ブックマーク
ALKINIST -あるきにすと- 食文化

食文化 



肉の塊を一口サイズにカットしていった時に芽生えた罪悪感。
日本でも海外でも肉を切るなんて日常的な事で、そんな事が当たり前になっているがために動物達への感謝の念が薄らいでいるなと、今更ながら改めて気付かされた。

肉を切りながら生前の牛や豚、鶏達の姿を思い浮かべる事なんてないのだけど、この時はずっと頭の中にイメージが留まり続けた。

ブッシュの中を駆けていく姿。

IMGP8911_R.jpg

そしてワイルドライフパークで遊んだときの事。

カンガルーの肉はこれまで何度か食べているし、強い罪悪感を感じる事もなかったけれど、このもやもやとした気持ちは何なのか。

IMGP0113_R.jpg

ロブのリクエストでカレーになりました。ありがとうカンガルー。



自分にとってカンガルーの肉を食べるという事は日常的な事ではないし、不可欠なものでもなく、誰かから与えられた時以外は自ら口にする事はない。
カンガルーの肉を食す事の是非を問われれば、是とは答えられないけど、こういう食文化を持つ人がいるのだと理解する事はできる。


カンガルーは是だけど、オーストラリア人にとって非であるのがクジラ。

個人的に捕鯨に関しては是も非もなくて、クジラを食べようが食べまいがどうでもいい、関心がないというのが正直なところだけど、オーストラリアに来て3ヶ月、これは日本人としての宿命なのか、「なぜ日本人はクジラを食べるのか」と2度問われた。

カンガルー島でお世話になったロニ、そして現在居候させていただいているロブ。
国家間の摩擦まではいかないにしても、返答によっては気まずくなりそうな、できれば避けたい話題なのだけど、無難に正直に「自分は食べた事がない」と答えれば、「グッド」と親指を立てて喜ばれた。

「現地の人と政治的な話などしないように」などとガイドブックに注意書きがされていたりするけど、オーストラリアでは捕鯨の話も避けた方がいいです。