ブックマーク
ALKINIST -あるきにすと- 2016年06月

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Choquequirao 

マチュピチュへ向かう前、クスコ周辺の遺跡をツアーで回った。
自分で回るのと比べ、大きく料金は変わらないし、楽なので。

ツアー申込の際、その後向かうサルカンタイトレッキングについての情報も教えてもらえば、「きついのはわずかな区間だけであとは問題ない」との事。
続いて尋ねたのがチョケキラオという遺跡についてだったのだが「ベリーベリーハード」と旅行会社のお兄さんは言った。


インティライミの翌々日、そのチョケキラオへ向かう。
ナショナル・ジオグラフィックの「ベストトリップ2015」に選出されたチョケキラオだが、あまり知られていないのはアクセスがあまりに不便で訪れる人が多くないからか。
交通手段はなく、3000メートルの場所から1500メートルの谷底まで下り、逆側の谷を3000メートルまで上るという過酷な行程。
復路も同様のルートを歩き、チョケキラオを訪れるには4日が必要なのである。

ロープウェイの建設計画があり、もしできてしまえば多くの旅行者が殺到するだろうと聞いていたが、クスコでお会いしたガイドの方からその計画は中止になったと聞いた。



3000メートル地点より。
九十九折の道、谷底に川が見える。

この時点で日没間近の夕方だった。
ヘッドライトを頼りに闇の中を歩き、何とかキャンプ場に到着。

DSC_9881_R.jpg

2日目の朝。
キャンプ場からの景色。前日より600メートルくらい下り、谷底に近付いた。

DSC_9942_R.jpg

2時間程下り、谷底の橋に到着。
チェックポイントがあり、名前や国籍、パスポート番号を記入させられる。
その際、パラパラとページをめくってみたけど、国籍欄に「JAPAN」の文字はなかった。
アメリカ、フランスからの旅行者が多い。

DSC_9965_R.jpg

橋を渡り、逆側の谷を上り始めれば、ついさっきまで下ったジグザグ道が見えた。
復路はこの道を上らないといけないと思うと少しばかり憂鬱だ。

クスコ滞在中、キャンプ道具や食料を持ってトレッキングに出かけるのは4度目。
コイヨリッティにアウサンガテ、サルカンタイでの最高地点はいずれも4500メートル超。
空気が薄く、何度も足を止めて呼吸を整えたものだけど、今回の最高地点3000メートルという事で非常に楽。

しかし問題がいくつか。
往路は雲が多く問題なかったが復路はとても暑く、吸血虫にも悩まされた。

6時間程歩いて谷上に到着。

DSC_0090_R.jpg

夜に雨が降り、翌朝は霧に包まれた。
遺跡に向かっていると霧の中に段々畑が現れた。

DSC_0129_R.jpg

人が少ないのはいいけど、霧のため視界悪し。

DSC_0326_R.jpg

昼頃よりようやく青空が見え始めた。

DSC_0387_R.jpg

急斜面の段々畑。

DSC_0390_R.jpg

拡大。

DSC_0410_R.jpg

さらに拡大。
白い石でリャマが作られており、遊び心あふれている。

DSC_0583_R.jpg

この後ようやく遺跡の全景を眺める事ができたけど、すぐにまた霧に包まれた。
翌日、翌々日は雲一つない快晴で、悪天候の日に訪れてしまったタイミングの悪さを呪ったけど、今にして思えば霧の中のチョケキラオというのも天空遺跡らしく悪くはないかなと。

一緒に訪れた人は「思ったより良かった」との事だが、個人的には普通。
ゆっくり4泊5日をかけて行ったが、それだけの日数をかける価値があるのかというと何とも言えない。
しかしそれだけの苦労を要さなければ訪れる事ができないし、見る事の出来ない遺跡なのである。

スポンサーサイト

Intiraymi 

6月24日、インティライミ当日。
3部編成で、祭の最初の舞台はコリカンチャ、その後アルマス広場を経てメイン会場のサクサイワマンへ舞台が移るらしい。
サクサイワマンは非常に込み合うとの事なのでアルマス広場に的を絞ることに決める。



まだ人の少ない早朝、アルマス広場へ向かうとたくさんの椅子が並べられていた。
椅子を並べて場所取りをし、その席を販売するという商魂逞しい人がいるのだ。
1席10ソル(約300円)。始まりまで2時間はあるので、10ソルで椅子に座って待てるのであれば、決して高過ぎるわけでもない。
宿は広場から徒歩2分という好立地なので、宿から椅子を借り、インティライミが始まるのをじっと待つ。

DSC_9085_R.jpg

時間が経つにつれ、人が増えてきた。

DSC_9095_R.jpg

たくさんのカメラに囲まれ現れた人。
周りの人達も手を振り、大声援。
近くの人に尋ねると、大統領らしい。

DSC_9266_R.jpg

そしてコリカンチャから続々とインカ兵達がやって来た。
最後に神輿に乗った王が登場。

DSC_9310_R.jpg
DSC_9366_R.jpg
DSC_9407_R.jpg
DSC_9548_R.jpg
DSC_9564_R.jpg

全く期待していなかったので思ったより良かったかなという適当な感想。

クスコのパレード 

毎年6月24日に南米三大祭りの一つインティライミが開かれるクスコ。
自分にとってインティライミといえば10年程前にいた競走馬であり、祭に関する知識はゼロなのだが、インティ(太陽)神を記念するインカ帝国の宗教的儀式らしい。

南米通の2人の友人曰く「インティライミはショーという感じで面白くないが、インティライミが近付くにつれ街のあちこちで人々が踊り狂っている様子はとても良かった」との事。

クスコ到着した5月20日頃、すでにパレードや色鮮やかな衣装を身にまとった人々の踊りを見る事ができた。



メインとなるのが宿から2分、クスコの中心にあるアルマス広場。
コイヨリッティやトレッキングから戻り、クスコに滞在している間、パレードを見るため頻繁に足を運ぶ。というか外出する際は必ずアルマス広場を抜けていくので、パレードに遭遇し、足を止める事になる。

DSC_3352_R.jpg
DSC_3492_R.jpg
DSC_3383_R.jpg

前半は子供達の踊りが多かったが、中学生、高校生、大人とインティライミが近付くにつれ、踊りの質も高まっていく。

DSC_7864_R.jpg
DSC_7622_R.jpg
DSC_6527_R.jpg

衣装や踊りも様々で面白い。

DSC_6910_R.jpg

ある日は山車のパレード。
ロナウジーニョの山車を見て、「なぜロナウジーニョ?」と思い、また彼は今どこにいるのだろうと調べてみたらクスコのチームに所属しているのだとか。
ただ現地人に話を聞くと「エキシビジョンマッチに出るだけ」と言うし、インターネット上で報道されているような「クスコのチームに所属」どういう契約なのかは不明。

インティライミの翌々日にロナウジーニョ出場のエキシビジョンマッチがあった。
最も安い席で60ソル(約1900円)と高過ぎるし、別の場所へ行く予定があったので見に行くかず。


歩行再開しようと思えば6月20日頃から歩く事はできた。
決して評判の良くないインティライミ。存分にパレードは楽しんだし、どうでもいいと言えばどうでもいいのだが、数日後にあるのなら滞在を延泊するのも悪くはないなと考え、ずるずるとクスコでの日々は続く。

DSC_8536_R.jpg
DSC_8523_R.jpg
DSC_8693_R.jpg

インティライミ前日。
パレードの盛り上がりも最高潮に達し、観光客もこれまでで最も多い。

DSC_8753_R.jpg

人垣ができ、パレードが見にくいので、後方から椅子の上に立ち、眺める人達。
ペルー人による商売で1ソル(約30円)。目の付け所に感心。

DSC_9021_R.jpg

夜遅くまでパレードは続いた。

Machupicchu 



マチュピチュへの道7日目。
ジャクタパタから山を下り、ハイドロエレクトリカ(水力発電所)に到着。
クスコから車でマチュピチュを目指す人達はここで下車した後、徒歩でマチュピチュ村を目指すらしい。

DSC_5494_R.jpg

線路上を歩き、マチュピチュ村を目指す人達。

DSC_5545_R.jpg

廃線ではなく、マチュピチュ村へ向かう列車が時折通過する。

ハイドロエレクトリカから村へは11キロ。
歩き始めこそは線路上を歩くという非日常を楽しんでいたが、すぐに飽きる。
いつもならなんてことのない距離なのだが、ここへ至るまでの6日間の疲労が蓄積され、この日も朝から急勾配の下りを歩き続け、さらには雨に見舞われ、疲労困憊になった日没後、マチュピチュ村に到着。



実を言うと、ジャクタパタからマチュピチュを眺めた時、燃え尽きたというか、「もうマチュピチュを見れたしいいんじゃないか」という気持ちがわいてきた。
マチュピチュでの観光以上にマチュピチュを目指す過程、トレッキングが自分にとってはメインだったので。

絶景の中を歩くトレッキングも最高なのだが、やはり自分の旅は道の上なのだと再確認。

4500円もするチケット代を払って普通に観光するという事に若干の抵抗があったけど、逆にマチュピチュからジャクタパタを眺めてみたいという思いも出てきたので予定通りマチュピチュへ向かう事に。

DSC_5563_R.jpg

翌日遺跡へ向かう事はせず、休養日に充てる。

温泉地のマチュピチュ村。
日本の小さな温泉の町の様な景色なのだが、実はマチュピチュ村の初代村長は日本人の野内与吉氏だったりする。
現在のような景観になったのもそんな事が影響しているのだろうかと考えてみる。


翌朝向かったマチュピチュなのだが、天気予報をチェックした上でチケットを購入したというのに朝から雨。
時間のない人ならしょうがないと割り切れるが、時間に余裕があるくせになぜこのような天候の日に当たってしまったのかと呪いたくなる。

DSC_5611_R.jpg

遺跡に着いてもこの通り。
マチュピチュ山に登るが、霧のため視界が悪く、何も見えない。

DSC_5652_R.jpg

少しずつ霧は晴れていき、遺跡を囲む緑の山肌が見え始めるも、次から次へと新たな霧が流れてきて視界を遮り、マチュピチュはなかなか姿を現さない。

DSC_5701_R.jpg

このまま見る事ができないのではと思っていたら、霧の中にうっすらとマチュピチュ遺跡。
標高2400メートル、空中都市にふさわしい景色。
その後も何度か霧が晴れるのを待ちながら幻想的な景色を堪能する。

山を下っているうちにすっかり霧はなくなり好天となった。
霧に包まれた幻想的な景色と好天下での景色を見れたのは良かった。


行くべきか迷っていたマチュピチュだが、全く期待していなかった事もあり、思っていたよりずっと良かった。
個人的には2001年に初めてアンコールワットを見た時の衝撃を越える遺跡はないだろうと思っていたけど、それに匹敵するか、越えてしまうかというくらいの遺跡だった。

インターネットで検索すれば山ほど出てくるマチュピチュの写真を掲載する必要はないと思うけど、せっかくなのでこの1枚だけ載せておきます。

DSC_5977_R.jpg

南米へ発つ前、鳥取県の方からいただいた県のマスコットキャラクター・トリピー。
食料、キャンプ道具で荷物はかなりの重さのだったのだが、こいつをマチュピチュへ連れてくるため、7日間、背負って歩き続けた。

Llactapata 



4630メートルの峠を越えた後はひたすら下り。

DSC_4817_R.jpg

今日も頑張る馬達。

DSC_4928_R.jpg

のんびりと2時間程下り、標高4000メートルを切った辺りから景色が一変する。
雪山、あるいは岩肌むき出しだったが、色とりどりの花が咲き、木々が生い茂り、ジャングルと化した。

4630メートルから2900メートルまで下り、日没頃にキャンプ場到着。

DSC_4996_R.jpg

翌日も下りが続き、2100メートルまで下る。
前日まで寒さに震え、4600メートルの峠で雪山を見上げていたのがウソのよう。

DSC_5027_R.jpg

トレッキングを開始して以来、たまに集落が現れる事はあったが、Playaという村はここまでのルートで最も大きな村だった。
キャンプ場がいくつかあり、オーナーの計らいで無料でテントを張らせていただく。

DSC_5046_R.jpg

キャンプ場の犬。

DSC_5135_R.jpg

キャンプ場にはコーヒーの木がたくさんあった。
基本的にはツアー客を相手にしている場所なので、コーヒーを飲む事もできる。
1杯5ソル(約160円)とペルーの物価からしたら安くはないが、無料でテントを張らせてくれたお礼も兼ねて美味しいコーヒーをいただく。

この辺りはコーヒーの産地であり、翌日以降もコーヒーの木を頻繁に目にした。
さらにはアボガドやバナナの木も。東南アジアのような景色。

DSC_5155_R.jpg

連日ゆっくりとしすぎたため、当初の予定より行程は遅れていた。
急ぎ足で進もうと思っていたのだが、大好物のアボガドを目の前に素通りする事はできず。
木の棒で叩き落せる高さではなかったので、道路からアボガドの身に向かって投石。
落ちてきた実を拾い、5つのアボガドをゲットする。

DSC_5228_R.jpg

ここから先、車道を進むルートとインカ道を歩き峠を越えるルート、2つの選択肢があったが、インカ道からの峠越えを選択。
キャンプ場からインカ道への分岐まで20分と教えられていたのに、アボガドや他の実を採っていたら2時間もかかっていた……。

DSC_5283_R.jpg

そしてまたひたすら上り。
これまでの上りと比べたら高度は低いので酸素は薄くないのだが、とにかく暑い。
Tシャツ一枚で歩くなんて久々だ。

DSC_5416_R.jpg

大粒の汗を流しながら到着した先はジャクタパタ遺跡。

DSC_5433_R.jpg

遺跡からの景色。

DSC_5432_R.jpg

何かあるなーと思っていたらマチュピチュでした。
トレッキング開始から7日目、ついにマチュピチュとご対面。

Abra Salkantay 

観光意欲はあまりなく、南米大陸のハイライトであるマチュピチュも行くべきか迷っていたのだけど、何人かの旅行者に勧められたり、いくつかの要因が重なってマチュピチュを目指す事にした。

クスコからマチュピチュへ向かうにはいくつかの選択肢がある。

・列車で行く
・車でマチュピチュ村近くまで行き、約10キロ歩く
・インカ道トレッキングに参加する
・サルカンタイ峠を越えて歩いていく


列車は高く、インカ道トレッキングは人数制限があるため予約で一杯らしい。
車で目指すのも面白くないので、キャンプ道具と1週間分の食料を持ってサルカンタイ峠を越えてマチュピチュへ向かう。



初日からなかなか良い場所にテントを張った。
クスコでストーブの燃料であるガソリンを買ったのだけど、それまで使用していたガソリンと異なるからか、不純物が混入しているからか、火が点かなくなる。
夕食を作る事ができず、幸先悪いスタートとなった。
マチュピチュまでストーブなしで行けるのだろうかと不安を覚えるも、焚火で火をおこせば何とかなるはず。

メンテナンス道具は持っていたので辛抱強くストーブをいじっていたら、火力は安定しないものの何とか火が点くようになり、後日完全復活。

DSC_4177_R.jpg

2日目、ソライパンパ着。
標高6271メートルのサルカンタイ山が姿を現した。

DSC_4362_R.jpg

ソライパンパからは車道もなくなり、トレイルがあるだけで、移動手段は自らの足か馬のみ。
ここから4630メートルの峠まで上りが続く。
食料とキャンプ道具を詰め込んだバッグが肩に食い込み、その重さが少しずつ負担となっていく。

DSC_4463_R.jpg

次第に大きくなっていくサルカンタイ山。

この日のうちに峠を越えるつもりだったが、天候が悪くなり、霧に包まれ、サルカンタイ山は姿を消した。
晴れていれば絶景が広がっているはずだが何も見えない。
こんな天候の中、峠を越えるのは嫌だし、もったいない気がした。
この日出会った米国人がここにテントを張っていた事もあり、早めにテントを張って翌日の峠越えに備える。

DSC_4563_R.jpg

テントを張った直後、雨が降り始めたものの、その後霧は晴れた。
山を見上げながらラーメンを食べ、最高の気分。

DSC_4522_R.jpg

サルカンタイ経由でマチュピチュを目指すルートは決してメジャーではないが、思ったよりも人はいた。ツアーも今夜はここに泊まるらしい。

個人で来ている人より、ツアーに参加している人の方が多い。
テントや食事はツアーが用意してくれるし、5キロの荷物までは馬が運んでくれる。

DSC_4621_R.jpg

天候待ちした甲斐あって翌日は快晴。
最後の上りが始まる。

DSC_4700_R.jpg

そして4630メートルの峠に達した。
マチュピチュへのルートでここが最高地点となる。

DSC_4734_R_201607030453281bf.jpg

ツアー客もたくさん。

DSC_4756_R.jpg

マチュピチュへの道、前半終了。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。