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ALKINIST -あるきにすと- Dili

Dili 

以前ブルガリアで会ったイタリア人ライダーに今後の行程を尋ねられ、東ティモールへ向かう事を伝えたら、「ディリに友人がいるからコンタクトをとれ」とありがたい事を言ってくれたのだが、申し訳ないけど最初からそういう出会いを予定に組み込むの事はできれば避けたくて、彼に返信する事なくディリにやって来た。


宿や通貨、公用語など、一切の情報を持たずにやって来た東ティモール。
空港からリヤカーを引いて歩いていると安宿の看板を見つけたので、そこにチェックイン。
スタッフ曰く「ディリ唯一の安宿」らしい。ちなみに通貨は米ドルだった。

しばらくして英国人のオーナーと会い、歩いている事など話すと「イタリア人のライダーは知っているか?」とオーナー。
偶然というか必然というか縁あってというか、このオーナーこそコンタクトをとれと言われていた人だった。狭い世の中だなと思いながらも、これにはちょっとビックリ。


現在も引き続き、オーナー・ダンの宿にいる。
北米にも豪州にもなかったボロい部屋。
色褪せたシーツ、硬いベッド、天井をグルグルと回るファン。
東ティモールを訪れるのは初めてだけど、どこか懐かしい感じがする。

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食事は適当にその辺の安食堂に入る。
壁に貼られているメニューの文字はアルファベットではあるけど、意味はさっぱり。
何が出てくるのか分からぬまま、メニューを指差してオーダーし、わくわくしながら待つ。
これまで口にしたものは大変美味しくて、ハズレはない。

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ディリに到着した日はゆっくりと過ごして、2日目はビザ申請用の写真を撮りに行って、3日はインドネシアビザを申請して、4日目の今日はブラブラ歩く。

ビザ関係の用事なんて大した労力、時間がかかる訳でないが、

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写真の背景が赤でないと受け付けないとかで、けっこう細かい。
好印象を与えるよう、写真屋においてあったしょぼいジャケットを着て撮影。

米国のESTA、カナダ、豪州のワーホリビザと全てオンラインで済ませたのでとても楽だったけど、大使館に足を運んでビザ申請なんてカザフスタン以来だった。こんな事でさえ懐かしさをおぼえる。



特に何があるという訳でもないけど、久々のアジア圏、しかも中国、中央アジアとは異なる部分が多いし、あえて一切の情報を持たずに来た自分とっては未知な国な訳で、路地裏を歩いているだけでも新鮮で、新たな発見に出会いに溢れ、楽しんでいるディリでの日々。

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「コイツは一体何者だ」と、彼の姿を横目に見ながら5メートル通過するも、引き返して「写真撮らせてください」と懇願。
日本からの支援物資なのだろう。空港から市内への道でもたくさんの古着を売る店がいくつもあったけど、それらもまた支援物資かと推測。

「これはなんていう意味なんだ」と胸を指差し尋ねてきたので、「サイタマサカエハイスクールだ、ナイスなハイスクールだ」と説明しておいた。

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バイクに乗った人達は意外にも皆ヘルメットを着用しているし、信号も数ヶ所で目にしたが、交通に関しては無法地帯。車、バイク優先、道を渡るのにも一苦労。
ディリを出てしまえば問題なく歩けるだろうけど、それまでは注意が必要。


アジア縦断は7月4日から始まる。