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ALKINIST -あるきにすと- 現在休暇中

現在休暇中 

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時折睡魔に襲われるも、一睡もする事なく駅で朝を迎え、

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始発列車に乗り込み、

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懐かしい道を歩き、

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懐かしい家へ、

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愛する家族との再会を果たす。


今おりますはアメリカ合衆国。
フィラデルフィア近郊でのんびりと休暇を楽しんでいる。


上海を出発してから2年と少し、本当にたくさんの出会いがあって、例えそれが1分程度の立ち話であっても、共通の言語を持たないがために会話と呼べないものであったとしても、そのひとつひとつっていうのは忘れられない大切な思い出です。

ユーラシア大陸の歩行を終え、アメリカにやって来たのが昨年8月の事。
大西洋から歩き始め、フィラデルフィアを経て2日目、偶然声をかけていただいたお宅にお世話になること6週間。
これまでの出会いに大きいとか小さいとか優劣をつける気はないけれど、6週間という最も長い時間を共に過ごし、家族のように温かく接してくれた彼らはものすごく特別な存在で、トロントを発つ前にどうしても再訪、再会しておきたかったのです。

およそ半年振りに再会した彼らは何ら変わりなく、以前と同じ様に「自分の家のように好きなようにすればいい」と言ってくれ、これまた以前と同じ様に猫と同じベッドで眠る。
睡眠中、猫が体をまたぎ、睡眠を妨害する事が多々あるのだけど、そんな事でさえ懐かしく愛おしく思えます。そしてここへ帰ってきたのだと強く実感するのです。


この先太平洋まで早くて4ヶ月程。
正直なところモチベーションはそれほど高くなくて、さっさと北米を終わらせたい、この先の4ヶ月が苦痛に思える事さえあります。
やはりアフリカへ行くべきだったと思う事があります。
このまま北米を歩くべきなのかと自問する事があります。


「出来ると分かっていることをやっても面白くない」


今、目の前にある壁はこの言葉。
出発前に朝日新聞に掲載していただいた時、永瀬忠志さんが言われていた言葉。
この言葉に深く納得し、モヤモヤを持ち続けています。

正直なところ北米徒歩横断など難しいものではなく、大した苦労をする事なく歩き抜けるはずです。シャワーを浴びる事ができないとか、その程度の苦労じゃないでしょうか。
過信ではなく確信です。
出来ると分かっている北米徒歩横断など面白くないのです。


面白くない、面白くない、と一人グチグチ言ってましたけど、北米で出会った人達っていうのは当然ながら北米を歩いていなかったら出会えなかった人達なわけであって、今こうして素晴らしい家族と共に過ごしていると、勝手なもので心底北米に来て良かったなと思えます。
彼らだけでなく、トロントで再会を果たしたカーティスファミリーだったり、北米では1300キロしか歩いていないけどたくさんの出会いに恵まれています。
やはり北米に来て良かったなと思えます。


出来ると分かっている北米徒歩横断は、上海への過程と考える事にしました。
考え方を少し変えるだけで、気分も変わってきます。

色々な事を再確認できて良かった。

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感謝の気持ちを表すためというわけではないけど、ふと立ち寄った花屋で花を買った。
明日、これを庭に植えた後、トロントへ帰ります。