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ALKINIST -あるきにすと- 合肥への道

合肥への道 

「これから半年間よろしくね」

と挨拶をした上海・人民広場ゼロ地点。

とりあえず中国に関しては、この国道312号線沿いを歩けば道に迷うことはないだろうと安易に考えていたのだが。
南京郊外で裏切りに遭ってしまう。


国道312号線高速道路化。


「ちょっと待ってくれよ」

と思うが待ってはくれない。国道312号線は高速道路と化した。


訳の分からぬ展開に高速道路の入り口で焦り、呆然と立ち尽くす。

地図を睨みながら新たなルートの可能性を探るも、一本の道を沿って次の目的地「合肥」へは行けない事が判明。
312号線1本で行くよりはかなり遠回りになるが、3本の省道を渡り歩くルートをとることにした。

「地図を片手にルートの可能性を探りながら目的地を目指すなんて、旅の醍醐味ではないか」
なんて思いつつ。


途中色々あったものの、2つの省道を歩き、3つ目の省道331号線に辿り着いたのは南京出発後3日目のこと。
合肥まであと110キロ、あとは道沿いに歩くだけ。

国道312号線が高速道路と化したことから今回の省道歩きが始まった。
もちろん1本の道に沿って歩くほうが楽に決まっているけど、意外にもこの省道渡り歩きが面白い。

まず第一に自らルート開拓できる点。地図を見ながら自分で選び、検討してどのルートを歩くか考えるのは楽しい。旅とはこうあるべきものじゃないかと思う。

また、地元民と接する機会が格段に増した。現在地の確認だったり、道を誤っていないかなど、些細なことでも地元民に尋ねた。

国道と違い、交通量が少ない点も挙げられる。
排気ガス、砂埃が舞い、クラクションがやかましい国道よりはストレスなく歩ける。
今回歩いた道は田舎で牧歌的な景色、道脇に植えられた大きな街路樹の間を歩くのは気持ち良かった。

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当初の予定より時間がかかり、迂回することで距離もロス。
たくさんの苦労があったけれど、その分得るものはあった。

今後ものんびり省道歩きといきたいところではあるが、合肥より再び国道312号線に戻ることになる。
滞在日数が限られている今、のんびりなんて悠長なことは言っていられないので。



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<写真>
「←合肥」の標識に従って行ったらそこは高速道路で立往生。青地じゃなくせめて緑地の標識にしてほしい。

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<写真>
中国の朝。朝夕は冷え込む。