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ALKINIST -あるきにすと- 2013年06月
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明日もバギオ 

冒険という言葉が安っぽく氾濫する現代、冒険家を名乗る人は数あれど、認められるのはごく僅か。
面識はないけどニュースなどで7年くらい前から知っていて、リスペクトしている本物の冒険家にコンタクトをとってみた。
用件は「ダリエンギャップ」について。


ダリエンギャップ
コロンビア・パナマ間の国境地帯。
ゲリラの潜伏地帯であり、道路はなく、道なきジャングルがあるのみ。


メールでやり取りしただけだが、貴重な経験を聞かせていただいた。
かなりハードらしいが、すでに彼が歩いて前例はあるし、可能性がある事が分かったのは収穫だった。

ダリエンギャップも含め、午前中は実現可能か分からない、やる気があるようなないような次回の遠征についてルートなどを調べてみた。あくまで暇つぶしに。


南北アメリカ大陸を縦断して24000キロ。

12000キロだった東ティモールから上海までの行程の2倍。
北米東端から豪州、東南アジアを経て上海へ至るまでの距離と同距離。
途方もない距離だけど、すでにこの距離を体感しているのは大きい。

基本徒歩、全行程を人力。どうせならさらに先も目指したい。

今はまだ妄想の段階だけど、妄想が1番楽しい。
とりあえず南米ノートを作った。

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今日のうちに移動するつもりで早起きをして、シャワーも浴びたものの、雨が降り始めたので移動は中止。
リヤカーを引いている時は雨だろうと雪だろうと歩き続けるけど、バスターミナルまでのわずか20分、雨の中を歩きたくはなかった。


歩いている日と足を休める日。
リヤカーがあるのとないのとでは全くの別人のよう。

こち亀の本田がバイクに乗って人が変わるかのように、歩いていない時は覇気がなく、やる気もなく、だらけてしまう。部屋から一歩も出ずに過ごすとか余裕です。
だからリヤカーを引いて歩いている時の方が精神的にはずっと良いのです。

朝の便を逃せばあとは夜行のみ。
夜行バスで移動するつもりはなく、延泊決定。
宿代の300ペソを支払った。
明日も出るのが億劫になってさらに300ペソを支払った。

Baguio 



どの銀行にも銃を持った警備員が3人くらいいて、ショッピングモールの入口も同様で金属探知機によるボディチェック、荷物もチェックされる。
パン屋や靴屋にも警備員が常駐していて、街には物乞いが多く、街角に警備員が立ち、治安を維持している。

これまでの4年半に訪れた国や街はどこも平和な所だったのだけど、その差が凄まじく、平和ボケした自分には軽くショックな場所。
とても物騒な所なようで、来る場所を間違えてしまったなというのが率直な感想。
街の空気に触れ、気を付けないといけないと第6感が働くも、これまで接したフィリピン人は皆親切であった。

これでも今いるバギオはフィリピンの街の中でも治安は安定しているとの事だけど、「暗くなった後、街を歩いても問題ないか?」と宿のスタッフに尋ねたところ、「ノープロブレム」という言葉は返ってこなかった。

中南米っぽいかもしれません。中南米は未訪だけど。



厳しい冬が迫った晩秋のカナダだったり、酷暑の豪州中央部だったり、無計画なので訪れる時期を誤ってばかりなのだけど、現在のフィリピンも雨季に入った辺りで、朝から降り続ける雨を見ながら、またしても来るべき時期を誤ってしまったなと反省するばかり。

近日中に別の山地へ移動します。
尚、懸念していた問題はリヤカー製造元のナガノさんと台湾の知人による協力で解決する目処が立ちました。

ASEAN 

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インドネシア

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マレーシア

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ブルネイ

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シンガポール

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タイ

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カンボジア

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ベトナム

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ラオス

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ミャンマー


そして現在フィリピン
狙っていた訳ではないけど、気が付けばアセアン加盟全10カ国を訪問していた。
フィリピン経由で台湾へ向かうのは理由がないようで実はあって、しかしあまりにどうでもいい理由なのでここには書かないのである。

負の連鎖 

IMGP6934_R.jpgIMGP6939_R.jpg

空港のセキュリティに「手荷物が多過ぎる、重過ぎる、7キロまでだ」と言われ、パスポートコントロールエリアへの侵入を拒否された。
航空会社のカウンターで事情を話し、すでに預け荷物としてベルトコンベアで運ばれていったダッフルバッグをわざわざ持ってきてもらい、上限の30キロギリギリまで詰め込んだ。


出国カードを記入する際、テーブルにラップトップを置き忘れてしまった。
ラップトップがないと気付いた時はかなり焦ったけど、イミグレによって保護されていた。


こんな感じで時間がかかりながらも、何とか時間ギリギリに搭乗ゲートに到着。
人がまばらなゲート付近に違和感を感じたのだけど、ああやはり・・・。
搭乗ゲートが変更されていて、かなり遠いゲートまで走る事になった。


汗を流し、息を切らし、多くの人が並ぶ搭乗ゲートに到着。
空港の職員が一人一人のチケットを確認していたのだけど、自分のチケットを見た職員は「Delay」と一言。
「あなたの便は出発が遅れます。この列はドーハ行きです」と職員。
ああなるほど、やけにムスリムが多いなと思っていたのだ。
「私の便はいつ飛びますか?」と尋ねたら「知らない」と言われた。

IMGP6942_R.jpg

結局2時間遅れだった。


で、空港に着いてからも胡散臭い連中に声をかけられ、一度は乗車したタクシーもすぐに停止させ即降車する事になったり、昨日から色々とあり過ぎて疲れてしまった。

飛行機の遅延以外は自分がしっかりしていれば防げるものではあるけど、これだけ色々な事が頻発すれば、負の連鎖が続き、最後には事故とか事件とかに巻き込まれるんじゃないかと思い、改めて気を引き締めようという気になる。

IMGP6947_R.jpg

空港からすぐにバスターミナルへ行き、今度はバス移動。

山岳地帯へ向かっているのにしばらくは低地が続いたが、しばらくうたた寝をした後、腕時計の高度計を確認してみたらいつの間にか高度は1000メートルを越えていて、バスもゆっくりと上り坂を進んでいた。

約7時間でバギオ着。標高は1500メートルくらい。



そしてここへ来て、さらに大きな問題に直面している。
先日露呈した問題が悪化したのだ。
フィリピン・ルソン島北部の山岳地帯を歩く予定だったけど全て白紙に。
さらに先の台湾の歩行もどうしようかと頭を抱えている状態。

大袈裟でも何でもなく、これまでの4年半で最大の危機ではあるけど、フィリピンも台湾もそれ程重要なものではないので余裕はあります。

上海到着後で良かった。これは本当に良かった。

新たな一歩 



去り行く前にもう一度人民広場ゼロ地点。


ゼロ地点、ゼロ地点ってしつこく言っているけど、上海発の国道の始点というだけで、ガイドブックに載るような名所でもなく、何がある訳でもなく、このプレートが地面に埋まっているだけで、大半の人はこのゼロ地点に気付く事もなく素通り。
たまにプレートに気付いた人が一瞬足を止める程度で、自分以上に価値を見出せる人はいないんじゃないかと思う。

なんて事を考えると愉快でおかしくて、そんな場所がある事が無性に嬉しく思えた。


ここから始まり、1621日かけてここで終わった。

2009年元旦に歩き始めた方向に目をやる。
ここからユーラシア大陸最西端・ロカ岬までずっとつながっている。
自分はロカ岬まで歩き抜き、それを証明した訳だけど、やはり遠いなと思う。
「もう一度今から歩いてみるか?」と自問してみたが、今はもう無理だ。


時間ギリギリまで30分くらいここにいた。
去り難くて、なかなか足が動かなかった。

いつかまた上海を訪れた時、きっとここを再訪するだろうけど、その時はただの思い出の場所でしかない。

今尚残る1週間前の余韻。
今だからこそ感じられる事、思う事、とても貴重なものに思え、そしてあの朝と同じ様にここから新たな一歩を踏み出した。

明日飛びます 



明日は上海にバイバイして空路移動なので、リヤカーを清掃しておく。
飛行機に乗せるからきれいにするというより、タクシーに乗車拒否されないように。

詳細は書かないけど、ここへきて問題が勃発。
最大の目標だった上海到着後だったのが本当に幸いで、台湾での歩行に支障をきたすような、最悪歩けなくなるかもというような厄介な問題なんだけど、これから向かう山岳地帯で色々と試しながら歩いてみるつもり。


人民広場ゼロ地点にゴールしたのはもう1週間前の事。
この4日程は食って寝て、適当にブラブラと歩いてという繰り返しで特筆すべき事はない。

街でゆっくりというのも悪くはないけど、時速5キロの世界に戻りたい。
さっさと終わらせて楽になりたいと思う事もあったけど、やはり歩いている方が満たされるし、自分にはよく合っている。

台湾入りは7月初め 



あと数日で上海を去るので少しずつ準備している。
空路移動に備えガソリンストーブを洗浄、たまっていた洗濯物も洗った。
カビ臭いマットは明日にでも洗おう。

この先2週間の過ごし方として、ビーチでゴロゴロ、街でダラダラ、山でヒーヒーという選択肢がある。
時間がないので歩いたとしても200キロ程になるけど、やっぱり山だな。


台湾入りは7月初め。滞在期間は1ヶ月少し。

縦断なら600キロだけど、時間を余す。
1周なら1100キロだけど、最後はゆっくり終わりたいとも思う。
3000メートルの山を越えたいとも思うけど、モチベーションは高くない。
最後は楽に終わりたいとも思うけど、最後だからこそ苦しみたいとも思う。
引き続き要検討。1周なら時計回りの予定。

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