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ALKINIST -あるきにすと- メコン川に沿って

メコン川に沿って 

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日の出前から歩く日々。
起床時間、出発時間共にベトナムからのこの1ヶ月程、全く変わっていないのだけど、ベトナムから数百キロも西へ進めば日の出が遅くなり、闇の中を歩く時間が長くなった。
そろそろ30分くらいは時間を遅らせようと思っているところ。


サワンナケートを出てからはメコン川に沿って北上。
Pak Kadingという町の辺りでメコン川は北から西へと流れを変え、国道13号線もまたここから西へと延びていく。

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メコン川に沿った道ではあるが、北上中は川を目にする事はなく、Pak Kadingを通過後、何度かメコン川が姿を現した。
タイ・ラオス間は南部のパクセーから首都ビエンチャンの先までおよそ800キロもの距離をメコン川が流れていて国境線の役割を果たしている。

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メコン川を挟んで対岸はタイ。現在は乾季なので水量は少ない。

街灯のないラオスで闇の中を歩いていたら対岸には一定の間隔で並ぶ橙色の街灯が見え、対岸というだけでこの違いは何だと思い、国力の差を感じた。

たまにメコンが姿を現せば、タイの方に目をやる。
1キロも離れていないタイ側に家が見え、車が見える。
島国育ちの自分からしてみたら川を挟んで国が変わる事が面白く思えるのだけど、そんな日常の中で暮らす人達は何か思う事はあるのだろうか。


外国人が越境できる場所は限られているが、現地人が行き来できる場所はいくつかある。
イミグレのないような所でメコンを漂う小舟も目にする。
彼らが勝手に越境したとしてもあまり問題ないような気もする。

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ラオス人は人が良いとよく聞くけど、正直なところタイやカンボジアなどと比べ、特別ラオスの人が親切だとか良いとは思わない。基本的にはどの国も変わらないと思う。

ラオスが他の国と違うのは道脇や自転車やバイクに乗った子供達から「サバイディー」「ハロー」と声をかけられ、手が振られる事か。

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特に何もないけどのどかでどこか懐かしい景色。
この何もないっていうのは思っていた以上に良く、ベトナムで疲弊した心が癒されている。

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人口密度は高くないので訝しげな視線を浴びる事も激減、テントは張りやすいし、キャンプが楽しい。唯一の不満は食堂の数が減ってしまった事かな。

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メコン川に沿ってサワンナケートから歩くこと9日。

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首都ビエンチャンに到着した。