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ALKINIST -あるきにすと- 目指すはバンクーバー

目指すはバンクーバー 

しぶとくほんのわずかな可能性に懸けてきたのだけど、米国ビザ取得なりませんでした。
カナダでのビザ取得は簡単ではないと分かっていたものの、思い切り玉砕、返り討ちにあいました。
ヒゲ剃って、下着も新しいものに替えて、さわやかにビザ面接に臨んだのに、米国大使館は「NO」と言いやがりました。


「日本でビザを取ってこい」というのが彼らの答え。
「嫌だ」というのがぼくの答え。


米国ビザを取得するためだけに日本に帰るなどありえないのです。
日本に帰国するのは旅を終える時なので。
そんなわけで米国ビザを取得する事はないし、ビザ免除プログラムでのカナダからの米国入国も不可能だし、今後米国へ入国する事はなく、北米徒歩横断はカナダで終える事に決まりました。


目指すはバンクーバーです。


米国ビザ取得はならなかったけど、北米の先、目指す所は変わりませんし、揺らぎません。目先の事だけでなく、ずっと先を見据えているので支障は全くないです。

トルクメニスタンビザが取得できなかった時、カザフスタンの無人地帯で車輪が壊れた時、ブルガリアで凍傷を負い入院、静養を余儀なくされた時、思うようにいかない事はこれまでも多々あったけど、遠回りしたり、引き返したり、時には立ち止まったり。
その都度、臨機応変に対応し、歩き続けてきました。
今回の場合は遠回りどころか4000キロもの距離を短縮する事になったのだけど、それと同じ事だと思います。

いずれにせよ、目指す場所が決まった事ですっきりです。
バンクーバーまで4400キロ。


この2,3ヶ月、米国ビザ取得に向け、多くの人達と会い、お世話になりました。
6週間もお世話になった家族、日本人会名誉会長に無償でお世話してくれた移民弁護士などなど。オタワに来てからも日本語学校校長、さらには面接時に通訳してくださった方、ビザ申請から面接への過程でたくさんの方と出会えたというのは唯一の収穫だと思います。

ユーラシアの歩行では数え切れないくらいに現地の方の助けを受けたけど、北米では現地在住邦人からの助けが半端ないです。異国で感じる同胞の優しさ。心にしみます。

色々とお世話してくださった方々のためにもビザ取得という成果を残したかったけど、ビザ取得できず、申し訳なくも思い、またそれ以上に感謝の気持ちで一杯です。
ありがとうございました。