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ALKINIST -あるきにすと- ラブレター

ラブレター 

どんな文面がいいかなと、あーでもない、こうでもないと頭を悩ませながらラブレターを書く。
丁寧に、想いが伝わる様に、筆に願いを込めながら。

「カザフスタンの事が大好きなんです」と。

宛先は在キルギス・カザフスタン大使館・領事。
性別不明、多分男性。

これから歩く事になるカザフスタン、
広大な面積を持つこの国を歩き抜くために、できれば3ヶ月ビザがほしい。
現在考えているルートの総距離・およそ2500キロ。
どう考えても3ヶ月ビザが必要。

インビテーションがあれば、容易に3ヶ月ビザを取得できるも、旅行代理店を回った結果、100ドルもかかってしまう事が判明。
ロシアビザにけっこうなお金を支払ったので、これ以上の出費は抑えたいところ。

ビザなんてものは領事の裁量により、可否が下されるものだと思うので、思い切って手紙を書いてみた。

思い切りカザフスタンへの愛を書き綴り、ビザの申請用紙と共に提出。
それを読んだ窓口のお兄さんは「ハラショー」と一言。
君に気に入られてもしょうがないんだけどと思いつつ、「ラフマット」とお礼を言っておく。
彼曰く、「多分3ヶ月は無理だろう」との事。

恋の行方は非常に厳しいものの、可能性はゼロではなく、恋の成就を願うばかり。

尚、3ヶ月ビザが取得できなかった場合、別ルートを2ヶ月で歩く予定。
それにしてもビザ代無料なんて素晴らし過ぎるぞカザフスタン。

「ロ」から始まるどっかの国も見習うべきです。