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ALKINIST -あるきにすと- 星に願いを

星に願いを 

ビシュケクに戻ってきている。
酷暑から逃れるためでも、何かトラブルに見舞われたからでもなく、カザフスタンビザ再取得のために。

できれば西へ抜けたかったカザフスタン。
2ヶ月ビザしか取得できず、しょうがなく北上していたものの、
ちょっと思う事があって進路を西へと方向転換する事に。

しかしながら、西へ抜けるには2ヶ月という期間では到底足りるはずもなく。
カザフスタンビザは延長不可、
一度国外に出てビザを取り直す必要があり、非常に面倒で億劫。
戻る気など全くなかったものの、無事にユーラシア大陸徒歩横断を遂行させるためには戻らざるを得なかった。


トルキスタン出発前夜、
詳細な理由については割愛するも、ある事がきっかけで、不安と恐怖心に支配され、明け方まで延々と悩み、考え続け、全く眠れず。
これまで6000キロもの距離を歩いてきて感じることのなかった恐怖心を今になって初めて感じた。

翌日、気持ちを切り替え、色々なものを振り払っての歩行再開。
トルキスタン郊外で現れたロシア・サマーラへの標識。

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「2101キロ」
一見途方もない距離のようにも思えるのだけど、
サマーラへの距離が明確になり、昨夜の不安がウソの様に気持ちは高まり、
炎天下の歩行も苦にならない。

「北へ北へ」

と、順調なペースで進む。


そして28キロ地点での車軸折れ。

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炎天下、陽射しを遮るものなど何もない草原のど真ん中で途方に暮れてみる。

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ついでに頭も抱えてみる。


こんな記念撮影してるくらいなんで、それ程切羽詰った状況でもないのだけれど、
このタイミングでの車軸折れ。
下駄の鼻緒が切れたかの様な不吉な前兆を感じる。
これはビザ再取得を促すシグナルではないのかと。

幸い予備車軸を用意していたものの、道具が不足していたのであくまで暫定的な応急処置で、さらに15キロ歩いて歩行終了。

この日はカザフ人のお宅にお世話になる。
与えられた寝床は屋根の上。

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この家の息子達と川の字。
布団に入り、空を見上げれば無数の星、満天の星空。
そんな星空を見上げながら、ビザの再取得を決心。
どんどんと流れ落ちていく星に願いを込めてみた。


※あくまでビザの再取得が目的なので、ビシュケクには3泊のみ。20日からの歩行再開を予定。



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<写真>
ビシュケク行きバス。
見た目は普通の大型バス。

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<写真>
バス車内。
2列計8席しかない座席、後ろはこんな感じ。
おばちゃん達熟睡中。
ビシュケクへ衣料品の買い付けへいく怪しげなバスに乗り込んでしまったらしい。

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<写真>
ガソリンスタンドで迎えた朝。

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<写真>
暑さのあまり、木陰で放牧サボリ中。
その気持ちはものすごく理解できる。