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ALKINIST -あるきにすと- 山

山 

山道を歩くより、平坦な道を数十キロ遠回りする事を選び、プリシュティナ経由でプリズレンを目指し、コソボからモンテネグロへも地図を見る限り、山々が険しそうなので回避。

そんな風に山を避けながらアルバニアへとやって来たのだが、地図からは察する事のできない、考えていた以上の山々が待ち構えていた。

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この辺りは地図上では薄い茶色で表わされていて、実際、標高こそたいした事ないのだが、高低差が半端ない。さすがにこればかりは地図から読み取る事はできず。

600メートル一気に上がり、最高地点に達し、呼吸を整えながら水を飲む。
歩いてきた道を見下ろして景色を楽しみ、喜んだのも束の間、谷底まで一気に600メートル下り、また新たな山を上る。
これを何度繰り返しただろうか。

はるか下に見える谷底の道、そして目の前に見える新たな山道。
谷底まで下って、またこの山を上るのかと、何度現実から目を背けたくなっただろうか。


苦痛やつらさと引き換えに得られる達成感などいらない。平坦で楽な道を歩きたい。
いつまでこのアップダウンが続くのかと、終わりの見えない山道に心が折れそうにもなる。
さすがに今回はコソボへ戻ろうか、首都ティラナ方面へルートを変更しようかとも考えたけど、戻るにしても山道を歩かないといけないわけで。


「なぜこんな事をしているのか」

きつい時やつらい時、そんな事を考える事もあったけど、今となっては理由は明白。
とりあえずこの道を歩かねば次につなぐ事はできないので、今は辛抱しながら歩こうかなと。
幸いにも、現地の方曰く「山道はあと50キロ」との事。

もう少し。



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最初の山を越えた所。
この後更に苦しむ事になるとは知るはずもなく、達成感を感じながら山をバックに記念撮影。

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陽射しもきつくとても暑い。
時折このように水が流れていて、頭から水をかぶり、汗を流し、飲料補給もする。

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奥にうっすらと見える道を下り、手前の道を上る。
それを何度も繰り返す。

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お世話になったアルバニア人。
この国は欧州で最も楽しみにしていた国でもあるのだけど、なかなかよろしい。

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カフェで休んでいると、隣のテーブルの人が「1杯飲んでいけ」と。
まだ昼前なのにビール3本飲まされる。

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国境から20キロくらいは素晴らしい道が続いていたけど、その後は道路建設中。

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道路建設現場。命綱、ヘルメットなしで下から資材と共に引き上げられている人。

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こんな高さです。

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道はガードレールがなかったり、壊れていたりで危ない。
道脇には事故で亡くなった方の碑が多数ある。

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ロバ。

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毛虫の隊列。こんなの初めて見たけどキモい。