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ALKINIST -あるきにすと- ただいまアジア

ただいまアジア 

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これまで国際線を使う事数え切れず。
着陸後、空港のターミナルビルに飛行機を横付けするというのが一般的だと思う。
バスに乗せられた事も何度かあるけど、歩いて空港施設へ向かうのは初めての経験だった。

ビザを取り、パスポートに入国スタンプを押され、荷物を受け取り、入国。
他に到着便はなく、何かもがスムーズだった。


「タクシー、タクシー」と1メートル進む度に声がかかる。
こういうの久々だなとむさくるしいおっさん共の顔を見ながら嬉しく思った。

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タクシーは使わず、とりあえず街まで歩いてみる事にした。
客を捕まえられなかったタクシードライバー達、さらには暇そうな連中に囲まれながら空港内でリヤカーを組み立てる。

リヤカーを組み立て、空気を入れ、荷物を積み込めば、南国特有の熱気で額からは汗が流れた。
ああこの熱気の中をこれから歩くのかと思うと少しうんざりで、でもやっぱり楽しみで胸が高鳴る。

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街の中心までどれだけの距離があるのか分からなかったけど、中心へはこの道をひたすらまっすぐと教えられ、24カ国目の歩行が始まった。

もうこの日はここにやって来る飛行機がなかったのかもしれない。
客を捕まえられず、よう分からん日本人のリヤカー組み立てショーを堪能したタクシードライバー達は一斉に帰宅。後方からクラクションが鳴らされ、手が振られた。


タクシードライバーが去った後は子供達に捕まる。

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欧州や北米、豪州を歩いても子供達に話しかけられ囲まれる事ってほとんどなかったし、記憶にないし、こういう無邪気な笑顔を見るのって本当に久々な気がした。

道路沿いの風景などを見てもこれまでとは全く異なり、何を見ても楽しく、新鮮で興味深い。
ここへ来たのは初めてだけどどこか懐かしさを感じ、来て良かったなと心から思った。

日本とは景色が異なるけれど、でも欧米でも豪州でもなく、こここそが自分の属する場所、居場所なのだと思った。来たというよりは、アジアから欧州、北米、豪州と歩いてきた自分にとっては戻ってきたのだという思いが強く、とても嬉しく、感無量である。

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アジアへ戻ってきた。
東ティモールの首都ディリにおります。