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ALKINIST -あるきにすと- 最大の危機

最大の危機 

捉え方とか考え方とか人それぞれだと思うのだけど、例えば歩行を中断して、一時帰国なんかした場合、色々なものが無になるというか、リセットされるというか、さすがにムダになるなんて思わないけど、上海から積み重ねてきたもの、ユーラシアから刻み続けてきた足跡は途切れてしまうと、個人的には思っています。だから納得できるまでは帰国をしたくはない。

北米後の事も色々と考えているし、このまま歩き続けるつもりだったのだが、日本への往復航空券の値段をチェックする事となった。ブルガリアで凍傷を負い、不安に押しつぶされそうな時でさえ、帰国を考えたことはなかったのに。

非常にしょぼい理由なのだけど、放置していた虫歯の悪化が原因だったりする。
2,3日前からこれまで感じた事のない激しい歯痛に見舞われ、これはやばいと思い始めた。


医療費が高額と言われるアメリカ。
歯の治療は保険の適用外なのです。
それ以前に保険に入っていないので問題外なのです。

いくらかかるか全く分からないけど、日本への往復航空券+治療費より高いという事も十分に考えられ、もし治療に時間がかかれば、1泊20ドルの宿代も大きな負担となるわけで、最悪、日本への帰国という事も覚悟しておく。

先日取材を受けて、「西海岸を目指します」と言ったばかりなのに、「虫歯なので帰国します」なんて、かっこ悪い。
かっこ悪いし、しょぼい理由なのだけど、ぼくにとってはこの旅最大の危機でした。

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チャイナタウンでブラックジャックを探す事も考えたけど、安かろう悪かろうで、中国医療は信用できず、無難に宿で歯科医を紹介してもらう。
日本と同じ様に、米国でも予約は必要なのだけど、この歯医者は24時間オープン。その名も「Emergency Dentist」。予約なしで向かう。

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結論から申しますと、日本へ一時帰国する事はなく、この旅最大の危機は脱した。

「今日治療すれば50ドル安くなる」

その言葉に乗り、即日治療を受けてきた。
それにしてもアメリカの歯科治療は時価なんでしょうか?なにこの安売り(笑)

来週もう一度行く必要があり、フィラデルフィア出発が数日遅れる程度で済んだのは幸い。

ドクター含め、とてもフレンドリー、親切な歯医者でした。
色々とありがとうございます。

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お土産もたくさんいただきました。
歯医者でお土産もらうなんて初めてです。

けど、一応患者なんで、甘いものを与えないでください。