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ALKINIST -あるきにすと- Bon Voyage

Bon Voyage 

ほとんど旅行者と出会う事のなかった新疆やカザフスタンの無人地帯。
現地語から久々に解放されたく、また人恋しさもあってか、たまに、本当にたまに、前方からやって来るバイクや自転車に乗った旅行者を見る度に「止まれ止まれ」と念じ、時には思い切り手を振ったり、彼らとの遭遇は本当に貴重なものでした。

しかし、欧州に入り、モンテネグロ、クロアチア辺りからライダー、サイクリストなど急増。
連日何度も彼らとすれ違っているうちに、かつてあれだけ貴重なものに思えた旅行者との遭遇に何も感じなくなる。手を振られれば振り返すのだけど、目を合わす事もなくさーっと通過していく人もいたり。そんな事があっても特に何も感じない。

とは言っても、わざわざ止まり、話しかけてくれるのはありがたいもので。


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リカンベントに乗ったフランス人。
彼は英語を話せず、こちらもフランス語などさっぱりなので、何を言ってるのかよく分からないのだけど、「昔自転車で世界一周した」とそんな事を言っていた。

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車高はかなり低い。

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今朝会ったばかりのフランス人・フルー。
道脇に座り、休んでいると話しかけてきた。
彼も徒歩旅行者で、ロバに荷物を積んでフランス、スペインを旅をしているらしい。
コーヒーを飲みながら1時間程雑談する。
基本的に山道を歩き、食料が尽きると町へ買出しにやって来るのだとか。


別れ際、彼らはこう言う。

「Bon Voyage(良い旅を)」