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ALKINIST -あるきにすと- パイオニアはすごい

パイオニアはすごい 

2ヶ月前の話。

カンガルー島へ向かうため、10キロ離れたアデレードのバスターミナルまで歩いていた。

全く街歩きをしておらず土地勘などあるはずもなくて、気が付けば街の北端まで歩いていて、その場で地図広げてみれば大きく行き過ぎていた事に気が付き、地図を確認しながら遠回りしてバスターミナルへ向かった。

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多分この辺りがアデレードの中心。
アデレードに到着してから3ヶ月弱ではあるが、ここを訪れたのはこの1度だけ。


最短ルートをとるならば、少し手前で右折するべきだったけど、あえて直進。
ちょうど信号が青に変わり、道路を横断する事もできたけど、さらに直進。
意思とか理由とか、そんなものがあったわけではなくて、なんとなく思うがままに、直感的に歩を進めていった。

そしてようやく道路を渡ろうかと、信号を待っていた時、ふと道脇に目をやると、そこには銅像があった。
基本的にこういう銅像とかモニュメントみたいなものも全く興味がなくて、何なのか、誰なのか、何をした人なのか、はっきり言ってどうでもいい事で全く見向きもしないんだけど、なぜかこの時は気になって、そこに彫られた文字に目をやった。

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今この瞬間まで「Mcdonald」だと思ってたけど、「McDouall」ですねこれ。
マクドナルドと読み違えていたぼくは、ファーストフード店の事を思い出したり、どうでもいい事を考えていたのだけど、少し置いて「ん?待てよ」と思ったのである。
引っかかるものがあった。


改めてそこに彫られた文字に目をやれば、ああやはりと納得。


STUART

EXPLORER


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これから歩こうと考えているスチュアートハイウェイのスチュアートさん。
ヨーロッパ人として初めてオーストラリア縦断を行ったスコットランドの探検家であるジョン・マクドゥオール・スチュアートだった。


大きく行き過ぎて道を誤り、最短距離をとらず直感に従い歩き、普段は見向きもしない銅像に目をやった末に出会う事ができたスチュアート。

引き寄せられた、呼ばれた、そんな気がしています。


2ヵ月後、豪州縦断を再開する時はここに立ち寄って安全祈願をしていく予定。

しかしカナダ横断中も考えていた事だけど、探検家として未知なる大地を進んでいった人達には本当に頭が下がる思いです。
自分がしている事はアスファルトとか人工の道を歩いているだけで、この先に何があるのか全て明らかなわけで、いくら何千何万という距離を歩いたところで、先駆者には遠く及ばない事なのだけど、まあ今は身の丈に合った事をしようかなと。