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ALKINIST -あるきにすと- ナシレマから始まるマレーシアでの1日

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ナシレマから始まるマレーシアでの1日 

ボルネオは人口密度が高くなく、食事をとる場所や水を補給できるところなどなかなか現れず、空腹と渇きに耐えながら歩く事もしばしば。

しかしマレー半島ではそういう事はほとんどなく、基本的に食堂も商店もあり、水もその日限りの量しか持たないし、食料は全く所持していないし、ガソリンストーブの燃料ボトルも空っぽ。


現地の食事が美味しいのにストーブを使ってまでしてまずいラーメンを作るなんて愚かな事はしないだろうし、もうお役御免で日本へ送り返そうかと思ったりするけど、でもこれからラオスや中国の僻地も歩くかもしれないと考えると持っておくのも悪くないかなと。

しかしガソリンを入れておかないといざという時に使えないので、どのタイミングで入れようかというのが最近のどうでもいいちっぽけな悩み。
東ティモールでもガソリンを入れたけど、ティモール島で2度使っただけだった。

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マレー半島を歩き始めてから毎朝食べているのがナシレマ。

「ココナッツミルクで炊いたご飯に、ゆで卵や小魚、ナッツなどが盛られている」というのがナシレマだけど、ココナッツミルクで炊いたご飯とはなかなか出会えない。

これは持ち帰り様のものなので見た目はよろしくないけど、食堂ごとに味も異なるし、ナシレマを食べるのは毎朝の楽しみでマレーシアでの1日の始まり。

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Beruasという小さな町に到着した朝、ここでもまたいつもの様にナシレマを食べていると話好きな華人のおばちゃんに話しかけられ質問攻めにあう。


「この日本人はシンガポールから歩いている」


食堂内はもちろん、道を歩いている人にまで説明するおばちゃん。
そんな宣伝の効果なのか、食事代を払おうとカウンターへ行くと、「俺が払っといてやったぜ」と写真左のおじい様。

Beruasなんて食事をとって素通りするだけの町でしかなかったのに、この人達のおかげで良い思い出ができた。謝謝。

IMGP0442_R.jpg

そして1日50数キロの歩行が連日。
マレー半島の景色はボルネオとあまり変わらなくてヤシの木の林が道脇に延々と続いているのだが、林を抜けた先に現れた水田に思わず感嘆の声をあげた。

水田を目にするのはインドネシア以来じゃなかろうか。とても眩しい緑だった。




歩行を終えるのは日没近くになってから。
基本的に林の中にテントだけど、先日Kuala Selangor手前で明かした夜に雨に見舞われた後は屋根下にテントを張る事が増えた。
民家に招かれたり、バス待ち所、食堂の軒先など。


この日も日中は青空が広がり、晴天だったのだが、夕方近くになってからどんよりとした雲が上空を覆い始め、これまでの経験から雨が降るのは明白。

とりあえず食料を確保して、どこか屋根下にテントを張ろうと考え、歩き続けたものの、こんな時に限って食堂や商店は現れない。
そしてようやく現れたガソリンスタンド内の店でパンなどを買っていたら、激しい雨が降り始めた。

まさに危機一髪。その後延々と雨は降り続けた。

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「22時に営業が終わるから、その後ここで眠っていいよ」と華人の店主。

隅に座り、コーヒーを飲みながら文庫本を読み、それなりに快適だったけど、哀れに思われたのか5RMを手渡してくれたマレー人。


連日多くの人に助けられている。

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そして雨もまた連日。

最悪な事にこの時は周囲に何もなく、シートをリヤカーにかぶせ道脇に放置。
そして木の下に逃げ込んだ。
木の下といっても完璧に雨から逃れられるものではなく、体を濡らしながら雨が弱まるのをただじっと待った。

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