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ALKINIST -あるきにすと- 霧雨

霧雨 

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霧に覆われた道に霧雨。
霧づくし。

吐息は白く、指先は少しかじかんではいるものの、歩行により熱が上がり、体は汗ばんでいる。

空を見上げれば、霧雨が顔に降りかかり、気持ちがいい。
たまにはこんな日があってもいではないかと思っていたのも束の間。
次第に雨足は強まり、霧雨から雨粒へと変わる。


前言撤回。
こんな日はない方がいい。


たまらず荷台にシートをかぶせ、雨宿り。
今日は西峡までの50キロを予定していたのだが。

次第に雨は弱まるも霧雨は続き、その中を歩き続けた。
冷えた体を温めようと昼食は麺。
雨の様子をうかがいながら、ものすごいボリュームの麺を胃袋に押し込む。
30分の休憩を終え、外へ出るも、止むどころか勢いを増していた雨。

幸い宿のある町でもあり、白旗を上げることに。
降参です、こんな中を歩きたくありません。

しかしこの雨、荷物を部屋に運んだ途端にやむんだからタチが悪い。
今更出て行くとも言えず、丹水という小さな町を歩くことにした。

「雨のアホ」とぼやきながら歩いてみれば、なかなか面白い町でして。
一言で言えば中国らしくない。
建物、屋根のカラフルな色使いに細い路地は東欧の田舎町の様。

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特に何があるという訳ではないが、この雰囲気は好きかも。
雨のおかげで得ることのできた半日休み。
雨のおかげで出会うことのできた町。

んー、やっぱこんな日があってもいいのかもしれない。