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ALKINIST -あるきにすと- CROSS JOURNEY

CROSS JOURNEY 

キルギスでの話。

国境はもう目の前。
余った通貨を使い切るべく、カフェにて少し早い昼食をとる。
順調に消えていくキルギス・ソム、あとはお菓子でも買おうかと席を立とうとした瞬間、欧米人サイクリストが視界に入ってきた。
彼もこちらに気付いたようで、手を振れば、こちらへやって来た。

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スイス人・パスカル。
スイスからいくつかの国を経て、ウクライナ、ロシア、そしてちょうど今カザフスタンの旅を終え、キルギス入りしたとの事。

まさにこれから自分が進もうと思っているルート。
そんなルートを走り抜けてきた彼と出会えた事が無性に嬉しい。

「こんな旅行者のいない辺鄙な国境のカフェで出会い、お茶を飲み、話すというのも面白いものですな」
と、パスカル。

うんうん、と頷き返す。


出会いに大きいも小さいもないけれど。
徒歩と自転車。
共に人力で旅しているという事で、妙な親近感を感じてしまう。

大抵の場合、ほんの5分程度、会話を交わし、

「グッドラック」

と、互いの旅の成功を祈りつつ、
互いの来た方向へ向け、走り、歩き去るのだけれど、
旅空の下、偶然とも必然とも言える出会い。

2つの旅が交差する。

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その度に、いいなあと思う。

人力の旅っていいなあと。



7月末のビシュケク出発以来、出会ったのはパスカルと以下の方々。

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<写真>
名前忘れたけどイングランド人。
彼もロシアからカザフ入り、上海を目指すのだとか。
「ユーアークレイジー」と言い、走り去っていった。

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<写真>
イングランド人・ティファニー。
カザフスタン歩行中、バイクはかなり目にし、手を振ったりもしてくれるのだけど、わざわざ引き返してきてくれたのは彼女達だけだった。

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<写真>
マカト近郊で出会ったオランダ人・コーエン。
久々の旅行者との遭遇に、逃してなるものかと、思い切り手を振り、止める。
彼はその後、同ルートを進み、ぼくの出会ったカザフ人とも多く出会ったとの事。
なんか嬉しいです。