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ALKINIST -あるきにすと- 次の島へ

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次の島へ 

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世界最多の1万8千以上の島々によって構成されるインドネシア。
いくつの島を目にしただろうか。
岩山の様な無人島だったり、緑豊かな山が見えたり、次から次へと新たな島が現れた。

自分の興味を惹くのはいつも人。
たまたま目にした名前さえ知らない島に集落が見えるなんて事もしばしば。
人の姿は見えないけれど、家の形、屋根の色、海辺のボートは確認できた。

目を凝らし、じっと見つめ、色々と想像してみる。
どんな人が住んでいて、どんな暮らしをしているのだろう。
あの海辺に見えるボートで漁に出て生計を立てているのだろうか。

彼らとの距離はわずか10キロ程しか離れていないのに、彼らの事を知る事も知り合う事もなく、また遠く離れていく。
自分の知らない所で自分の知らない人が暮らしている事を面白いなあと思う一方で、決して出会えないという事に対し、寂しさというか切なさみたいなものも感じた。

やはり自分にとって興味があるのは首都クラスの大都市でも観光都市でもなく、たまたま目にした、通りがかった名前すら知らない場所で暮らす人達である。

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今回の船旅で危惧していたのはいかにしてリヤカーを船内に積み込むかという事。
港で尋ねてみれば、そのまま持ち込めと言われた。
船内への入口は狭く、場所取りのため我先にと現地人で溢れ、とても入れる状況ではなかったけど、人が少なくなった頃を見計らい、一気にリヤカーごと船内へ。

考えていた以上に大きな船で階はいくつかあり、それぞれに数百人は収容できる船室もあったけど、荷物を持っての上り下りはしたくなく、入口のあったフロアの船室のみを確認したものの、残念ながら空きはなかったので、フロアにマットを敷いて3日間を過ごした。

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これが3等船室。
床、通路も人で溢れていた。

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これは船室ではなくてフロア。わがマット上からの景色。
クパン出発から2日目まで超過密状態。
船の収容人員を超えているのは明らか。
それでもまだフロアに居場所を見つけ、足を伸ばせるだけのスペースを確保できればまだ良い方だった。

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階段や狭い通路で眠る人達。

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船外で眠っている人も多数。



3等に自分以外の旅行者はおらず、インドネシアの庶民ばかり。

ゴミはその辺に捨てるので常にフロアは汚れていて、どこであろうとタバコに火をつけ、唾を吐く。
トイレに一応シャワーがあったけど、排水溝が詰まっていて水が溢れていた。
インドネシア人は普通にそこに小便をするし、乗船、下船時などは皆自分の事か考えてなく、我先にという感じで常に混雑、譲り合いなんて言葉は存在しない。
入口近くにマットを敷いていたため、乗船時、少しでも早く場所を確保したい彼らはぼくの荷物を踏みつけ、先へ進もうとしたり、中国人を思い出させる人達だった。

正面に陣取り眠っていたおっさんがピーナッツの殻をその辺に捨て、こちらにも飛んでくるので1ヶ所にまとめ、捨てるよう指導。

あとタバコ。
至る所から煙が上がり、言ってもキリがないんだけど、自分の真横で吸ってる人には「あっちで吸ってくれ」と何度か言った。

手で飯を食い、手で尻を拭くなんて事は抵抗なくできるけど、上述した事、さらにはこのクソ汚いトイレを裸足で歩くとか、その汚い足で自分のマットを踏まれるとかはもう無理。
これが彼らの日常で常識なのだろうけど、自分の考えるモラル、ルール、秩序なんてものはなくて、不快な事も少なからずあった。

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乗船前は潮風にあたりながらのんびり読書なんて目論んでいたけど、どこを探しても人で溢れていて、ゆっくり落ち着ける場所は見つけられなかった。

難民船、奴隷船を思わせる船で、狭いし、暑いし、汚いし、臭いし、自分がマットを敷いていた場所の壁は常にたくさんのゴキブリが這っているし、人間として最低レベルの船だと思うのだけど、嬉しい事になんと3食付。

食事時には庶民の長蛇の列ができ、船員よりパックに入った食事を与えられるのだが、

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現地人でさえ開けた瞬間苦笑いし、手をつける事なく放置するレベルの食事だった。
幸い少し金を出せばまともなものを食べる事ができたので、船内食に見切りをつけ、基本的にはチキンばかり食べていた。そういうインドネシア人も多かった。

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3日間の船旅。
いくつかの島を経てバリ島に到着した。

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