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ALKINIST -あるきにすと- Thunder Bay

Thunder Bay 

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トロント出発から27日目。
約1400キロ歩き、サンダーベイに到着。

27日、1400キロという数字を目にしても、カナダ全土の地図を持ってないのでどれくらい進んだのかイマイチよく分からないし、これだけ歩いても未だにオンタリオ州から抜け出せない現実。確実に西へ進んではいるものの、どこか不安を感じた。
トロント・サンダーベイ間は東京・鹿児島間と同距離であると以前書いたけど、やはり鹿児島は遠かった。サンダーベイは遠かった。

連日のようにカナダを横断しているサイクリストと出会うのだが、ふと東からやって来たサイクリストに「バンクーバーからここまで何キロ?」と尋ねてみた。
自転車のサイクロコンピューターを見せてもらえばその距離3600キロ。
まだまだ遠いなと思う。


サンダーベイへの道、当初の予定より100キロ超を歩く事になったのはトロント近郊で道を間違えたり、サドバリーから最短ルートでなく湖沿いを歩き、遠回りしたため。
序盤は体調不良で20キロしか歩けなかった事もあったけれど、トロントからサンダーベイまで27日歩き続けた。

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トロントを発つ前から地図を見て何もない事は分かっていたけれど、ここが山場だと思ってはいたけれど、本当に何もなくて少々萎えた。
100キロ近く何もない中を歩き、小さな町で一息入れ、また100キロ何もない中歩く。
延々と続く森林と飽きる程に見た湖。正直もうこの景色には飽きています。


次の町へ少しでも早く辿り着きたい一心でがむしゃらに歩き続けたのは、カザフスタンでの歩行に通じるものがあった。
大袈裟ではあるけれど、生きるために歩き続けた。
食料も水も手持ちのものは限られてますから。

水がなくなれば湖や川から水を汲み、手や顔、時には髪を洗ったり。食べるものがないのでピーナッツクリームをそのまま口にしたり。
トラックやキャンピングカーが多数通るので遭難する事はあり得ないけど、サバイバルな毎日で、「生」というものをいつも以上に感じる事ができた。


「生」といえばすなわち「命」なわけだけど、生命の危険を感じたのが一度。
熊の夜襲に遭いました。
テントの左右から計3度、テントを押し潰してきました。
理由は明白でソーセージ。数日前にサイクリストからいただいたもので、その際「熊が来るから気をつけろ」と言って渡されたものなのに、全く気をつけてなかった。
これまで感じた事のない恐怖で、ベアスプレーを片手に闇に包まれたテント内でガクガク震えました。


そんな恐怖も連続歩行日数もここで一旦リセット。
17日振りのシャワーを浴び、心機一転これからまた西を目指します。



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亀横断中。

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カナダ人のお宅にお世話になること2度。
シャワーを浴びたのもこの2回だけ。
リヤカーに付けろとカナダ国旗をいただいた。

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スーセントマリーはサドバリーに次ぐ大きな街だった。
スーパーで食料を確保。

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雨のため、教会横の軒下にテント。

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湖で汲んだ水を使い、洗髪中。
折り畳みバケツに頭を突っ込んでいるところ。

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突然歩行不可となり頭を抱えてみる。
カナダってこういうの多い気がします。