもなくて、気が付けば街の北端まで歩いていて、その場で地図広げてみれば大きく行き過ぎていた事に気が付き、地図を確認しながら遠回りしてバスターミナルへ向かった。

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多分この辺りがアデレードの中心。
アデレードに到着してから3ヶ月弱ではあるが、ここを訪れたのはこの1度だけ。


最短ルートをとるならば、少し手前で右折するべきだったけど、あえて直進。
ちょうど信号が青に変わり、道路を横断する事もできたけど、さらに直進。
意思とか理由とか、そんなものがあったわけではなくて、なんとなく思うがままに、直感的に歩を進めていった。

そしてようやく道路を渡ろうかと、信号を待っていた時、ふと道脇に目をやると、そこには銅像があった。
基本的にこういう銅像とかモニュメントみたいなものも全く興味がなくて、何なのか、誰なのか、何をした人なのか、はっきり言ってどうでもいい事で全く見向きもしないんだけど、なぜかこの時は気になって、そこに彫られた文字に目をやった。

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今この瞬間まで「Mcdonald」だと思ってたけど、「McDouall」ですねこれ。
マクドナルドと読み違えていたぼくは、ファーストフード店の事を思い出したり、どうでもいい事を考えていたのだけど、少し置いて「ん?待てよ」と思ったのである。
引っかかるものがあった。


改めてそこに彫られた文字に目をやれば、ああやはりと納得。


STUART

EXPLORER


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これから歩こうと考えているスチュアートハイウェイのスチュアートさん。
ヨーロッパ人として初めてオーストラリア縦断を行ったスコットランドの探検家であるジョン・マクドゥオール・スチュアートだった。


大きく行き過ぎて道を誤り、最短距離をとらず直感に従い歩き、普段は見向きもしない銅像に目をやった末に出会う事ができたスチュアート。

引き寄せられた、呼ばれた、そんな気がしています。


2ヵ月後、豪州縦断を再開する時はここに立ち寄って安全祈願をしていく予定。

しかしカナダ横断中も考えていた事だけど、探検家として未知なる大地を進んでいった人達には本当に頭が下がる思いです。
自分がしている事はアスファルトとか人工の道を歩いているだけで、この先に何があるのか全て明らかなわけで、いくら何千何万という距離を歩いたところで、先駆者には遠く及ばない事なのだけど、まあ今は身の丈に合った事をしようかなと。

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上海への道 

4月より豪州縦断を再開。
最短で4ヶ月、最長6ヶ月で豪州は終わり。
そしてその後、アジアへ戻り、上海を目指す予定。


早ければ8月にもアジア入り。

豪州をさーっと歩いて、ユーラシアへ戻って、上海までさーっと歩けば、ひとまず終わり。
もう残りわずか。あっという間に終わってしまうではないかと思いながら、今後のルート、予定歩行距離などを調べてみれば、16000km超もの距離があると判明。
いくらでも距離短縮可能だし、適当に東ティモールやインドネシアを加えたこのルートを必ずしも歩くわけではないけど、最大でユーラシア大陸横断以上の距離がまだあるなんて、ちょっと驚いた。

16000kmってどんな距離なのか、自分以上に知ってる人はいないと思います。
とてもとても遠い距離なのです。


しかし、ここまでの歩行距離約23500km。
それに下記ルートの距離を加えて、総距離およそ4万キロ。

東ティモールはマラリア感染の危険もあるし、東南アジアのビザの問題もあるし、中国でのルートもビザ次第だし、ルートに関しては今はまだ白紙に近いの状態だけど、地球一周分の距離を歩いて地球一周の旅を終えるのも悪くはないなと思う。

そう考えると今はまだ折り返し地点を少し過ぎた所でしかないのか。
上海はまだまだ遠い。

asianmap - Copy

■アデレード→ダーウィン(3920km)もしくはレベック岬(5878km)
Adelaide→Darwin (3920km) or Cape Leveque(5878km)

■東ティモール、インドネシア(2175km)
East Timor,Indonesia(2175km)

■シンガポール→ラオス(5004km)
Singapore→Laos(5004km)

■中国(3742km)
China(3742km)

近況など 

カナダ・サスカチュワンを歩いていた8月。
朝食にポテトチップスを食べながら歩いていた時、歯が欠けた。
治療しないといけないと思いつつも、結局5ヶ月超も放置。

最近は痛みを感じ始め、今は収入もあるし、大きな出費は覚悟の上でロブに歯科医を紹介してもらい、予約を入れてもらったのだが、超破格の料金で治療していただいた。
無保険という事でロブの口添えがあっての事だけど、ドクター、ロブ共に感謝です。
歯の状態によっては今後のルートを短縮する事も考えていたけど、不安要素は解消。
今は何も不安がない状態です。素晴らしい。


歩行再開は4月1日を予定。
2012年中の上海到着を予定していたけど絶望。
2013年の到着を予定。


最後に今日のコアラ。


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コアラって水を飲まないという記述を昔読んだ記憶があって、てっきり排尿しないものだとばかり思っていたのだけど、油断して木の下をウロチョロしてたらおしっこをかけられてしまいました。


「通常、水分はユーカリ(種類にもよるが50-70%の水分を含む)などの食物からのみ摂取し、直接水を飲むことは稀であるが、火災などでユーカリの葉が焼けたり猛暑で脱水症状におちいったコアラが水を飲む姿がたびたび目撃されている。(ウィキペディアより)」


なるほど。

食文化 



肉の塊を一口サイズにカットしていった時に芽生えた罪悪感。
日本でも海外でも肉を切るなんて日常的な事で、そんな事が当たり前になっているがために動物達への感謝の念が薄らいでいるなと、今更ながら改めて気付かされた。

肉を切りながら生前の牛や豚、鶏達の姿を思い浮かべる事なんてないのだけど、この時はずっと頭の中にイメージが留まり続けた。

ブッシュの中を駆けていく姿。

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そしてワイルドライフパークで遊んだときの事。

カンガルーの肉はこれまで何度か食べているし、強い罪悪感を感じる事もなかったけれど、このもやもやとした気持ちは何なのか。

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ロブのリクエストでカレーになりました。ありがとうカンガルー。



自分にとってカンガルーの肉を食べるという事は日常的な事ではないし、不可欠なものでもなく、誰かから与えられた時以外は自ら口にする事はない。
カンガルーの肉を食す事の是非を問われれば、是とは答えられないけど、こういう食文化を持つ人がいるのだと理解する事はできる。


カンガルーは是だけど、オーストラリア人にとって非であるのがクジラ。

個人的に捕鯨に関しては是も非もなくて、クジラを食べようが食べまいがどうでもいい、関心がないというのが正直なところだけど、オーストラリアに来て3ヶ月、これは日本人としての宿命なのか、「なぜ日本人はクジラを食べるのか」と2度問われた。

カンガルー島でお世話になったロニ、そして現在居候させていただいているロブ。
国家間の摩擦まではいかないにしても、返答によっては気まずくなりそうな、できれば避けたい話題なのだけど、無難に正直に「自分は食べた事がない」と答えれば、「グッド」と親指を立てて喜ばれた。

「現地の人と政治的な話などしないように」などとガイドブックに注意書きがされていたりするけど、オーストラリアでは捕鯨の話も避けた方がいいです。

暇な日曜日にやって来た嬉しい訪問者 

現在お世話になっているロブ、ダイアン夫妻は年末にウェスタンオーストラリアへ旅行に出かけ、今なお旅行中。

そんなわけで年末年始も一人この家で過ごし、毎週水曜日のゴミ収集、平日に郵便物が届けられる以外、この家を訪れる人はいないのだけど、スーパーマーケットから帰宅すれば、嬉しい訪問者の姿があった。



先日裏庭の木にやって来たコアラではない。
こちらの方が大きいのは明白。
もしかしたら以前同じ場所にやって来たコアラなのかもしれないけど。

こういう事もあろうかと最近はデジカメを携帯しているので、逃げられる前に陸上のコアラを数枚激写。
ダッシュで室内に入り、もう1台のカメラを引っ張り出し、再度外へ出れば、コアラはじっと待っていてくれた。

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ありがとうコアラ。
ちょうど暇を持て余していたところだし、コアラ観察を始める。

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もしかしたら裏庭へ向かっていたのかもしれないけど、来た道を引き返すコアラ。

IMGP0052_R.jpgIMGP0053_R.jpg

コアラが向かった先にはやはり木があった。
陸上には暇で暇でしょうがない観察者がいて落ち着かないようで、木の上に避難。

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しばらく上ったところに座り心地の良さそうな場所があり、しばし休憩。
「オーオー」とおっさんの様な低い声で吠えたコアラ。
コアラに抱いていた可愛らしいイメージが吹っ飛んでしまう。

IMGP0067.jpgIMGP0070.jpg

さらに高い所を目指して上る。

コアラは1日のうち20時間前後を眠るか休んで過ごすという。
確かにコアラと遭遇する際は、眠っている事が多く、活発な姿を目にする事はめったにないのだけど、大半を木の上で過ごすだけあって、素早い動きであっという間に木の上へ。

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彼が目指した先には大好きな葉があり、食事。

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そして就寝。


この家でコアラと遭遇するのは4度目。
コアラが最も活動的になる時間は早朝および夕方らしいのだが、日没後に何度かライト片手に様子をうかがうも、活動的な姿を見せてくれた事はない。
しかし翌朝木を見上げてみれば、コアラはいつの間にか姿を消している。
今回はどうなるのでしょうか。

久々にアデレード 

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チャイナタウンまで自転車で往復、約1時間。
日本食など買い込むのである。45ドルの出費。


今お世話になっているロブ、ダイアン夫妻にこれまで何度か日本食を作った。
日本食を作ったといっても、料理が得意なわけではないし、基本的に大雑把なので日本食の持つ繊細さとか、そんなものも全く気にせず。寿司を握ったとか、そばを打ったとか、そんな事はできないので、誰にでも作れるであろうカレーとお好み焼きと焼きそば。

日本人相手に作るのであれば特に気にする事もないのだけど、相手はオーストラリア人とカナダ人。
食文化の異なる人達相手に料理を作るというのは気を使うものであったけど、それらが彼らに受け入れられた事は幸いだった。


クリスマス前にダイアンが彼女の生徒、職場の同僚を招き、クリスマスパーティーをしたのだが、台湾、中国、マレーシア、バングラディッシュ、ドイツ、ブラジル、エチオピアなどなど、とにかく多国籍。
カレーやサムサ、インジェラなど皆が各々の料理を持ち込み、料理もまた多国籍。
移民の国なだけあって人も宗教も文化も、もちろん食事も多種多様。

そんな背景もあり、この国の人達は物怖じせずになんでも口にするし、たいていのものは受け入れてしまうのではなかろうか。


お好み焼きを特に気に入ってくれたので、数軒のアジア食品店を回り、お好み焼き粉を探し、まとめ買い。



帰宅後に早速作ってみるのである。
ソースはオタフク、マヨネーズもキューピー。
ビールがうまい。

体重の変化 

出発前との体重の変化について尋ねられる事がこれまで何度か。

そういえばメルボルンでテレビ朝日から取材を受けた際も尋ねられた訳だけど、尋ねた側としては2万キロ超を歩いた結果、やせ細り、ガリガリになったという展開を期待したのだろうけど、「あまり変わってないと思います」という答えは特に面白くもなく、多分放送されなかったのではないかと思う。
あまり変わっていないというよりは、量っていないから知らないというのが正直なところだけど。


大晦日に体重を量ってみた。
大晦日にわざわざ体重を量る意味など特になくて、ウェスタンオーストラリアへ出かけたロブ達が飛行機に乗せる荷物の重量計測をしたらしく、リビングに体重計が置かれていたので軽い気持ちで乗ってみた。まあそれだけの事。

しかし軽い気持ちで乗ったはいいけど、体重計の針が指した数字は軽いなんてものではなくて、とにかくビックリした。これまで生きてきた中で最も重い。
10代後半から10年以上に渡って、多少の変動はあるにせよ、ほぼ一定のベスト体重を維持してきたけど、ベスト体重より10キロ近く重かった。


これまで2万キロ超を歩き続け、食料尽きて空腹に苦しむ事も何度か、決して栄養たっぷりの食事を摂っている訳ではないのに、10キロ近くも体重が増えてるなんてありえないなと。
しかし心当たりがないわけではなく、甘いもの大好きだし、昼間から同じく大好きなビールをたくさん飲み、食べたいものを思い切り食べ、暴飲暴食、さらには歩行を止めた後は全く運動をしていなかったり。


新年を迎え、体調管理に気を使おうと誓ったものの、仕事が休みなので昼間からビールを飲み続け、家から一歩も出なかったり、全く変化なし。むしろ悪化。

今日も昼からオージービーフをがっつりと食い、ビールで喉を潤したのだけど、今日は少し違った。

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近くのトレイルをダイエットのため歩く。
アップダウンに汗を流し、往復1時間。帰宅後は腹筋。
歩行再開までに5キロは落としたいなと思う。見た目は全く変化ないんだけど。


しかしテレビ用に「あばら骨が浮き出てしまうくらいにガリガリになった」なんて答えなくて本当に良かったと思う。危うく虚偽発言してしまうところだった。

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