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ALKINIST -あるきにすと- 「歩くのをやめようと思った事はありますか」

「歩くのをやめようと思った事はありますか」  

「歩くのをやめようと思った事はありますか」


間髪入れず「何度も」と即答。そんな自分に驚いた。
色々と思い返しながら言葉を続ける。

過酷な環境下、真っ先に思うのは「やめよう、足を止めよう」で、寧夏の吹雪の山中では、眼下に見える谷底にリヤカーを落とせば楽になるなどと、良からぬ事を一瞬考えたりもして。
道脇で足を止め、汗を拭い、呼吸を整えながら思考を巡らせる。

「こんな所で何をやっているのか」

雪山で、見渡す限り地平線が広がる無人地帯で、何度も考えた。
そしていつも行き着くのは「やめようと思えばいつでもやめる事ができる」という事で、それは最も簡単な選択であるという事を再認識して、「とりあえず前へ進もう」と、少しずつ少しずつと思いながら山を上っていく。地平線へ向かっていく。
その繰り返し、小さな歩を刻みながらここまで歩いてくる事ができた。

なんて事を答える。

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先日お話をさせていただいた学校を再訪。
前回、一応質疑応答もしたのだけど、十分な時間がなく、改めて生徒からの質問に答え、教室を回る事となった。

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「歩くのをやめようと思った事はありますか」
「言葉が通じなくても困りませんか」
「なぜ歩いているのですか」
「寂しいと思った事はありますか」


普段そんな事を考えないだけに、それらの問いに答えながら、改めて自分の考えている事を知るという良い機会でした。