Panorama Ridge
6時20分。
部屋が突然灯され、目を覚ます。
「起きろ」とクリス隊長。
なぜ突然明かりが灯されたのか、頭がうまく働かなかったけれど、ああそうだ今日はクリス達と山へ行く約束をしていたのだと出発準備を始めた。
リビングへ行くとコーヒーがすでに用意され、ちょうどトーストが焼きあがったところだった。
トーストにジャムを塗り、コーヒーで胃袋に流し込んだ。
ぼくはもうすぐオーストラリアへ、冬の間はニュージーランドで過ごすカスリンも来週バンクーバーを発つのだとか。
5月から半年を北半球のバンクーバー、冬が来る前に南半球のクライストチャーチへ行きそこで半年過ごすという大橋巨泉の様な生活を彼女は送っている。
また来春カスリンは戻ってくるけど、皆がバラバラになるのでという事で山へ行こうという話しになったのだった。
とても良い景色だったので何枚か写真を載せておきます。
歩行開始時はごく普通のトレイル。
少しずつ白くなり始めた。
気が付けば周囲は真っ白、深い雪。
靴底に穴が開いているので、思い切り水が浸透、ソックスは濡れた。
クリスが先頭、そしてカスリンが2番手。
誰の足跡もない新雪を彼らは踏み込んでいく。
ぼくは彼らの足跡を追っていくだけなので彼らに比べれば楽なものだった。ポールは持ってなかったけど。
ところどころ深い場所あり。
青空の下、雪原の上に続いていく足跡、進んでいく2人。
とても美しい。


目指していたのは山頂ではなくてPanorama Ridgeという稜線。
四方を山々に囲まれ、標高約2100メートルからは美しい景色を見渡せた。
クリス隊長とカスリン副隊長。
クリス一家は皆恐ろしくタフな人達ですが、カスリンの夫・ライナーも競泳スイス代表としてオリンピックに出た経験があったり、すごい人達です。
下山開始。
往復10時間のトレッキングだった。
カナダでトレッキングに惚れこんでしまいました。
カナダの自然は本当に素晴らしかった。
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