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ALKINIST -あるきにすと- 首都へ

首都へ 

いつもの様に日の出前から歩き始めようと荷物を階下に運び、出発準備。
リヤカーに荷物を載せ、いざ出発というタイミングで稲光にゴロゴロと雷。
「すぐに雨が降る」という宿のオーナーの助言に従い、しばらく宿にて待機した。
すぐに雨が降り始め、結局1時間半も足止め。

いつ止むか分からぬ雨。
雨が弱まったところを見計らい出発したつもりだったけど、弱まったのはほんの一瞬で、雨に体を濡らしながら歩いた。

レインジャケットは取り出しにくいところにあるし着用しない。
ここは東南アジア、雨に濡れてもすぐに乾くでしょう。

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チュムポンからハイウェイまで10キロ程歩くとバンコクへの距離標識が初めて現れた。
バンコクへの距離は把握していたけれど、いざこうして距離標識を目にすれば、あいにくの悪天候だが気持ちは高まった。

5時間経って雨はようやく止んだ。

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地図を広げてみれば、今歩いている場所はミャンマーと海に挟まれた非常に狭くアンバランスな場所である事が分かる。

タイの地図を見ればよく分かるけど、千切れれてしまうんじゃないかと思ってしまうくらいに不安定な狭さ。
もちろん千切れる事もないし、東西の幅が狭いからといって道が狭くなる事もないけど。


歩いていたら「ミャンマー」という標識が現れた。
1日のみの滞在という条件付で外国人に解放されているミャンマーの陸路国境は4ヶ所あるけどここでは現地人しか行き来できない国境。

「あそこはミャンマーなのだろうか」

西に連なる山々を見ながら未訪の地であるミャンマーに思いを馳せる。

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チュムポンから3日目の夜はガソリンスタンドにテントを張った。
広い敷地にセブンイレブンやカフェが併設され、高速道路のサービスエリアのよう。

数百メートル手前には屋根付の警察があり、そこにテントを張る事もできたけど、あえてここを選んだのは単純にガソリンスタンドにテントを張ってみたかっただけの事でしかない。

この日までタイでは14泊をテントで過ごし、そのうちの13泊を屋根のある場所にテントを張る事ができた。
屋根下にテントを張った13日は雨など全く降らず、屋根下にテントを張れなかった唯一の夜は雨に見舞われ、「ふざけんなよクソ雨」という感じだったのだけど、屋根のないガソリンスタンドにテントを張ったこの日、夕方は青空も見え、雨は大丈夫だろうという確信があったけど、夜間は3度に渡って雨が降り、水はけの悪い芝上にテントを張っていたので悲惨な夜だった。

なぜ屋根下の時は降らず、屋根がない時に限って降ってくれるのか。

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タイ王室御用達の避暑地であるフアヒン。
ロイヤルリゾートは夜間歩行で通過し、リゾート地のガソリンスタンドで野宿。

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その翌日はつぶれたガソリンスタンド。

この辺りはバンコクへ至るまで5日連続でガソリンスタンドに泊まっている。
コンビニがあり湯をもらえるのでコーヒーは飲めるし、トイレもあるし、水も自由に使えるので髪も洗えるし、最低限の安全はあるし、なかなか快適。

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バナナを3日で54本食べた後はパイナップルにはまっていて、道脇で売られているのを見つける度に購入。
その場でカットしてもらって歩きながら食べている。安いもので1つ50円。