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ALKINIST -あるきにすと- カンガルー島の歩き方 5

カンガルー島の歩き方 5 

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13日目。

一時は20リットルを超えていた水も2リットルほど、アデレードから大量に持ち込んだ食料もほぼなくなり、荷台はとても軽い状態。

10日前は丘の上から美しい海など見渡し、未知なるカンガルー島に心を弾ませたが、たくさんの思い出を作った復路ではやや急なその丘を上る。
汗を流しながらゆっくりと歩いていると、前方に停車した車から「乗っていくか?」と声がかかった。この先ぺネショーまでは往路も歩いた道だし、特に見所もないのだけど、彼らの申し出に感謝しつつ「No thank you」と断った。残り5キロ、自分の足でぺネショーまで戻りたい。

最後の最後までこの島の人達は本当に親切でフレンドリーだった。

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ロニ宅から約100キロ歩き、本土からのフェリーが発着するぺネショーへ戻ってきた。

当初は訪れる事を予定していたオーストラリアで最も美しいビーチらしいVivonne Bay、たくさんのアシカが生息するSeal Bay、島の東端にある灯台など面倒になって全部スルーしてしまった。まあいいや。


ぺネショーではホステルに滞在。
すぐ近くにエメラルドグリーンの海、ビーチがあったけど、泳ぐ事も散歩する事もなく縁がなくて、近所のスーパーで買い物をし、アデレードのロブ達へのお土産にカンガルー島ワインを購入したくらいか。
翌日アデレードへ戻るまでの丸2日をゆっくりと過ごした。

カンガルー島を訪れるきっかけのひとつだったペンギン。
ぺネショー、キングスコートの岩場に生息するというペンギンを見るツアーに参加、もしくは自分で探す事を考えたりもしていたけど、ベッドの上で葛藤する。



ぶっちゃけ面倒だ。でもちょっと見てみたい気もするかも。



ペンギンなんてどうでもよくなっていた。
ペンギンが海から戻ってくる日没までどうするか結論を出そうと思っていたけど、

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ホステルの屋根を叩く雨音に気付き、外を見てみると、激しい雨に何度も空を切り裂く雷。
「ナイス雨」とぼくは思い、ペンギンツアーは中止した。雨ならしょうがない。

今回カンガルー島では珍しく精力的に動いた方だったけど、結局終盤はいつも通り。

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きっかけは名前も場所も分からぬ「ナントカ島」だった。
そんなカンガルー島は自然豊か、穏やかな人達が暮らす素晴らしい島だった。
カンガルー島を歩くこと342キロ、2週間の小旅行は終わった。