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ALKINIST -あるきにすと- 2017年10月
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歩いてはいけない道 



順調に歩いていた昼頃、ガソリンスタンドが1.5キロに迫ったところ料金所が現れ、警備の男が走っているのが見えた。
「一体何をしているんだろう」と思っていたら、どうやら自分に用があったらしく、路上にやって来た。

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呼吸を整えながら「この先のオートピスタを歩く事はできない」と彼は言った。
「それは困る」と伝えたところ、どこかに無線で連絡を取ったがその言葉が覆る事はなかった。
この先は道路幅が狭くなり、徒歩はもちろん自転車の通行もダメなのだとか。
迂回路を教えてもらい、久々にオートピスタを外れ、下道を歩く。

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今日もまたコンビニで昼食になるだろうと考えていたが、下道を歩いたおかげでタコスを食べる事ができた。

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この先にあるTulaという町へ行き、食料など購入。
いつもは警備員に荷物を見てもらっているのだが、このスーパーはとにかくでかく、また日曜日という事もあってお客さんも多い。
警備員に見てもらうのは難しそうなので、併設されたガソリンスタンドにリヤカーを置かしてもらい買い物。そしてパンク修理。

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町からしばらく歩いたところにオートピスタの料金所が現れた。
この料金所から先も「道が狭く、歩けない」と教えられており、下道を歩かないといけなかったのだが、ここの警備員に「歩いても大丈夫か?」と聞いてみたところ、「OK」との事なので再びオートピスタへ。

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上りは多いが、路肩は広々としているし、何が問題なのかさっぱり分からず。

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しかしその先2カ所に大きな橋があり、1つ目はまだ少し狭い路肩があったが、2つ目の橋には路肩などない。高速道路で車道にはみ出すのは本当に怖い。
「なるほどここの事か」と納得。

この時すでに50キロ以上を歩き、しかも上りに疲れていた。
しかし安全にここを抜けるには走るしかなく、後方から車が来ない事を確認し、全力で走り始める。
1つ目の橋は約400メートル、2つ目は250メートル、「もう走れない」弱音を吐きそうになったが、トラックに追突されたら死ぬぞと思えば頑張れた。

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19時前、暗くなる寸前に目指していた分岐が見えた時は本当にほっとした。
左へ行けばメキシコシティ、直進すれば第2の街グアダラハラ、右へと進めば目指している北へと至る。

Ajoloapan 

前夜テントを張った場所はやや斜めになっていて、朝起きてみるとテントが傾き、1メートル下の排水溝に危うく落ちるところだった。テント内の荷物を慎重に取り出し、テントを片付ける。



サボテン畑。
メキシコの至る所で見る事のできるサボテンだけど、これはおそらく食用として栽培されているもの。
メルカドでは普通にサボテンが売られている。テワカンで食べたのだが、ずいぶんと粘り気があった。

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PIRAMIDESというのはメキシコシティ滞在中に訪れたテオティワカン遺跡。
メキシコシティを迂回するルートを歩いているが、首都の北東まで来る事ができた。

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「次のガソリンスタンドは100キロ先」と教えられていたが、コンビニは現れた。

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前日に続き、コンビニバーガー。
腹持ちはするけど、ケチャップなど一切入っていないので味は微妙というか、味がない。
さすがに今回は持っていたケチャップを使う。

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右へ行ったらパチューカ。
この日は土曜日だったので、もしかしたら土日にパチューカのホームゲームがあったかもしれないが、本田に思い入れが全くないので行こうという気にはならないのである。中村俊輔なら絶対行ってた。

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この向こうにパチューカがある。

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それにしても本当に何もない。
ガソリンスタンドでなくてもドライバーが仮眠をとったり休憩できる場所をもっと作るべきではないか。
道は広々として歩きやすいが、料金所の外へ出る以外にテントを張れる場所はなく、寝る環境としては最悪。

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山を越えた先に本日の料金所があった。

テントを張りたい事を伝えると、警備のおじさんは無線でどこかに連絡を取り始めた。
25分待たされるが、返答はなく、ムダに時間が過ぎていきイライラする。今日はいつもより30分早く歩行を終えたので、のんびり読書するのを楽しみにしていたのだ。
そんな事はこちらの勝手であり、警備のおじさんは全く悪くないという事はよく分かっているんですけどね。

昨日は30分待たされた結果、ノーという返事だった。その30分があれば別の場所を探せるし、本当に時間のムダでしかない。
しかしメキシコってもっと適当な国だと思っていたけど、無線で連絡を取るあたり、割としっかりしているなという印象。
でも別に「ノー」という返事でもいいから5分で返事が欲しい。これを機に徒歩旅行者やサイクリストが現れた際のマニュアルを作ってほしいものだ。

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25分待たされても返事がないので、料金所近くにテント。

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夕食を作っていたら、食べ物を持って警備のおじさんがやって来た。
夕食の事を心配してくれたらしい。食料はあるし、これはおじさんの夕食に違いなく、受け取る事はできなかった。その気持ちはとても嬉しかったけど。なぜこんなにも優しいのか……。

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暗くなるまでの間、酒を飲みながら読書を楽しむ。
宮部みゆき『理由』。読んだ事あるはずなんだけどあまり内容を覚えていない。
火車、模倣犯はよく覚えているけど。

Sahagun 



朝からアップダウンが多い。
水など補給できる場所はなく、昨日いただいた2リットルのコーラに助けられる。
坂を上った後のコーラの喉ごしは最高だ。

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この先のルート上もしくは近くにある町など。
パチューカは最近サッカーの本田が移籍したところ。

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ポポカテペトル火山が見えたりして景色は良い。

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しかしアップダウンの連続。そして補給場所はなし。

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道路から離れた所に集落は見えるのだけど、道路沿いには全く何も現れない。

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料金所が現れたので、「ガソリンスタンドはこの辺りにないのか?」と尋ねると、「30分歩いたところにある」という返事。

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実際は30分じゃなく、1時間でしたけど。

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歩行開始から30キロ、ようやくガソリンスタンドに到着。
併設されているコンビニはOXXOと書いてオクソと読む。

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おじさんに次のガソリンスタンドまでの距離を尋ねると、100キロというステキな答えが返ってきた。予定外過ぎる。
ガソリンスタンドのウォ―ターサーバーからペットボトルに水を入れてくれた。

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さらにはOXXOで飲料を購入。
水5リットル、炭酸水2リットル、コーラ2.5リットル。
最近コーラを飲み過ぎているので無糖のにしといた。

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昼食。コンビニでこういうの買うのは本当に久し振りな気がする。
不思議なものでサンドウィッチは日本のものと同じ味がした。ハンバーガーはケチャップもマヨネーズもマスタードも入ってなくとても味気ない。メキシコ人がこれに満足する気はないと思うのだけど、どうやって食べているのか。

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また何もない中を歩くのだけど、自分好みの景色なので全く苦にならない。

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ガソリンスタンドはないし、暗くなるまで歩き、前日に続いて料金所へ。
テントを張りたい事を伝えるのだが、30分待たされた挙句、答えはノー。
テワカン以前の料金所には救急センター、コンビニなどがあり、テントを張らしてくれそうな感じだったし、実際一度テントを張った。
しかしこの2日は断られ、料金所は鬼門になりつつある。

ガソリンスタンドやレストランなどテントを張れる場所は全くなし。延々と柵が設けられているので、道路外へ出る事も難しい。
唯一テントを張れそうなのはたまに現れる道路下の通路くらい。
安全を確保したいのなら料金所。

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料金所の敷地外なら問題ない。

San Matin Texmelucan 



プエブラ近郊のポポカテペトル火山がうっすらと見える。
近くを通過する時は雲に隠れていそうなので写真を撮っておく。

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プエブラ近郊で、いつものように料金所に突っ込もうとしたら警察に止められ、横の道を歩くように言われた。

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メキシコ第4の街なだけあって、これまで以上にごちゃごちゃして、時折路肩がなくなり、とても歩きにくい。
さっき止められた道路は高架道路らしく、歩行禁止なのも納得。
1泊して街を見ていく事も考えていたけど、交通量は多いし、セントロまで行くのも面倒だし、そんな気は失せてしまい、さっさと抜け出したくなる。

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プエブラを抜けた後、コーラを買うため、オートピスタを外れて商店へ。
ここの人達に話しかけられ、2リットルコーラ、トイレットペーパー、120ペソをいただく。グラシアス。

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食事をとれる場所はなかなか現れなかったが、たくさんの屋台や店があったので立ち寄ってみる。
正面には大きなフォルクスワーゲンの工場があり、ここで働く人向けの食堂。
このトルタス屋にやたらと人がいたのでトルタスを注文。かなり待たされる。

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トルタスはメキシコ風サンドウィッチ。具はミラネッサというカツレツ。
1つ注文したはずなのに2つになっていた。
高いのか安いのかよく分からないけど1つ25ペソ。1ドル=18ペソ。
後に何度かトルタスを食べたけど、ここのトルタスはコストパフォーマンスに優れていた。

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その後料金所を通過したところで「パスポートプリーズ」と呼び止められた。
料金所職員でも警察でもなくイミグレーションの職員。
メキシコに入国したばかりのグアテマラ国境に近い所ではイミグレの施設があり、パスポートチェックを受けたり、荷物について尋ねられる事があったけど、まさかこんなところでチェックを受けるとは思ってもいなかった。

ちょっとまずいかなと思いつつも、平静を装い、職員の様子を窺う。

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何がまずいってこのツーリストカード。
メキシコシティ滞在中に気付いたのだけど、最大180日滞在できるメキシコだが、全ては入国時のイミグレ職員の判断による。
そして自分の場合は7日しか滞在許可されていなかった。
確認しなかったのも悪いけど、7日とか本当に意味不明。バカじゃないのかと。


ペンションアミーゴにいた長期滞在中のおばさんに相談してみれば、「ここから1番近いイミグレは空港だから早く行け」と言われたが、時間がないので行かず。
テワカンに戻り、中谷さんに相談してみたところ「イミグレへ行かなくても大丈夫だろう」と言われた。
両者全く別の事を言っているけど、共通するのは「メキシコは緩い国だから大丈夫」という事だった。

故意ではないとはいえ不法滞在中の身であり、これから目指すサン・ルイス・ポトシのイミグレに行っておこうかなと思っていたのだけど、まさかこんな形でイミグレに不法滞在がバレる事になるとは思っていなかった。


「君はメキシコに7日しかいれない。これはビッグプロブレムだ」と職員。
「えーウソでしょ」とオーバーアクションで驚き、「日本人は180日滞在できるし、入国時に何カ月滞在できるかを尋ねたら3カ月と言われた」と主張し続ける。
どこかに連絡を取り、プエブラのイミグレへ連行される気配があったのだけど、リヤカーごと運ぶのが難儀だからか、「行っていい」という事になる。本当に緩い国だ。

「1月までにメキシコを出ろ」と言われたが、7日と書かれているのに本当に1月までいて大丈夫なのかよく分からない。
「1月までいていい」と一筆書いてくれとお願いするも断られ、"07days"のところに1を書き足して"107days"にしてくれとお願いするも不可。
「このツーリストカードをなくした事にしたら大丈夫?」と尋ねると「捨ててはいけない」と言われた。サン・ルイス・ポトシのイミグレに出頭する必要もなさそうだ。


どうなるのか分からないけど、この先も不法滞在は続く。

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直進すればメキシコシティだが、大都市は嫌いなので右へ進み、迂回する。

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暗くなるまで歩き、料金所でテント設営のお願いをしたものの断られる。
料金所に断られる事はないとなぜか確信していただけにショック。
この辺りにガソリンスタンドはないらしいし、どんどんと闇が忍び寄ってきて、不安が増長される。
先へ進もうかと歩き始めたところ、料金所の敷地外なら問題ないらしく、警備員がテントを張れる場所を教えてくれた。

何もない日 

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前日夕方に合流したオートピスタから片側2車線の分離道路になる。さすがは首都への道。

特に書く事はなくて9時頃にガソリンスタンドが現れた後、16時にガソリンスタンドが現れるまで延々と何もなし。

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さらに先のガソリンスタンドまで59キロ歩く。
高度が上がったので朝夕は肌寒い。

テワカン出発 



中谷さんのところでは計8泊もお世話になった。
食事は美味しいし、すごく居心地の良い場所を提供していただき、もっとゆっくりしたい気持ちもあるのだけど、テワカンを出発。お世話になりました。
色々と持たせてくれたので、いつも以上に荷台がもっこりしている。

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テワカン郊外ではオリサバ山を見る事ができた。
あの辺りにいたのかなと、4600メートルの山小屋を訪れた時の事を思い出す。

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そしてオートピスタへ。
いつも思うんだけど、自転車禁止とか徒歩禁止の標識を立てるくらいなら徹底して禁止すべきではないか。
メキシコに限った事ではないけど暗黙の了解みたいな感じで、ルールが曖昧になっている国が多すぎる。歩いたり、自転車で通行していいならこんな標識立てるなよと思う。

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料金所で止められる事などなくオートピスタへ。
雲に隠れるまでしばらくオリサバ山を見ながら歩いた。

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中谷さんの奥様が昼食を用意してくれていて、感謝しながらいただきました。

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オートピスタでない旧道の方を歩けば10キロ程距離は短く、上りも少ないのだけど、路肩がなく、イライラしながら歩きたくはなかったのでオートピスタを選んだ。
上りが多く、1500メートルから2250メートルまで高度を上げる。

緩やかで苦になるようなものではないけど、終始強い向かい風が吹き続けた。
体の熱を冷やしてくれるのはいいけど、荷台の重量が増している事もあり、少々疲れた。

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メキシコシティとコルドバなどをつなぐオートピスタに合流。
すぐに現れたガソリンスタンド近くにテント。
予定通り50キロ歩く。

テワカンでの日々 

メキシコシティでの荷物受取を間に挟み、テワカンでは日本食レストランを経営されている中谷さんのところで計8泊もお世話になり、色々な所へ案内していただき、たくさんの経験をする事ができた。

テワカンはメキシコシティとオアハカとの間に位置する町なのだが、ここを訪れる旅行者はほとんどいないと思う。
しかしこの無数に生える針サボテンは一見の価値あり。



メキシコの中でもこの辺りでしか見る事のできない景色で個人的中米ベストルートに認定。圧巻の一言に尽きる。
実際バスでメキシコシティへ向かった際、車窓を眺めたのだが、この様な景色を見る事はできなかった。



中谷さんの長男ヤスさんは山好きで、南米最高峰アコンカグアに登頂し、日本では山小屋で仕事をした経験もある。

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車で2時間程のところにメキシコ最高峰オリサバ山があるとの事で連れて行ってもらった。
ちなみにヤスさんはこの山を60回訪れ、40回登頂したらしい。

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4600メートル地点にある山小屋。山頂は5636メートル。
山頂を目指すにはアイゼン、ピッケルが必要だし、ヤスさんもここ数年山から離れている事もあり、今回はこの山小屋まで。
山小屋まで40分のところまで車で行く事ができ、1500メートルのテワカンから4600メートルまで一気に高度を上げた。

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先日は首都メキシコシティの観光を楽しみ、たまには街もいいなと思ったけど、やっぱり山だ、自然だと改めて思う。

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山頂を目指す登山者が小さく見えた。


中谷さんはレストラン経営から離れられ、今はメキシコ人に日本語を教えている。
店を継いでいるのは娘のミチヨさんなのだが、日本人らしい気配りでいつも気遣ってくれた。
「メキシコ人に合う日本食にアレンジしているのでお口に合うかは分からないけど」と謙遜されていたけど、ここで食べさせていただく食事は本当に美味しく、至福の時だった。

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しかしそれを超えたのが中谷さんの奥さんの手料理。
一度ご自宅へ伺い、食べさせてもらったのだが家庭の味って素晴らしいなと思った。
「もっと食べなさい」と言ってくださったので、遠慮なくいただきました。

「時間はあるんだろ?もっとゆっくりしていけばいい」
というお言葉に甘え続け、お世話になる事計8泊。
ここを出る意思を伝えるも、「もう1週間いたらどうだ?」という言葉に負けそうになる。
ゆっくりしていきたいけど、先へ進まないといけないのである。

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