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ALKINIST -あるきにすと- ボルネオの空を読むのは難しい

ボルネオの空を読むのは難しい 

クチンを出発後2日目。
50キロ近くを歩いたものの、体が重く、力が入らず、30分程横になった後、テントを張った。

翌日も15キロ歩いて早々にバス待ち所の屋根下で横になってしまった。
1時間横になり、再び歩き始めるもまたすぐに歩けなくなった。

風邪が完治していないからか、丸1日何も食べていないから力が入らないのか、あるいは暑さにやられたか。
その後食堂で食事をとるも食欲がなく完食できなかったので、食べていないという事が不調の原因ではなさそう。
基本何でも食べるのに完食できないという事がどれだけ異常なのか自分がよく分かっている。


体に力が入らず、歩けず、食えず。
昨年カナダを歩いていた時と同様の症状があったので熱中症だと確信。


結局この日は20キロしか歩けず、さらに翌朝も体調不良は続いた。
上り坂があったけど、いつもなら足を止める事なく上れるであろう坂も、50メートル歩いて道脇の陰で10分休む。それを何度か繰り返し、坂を上り終えた。

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坂を下り、しばらく歩いた所に商店があり、冷えた飲料を購入。
その隣にモスクがあり、横になっても良いとの事だったので甘えさせていただく。
昼前に到着し、暑い時間だけを過ごすつもりが結局ここで一夜を過ごす事になった。

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しっかりと休養をとり、体調は翌日以降回復。
周囲を深い緑に覆われたボルネオを歩いている。


時速5キロというスピードなので、車などからは見えないであろうものもよく見える。

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ボルネオのサソリはでかい。
道路上で息絶えているものを何度か目にしたくらいだけど、生きているやつも見たい。
テントから出る朝は靴の中にサソリが紛れ込んでいたら困るので、靴をしっかりと払う事が日課となった。


陽射しはきつく、最高気温は35度くらい。
道路上での体感温度はそれ以上。

雲が出てくれたら嬉しいけど、雨は困る。

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ジャングルの中にテントを張ったこの夜は深夜に1時間以上、強烈な雨が降り続けた。

歩行を終えた夕方でも暑いので、少しでも暑さを抑えたく、フライシートは使わずにテントのみで眠る事が多い。
しかしさすがにフライなしでは雨に耐えられないので、雨音で目を覚ました瞬間、外へ出て濡れながらフライを取り付け、荷物も全てテント内へ入れ、テントを叩く雨音と雷を聞きながら早く止んでくれと夜のジャングルで祈った。

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翌日は早めに足を止め、全てを乾かした。

マレーシアに入り、インドネシアと比べると人口密度は低くなっている。
どこにでも家があったインドネシアと比べればテントは張りやすい環境。
インドネシア側では現地の方や警察にテント設営場所を提供してもらっていたけど、マレーシアではモスクでテントを張らせていただいた以外は自力でテント場所を探している。

密林の中とか夜を過ごすには楽しい所が多いけど、雨だけが不安。
前述した強雨に見舞われた夜なんて夕方は快晴で雨はないと確信していたし、逆に雲に覆われ不安があった夜は問題なかったり、ボルネオの空模様を読むのは難しい。

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