ブックマーク
ALKINIST -あるきにすと- ボルネオは今日も雨

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ボルネオは今日も雨 

起床後はテントの外へ出て空を見ながら小便をする。

豪州を歩いていた時はこのわずかな時間の間にも流れ星を見る事ができたし、満天の星空を眺めながら歩くのは毎日の楽しみだったけど、今となっては空が雲に覆われ星が見えない事に、ほっと安堵する毎日。


理由は単純に暑いから。


これまでの3島でも基本的には快晴続きだったけど、さすがは赤道直下のボルネオ、他の島とは暑さのレベルが違う。

快晴の中を1度歩いたけど、この日はアップダウンが延々と続いた事もあり、暑さとの二重苦であった。
昼過ぎに現れた商店で休憩。歩行意欲を失い、そのまま歩行終了。

IMGP7097_R.jpg

商店脇にテントを張らせていただいた。
この島の人達もまたとても親切だ。



豪州でも同様に暑かったけど、豪州の無人地帯では暑さよりも雷雨を恐れていた。
隠れる場所さえない無人地帯で雨に見舞われるよりは、強烈な陽射しに照らされ続けた方がはるかに良かった。

ここが豪州と異なるのは無人地帯でなく、逃げ込む場所が多数あるという点。
強烈な陽射しを浴び続けるよりは曇っていた方が断然良いし、雨が降れば気温を下げてくれるので小雨くらいなら大歓迎という気でいる。


ポンティアナから歩くこと5日。

IMGP7286_R.jpg

マレーシアとの国境に到着するも、それと同時に国境のゲートが閉ざされた。
どうやらこの国境は昼夜問わず開いているわけではなくて、わずかの差でこの日のマレーシア入りならず。


国境近くにテントを張る事になったが、上空を見上げれば、赤く染まった空に黒っぽい雲も混じったなんともいえぬ空模様。
少なくとも自分よりはこの辺りの天気に詳しいであろう現地人に、空を指差し「明け方まで雨は降らないですかね?」とジェスチャーを交え、尋ねてみると、「問題ない」との返答。

その言葉を信じ、安心してテントを設営。荷物をテント内に入れた後、外でゆっくりしながら、再度上空を見上げてみたのだが、やはり怪しく感じ、不安は解消されない。

テントを屋根下に移動するべきか考えているうちに、突如強い風が吹き始めた。
中国でもカザフスタンでも経験した雨の前兆だった。
風と共に雨の匂いが漂ってきて、小さな雨粒が地面に落ち始めた。
これまでの経験上、すぐに強雨が来るのは明らかだった。

テントから荷物を出し、すぐ近くのマーケット内へ運び、テントもそのまま移動させた。

IMGP7296_R.jpg

テントを屋根下へ移動させた瞬間、ザーッと強い雨がやって来た。
強いなんてものではなく、まさにバケツをひっくり返したかのような雨。
まだ外にリヤカーなどが置かれていたため、多少の濡れを覚悟し、雨の中へ入っていったが、ほんのわずかな時間でさえ、あっという間に全身がびしょ濡れになり、髪からは雨雫がしたたる程だった。

屋根を叩く雨音を聞きながら夕食をとった。
幸い屋根下にテントを張る事ができたけど、もしあのまま越境していたら、屋根のある場所を見つけていただろうか。そう考えると寸分の差で越境できなかった事は結果的に良かったと思う事ができた。

IMGP7323_R.jpg

マレーシアに入ってからもありがたい事に曇り続けた。

前方の空は明らかに雨雲。
何度も稲光が見え、雨を覚悟していたけど、クチンまで20キロを切ったところで予定通り雨に見舞われた。

IMGP7355_R.jpg

小雨のうちは歩き続けたけど、雨脚は強まり、たまらずすぐ側の自動車整備工場へ逃げ込んだ。

英語とジェスチャーで雨宿りのお願いをすると、華人の主人は快諾してくれた。
強まったり弱まったり、延々と降り続ける雨がやむのを地面にしゃがみこんで待っていると、温かいミロを渡してくれた。とてもありがたい気遣い。

IMGP7357_R.jpg

雨のため1時間もの足止めを余儀なくされたけど、ボルネオの雨は嫌いじゃない。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。