ブックマーク
ALKINIST -あるきにすと- 起点

起点 

西安を訪れるにあたり、どうしても行っておきたい場所があった。
そこは兵馬俑でも秦始皇帝陵でもなく、シルクロードの起点とされる場所。

昔読んだ本で知ったのか、あるいは誰かから聞いたのか、情報元さえすっかり忘れてしまった曖昧で不確かな記憶ではあるけれど、シルクロードの「起点」とされる場所が西安にあるらしい。
「シルクロードの起点・西安」というくらいだから、西安がシルクロードの「起点」であるのは当然なのだが、そんな大雑把なものでなく、「ここが起点だ」という所、まさに起点中の起点と言える場所が存在するらしいのだ。


本当にそんなものが存在するのか半信半疑のまま、起点探しを開始した。

とりあえず、「絲綢路(シルクロード)」「起点」というメモを手に、宿のレセプションで聞き込み。
難航すると思っていた起点探しではあるが、「それはここ」と地図に印をつけてくれ、あっさりと場所判明。
あっさり過ぎて拍子抜け。つまらん。

西安中心部を囲む城壁内にあるものと勝手に思い込んでいたのだが、意外にも城壁外。
散歩ついでに1時間程かけて歩いて行ってみる。


そして現れたシルクロードの起点。

IMGP2474_convert_20090218090935.jpg

真新しい門をくぐれば公園のようになっており、かつてシルクロードを行き来したキャラバン隊の像にシルクロードの地図。
地図を見ながら、はるか昔のシルクロードに思いを馳せる。

IMGP2472_convert_20090218090409.jpg

空高く凧を上げている人、ベンチに座っている人など地元民こそいるものの、観光客はゼロ。
観光客に見向きもされないような場所かもしれないけれど、今の自分にとっては世界遺産なんかよりも遥かに意味を持つ場所でして。

西安から中央アジアを経て、テヘラン、イスタンブール、ローマへと続くシルクロード。
その起点に立ち、ここからシルクロードの旅が始まるのだと思うと、色々なものが込み上げてくるわけです。

「何だコイツ」という地元民の訝しげな視線を背に受けながら、シルクロードの旅の安全祈願。
安全祈願に十分な休養、準備は整った。


ラクダではなくリヤカーを引きながら歩くシルクロード。

明日からシルクロードの旅が始まる。