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ALKINIST -あるきにすと- 懐の深さ

懐の深さ 

居候させていただいているロブ・ダイアン夫妻、カナダから来たダイアンの家族は昨日よりウェスタンオーストラリアへ2週間弱の旅行へ出かけた。


現在、家主不在の居候中ではあるのだが、

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2匹の猫に餌を与えるという重要な任務を与えられているのである。
捕まえようとすればいつも逃げられるので、これを機に仲良くなれたらいいなと思います。


ロブ、ダイアンとはバンクーバーでお世話になったクリス・マルゴ夫妻から紹介され、出会った。
ほんの2ヶ月前まで全く知らなかった人間を2週間弱も無人の自宅に滞在させるなんて、そう簡単にできる事ではないと思うし、懐の深さみたいなものを感じ、ただただ感謝するばかり。

フィラデルフィアで6週間もお世話になったヴァレリー宅でも彼らの仕事中は留守番。
同様に夫妻の心の広さに感謝したものだが、その後も北米では現地の方々にお招きいただき、お世話になる事が多かった。


ユーラシア大陸歩行中も幾度となく現地の方々に助けられてきたわけだけど、その時とはやや異なる。当然ながら人の優しさに優劣はつけられないけど。

英語圏なので他地域に比べ、意思疎通が容易である事が何より大きい。
また国民性なのか、積極的に話しかけてきて、介入してくる事が多く、家に招かれれば、「好きなようにしなさい」と自由を与えられる。
こちらではシェアハウスはごく普通、1軒の家を数人で間借りしていたりするので、抵抗なく他人を受け入れる事ができるのかもしれない。
基本的には親切ではあるけど、先進国にありがちな他人に無関心でクールな人達をイメージしていたのだが、そんなイメージなど見事に覆されてしまった。


当然ながら長い間お世話になった人達ほど共に過ごした時間が長いわけで、たくさんの思い出など脳裏に刻まれ、またこういう人達ほど密に連絡を取り合うのだけど、例え一瞬の事だったとしても、山に砂漠に冬に、色々な場面で救いの手を差し伸べてくれた人達の事も鮮明に思い出す事ができる。

もう2年とか、そんな遠い過去の事になってしまったわけだけど、今一度あのきつかった環境を思い出してみれば、熱いの一言。
胸が熱くなるし、涙を流すわけじゃないけど目頭が熱くなるし、あの時は今以上に先へ進む事に執着していて、西へ西へという一心で歩き、とにかく熱かったなと。
今もまだ旅の途上ではあるけれど、とにかく懐かしく、そんな過去の日々が信じられなかったり。


今年もまたたくさんの出会いに恵まれました。感謝。