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ALKINIST -あるきにすと- 青空

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青空 

「運転手さん そのバスに 僕も乗っけてくれないか」


次々に通り過ぎていくバスを見ながら、そんな歌詞を思い出す。
さすがにバスを止めはしないが、気分はまさにそんな状態。

恐らくは前夜に食べたパン、あるいは麺。
見事に当たってしまったようだ。
就寝中、突如襲われた物凄い嘔吐感。
何とか耐えるも、迎えた朝は体調不良、絶不調。

体に力が入らず、足が重い。
行ける所まで行ってみようと歩き始めるも、
こんな日に限って待ち構えていたのは標高3000メートルの山越え。

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嘔吐しながら越える山。

前へと踏み出す一歩がとても重い。
一歩一歩どころか半歩半歩の繰り返し。
心なしか酸素の量も減っているように思える。

息苦しい、きついし、つらい。


「こんな旅やめてしまいたい」


一瞬頭を過ぎる。

耐え切れず道脇に寝転がり、空を見上げれば青空だった。
雲一つない、まぶしいほどの青空。
標高3000メートルにもなると、空が物凄く近く感じられ、手が届きそうにも思える。

IMGP3844_convert_20090317220243.jpg

最高地点に建てられた標高3030メートルの看板。

その看板を目にした時、感じたのは安堵感。
もう上らなくてもいいんだという安堵感。
それだけ。

上り終えた安堵感に、そこから見た青空。
あれ程足を止めたいと思っていたのに、また前へと進む意欲が沸いてきた。

不思議なものです。

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