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ALKINIST -あるきにすと- 縁

縁 

カナダにいるのだからカナダ人と接するのは当然なのだけど、最近カナダ人と連絡をとりまくっている。連絡をとっている相手は旅先で出会ったカナダ人。

歩く旅をしていると訪れる先は旅行者が立ち寄らないであろう辺鄙な田舎が主。

時速5キロの旅。
歩いているからこそ訪れる事のできる小さな町や村、そこで出会う人達。
むしろそれを望んでいて歩いているのだが、本当に旅行者などめったに会わなくて、カザフスタン後半でサイクリストと出会って以来、イスタンブールへ至るまで5ヶ月も旅行者と会わない事もあったり。
今こうして改めて思い出してみても、旅行者との出会いって少ないなあと。


そう言えばOTTAWA CITIZENのKelly Egan氏の記事。
彼の記事の何が嬉しかったかって、この時速5キロの旅をよく理解してくれている事。

ブログに目を通し、その内容を紹介してくれているのだけど、


「ブログをスクロールさせればあなたはウイグルの美しい山や人、テントで暮らし,ラクダを飼っているカザフ族に砂丘、サンライズやサンセットを見る事ができる。エッフェル塔やベルリンの壁、ビッグベンなど月並みな私の旅行アルバムのような写真を見る事はできない。遥か遠くで暮らす、ごく普通の人々、多くの食べ物やお茶、辺鄙なところに設営された彼のテントを見る事ができる」


適当な訳だけどそんな事が書かれていて、この人よく分かってるではないかと思う。
何のために歩いてるかって、歩いているからこそ訪れる事のできる小さな町や村、そこで出会う人達。それに尽きる。
エッフェル塔もベルリンの壁もビッグベンも、そんな観光地なんてバスや飛行機で行きますから。今の自分にとって観光地とか全く重要ではないです。


で、ぼくのこれまで出会った数少ない旅行者、めったにメールアドレスも交換しないのだけど、アドレス交換した相手のカナダ率が高い事に気付く。

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殺風景な乾いた景色が続いたウイグル自治区。
ハミ・ピチャン間を歩行中に現れた小さな商店で出会ったカナダ人サイクリスト。
「バンクーバーに着いたら遊びにおいで」との事。
社交辞令かもだけど、空気読まず遊びにいきます。


写真を探すのが面倒なので、写真はなしだけど、ビシュケクで出会ったカナダ人。
彼はカザフスタン在住なので会う事はできないけど、「オー先日までトロントにいたのに」との事。友人に連絡してくれるらしい。

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オタワに着いた先日、「今どこにいるの?まだ歩いてるの?」と約8ヶ月振りのメールを送ってきたピーター・サラ夫妻。そういえばピーターはカナダに住んでいたと言っていた。
こちらからメールをしようと思っていた矢先、絶妙なタイミングでの近況を尋ねるメール。
彼からのメールによるとトロントで育ったらしい。
「トロントに日本人と結婚した友人がいるから、興味があればメールして」との事。

コソボでスパイ容疑をかけられ、拘束された時、色々と気遣ってくれたのもカナダから派遣されていた警官。初めて訪れた海外の国もカナダ。


縁を感じます。