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ALKINIST -あるきにすと- 一期一会

一期一会 

kazakhstan (2)

地球一周に要した4年半、4万キロのハイライトは間違いなくカザフスタンだった。

40度を超える気温、水は濁った井戸水を飲み、顔や手を洗う水すら貴重だった。
延々と続く無人地帯にデコボコの悪路、無人地帯では車輪が壊れて動けなくなり、一晩をその場で過ごすも1台の車も通らなかった。
雨が降っても隠れる場所すらなく、雨に打たれその場に立ち尽くすしかなかった。

kazakhstan (1)

しかしそんな過酷な環境下で暮らす人達もいて、変なものを引いたどこから来たかも分からぬ、言葉も通じぬ自分に対し、家へ招いて、食事を与えてくれ、寝床を与えてくれ、そんな事が何度もあった。

人間が立ち入るのを拒絶するかのような厳しい自然環境。
そんな中で触れる人の優しさは本当に心に沁み、あれから4年近く経った今でも鮮明に覚えている。

「どこが印象的だったか」と問われた時、真っ先に答えるのがカザフスタン。

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欧州後に出会った人達とはインターネットを通じてコンタクトを取れたりもするけど、電話もネットもない環境でお世話になったカザフの人達の事を上海へ向けて歩きながら何度も思い出した。

どうやったら彼らに地球一周という目標を果たせた事を伝えられるだろうか、そんな事を何度も考えた。人民広場に着く直前、思い出したのもカザフの人達の事だった。

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「またあの厳しいカザフの地を歩きたいか」と問われたら、一瞬考えてしまうけど、もう一度歩くのも悪くはないかなと思う。しかしもう再訪する事はないでしょう。

再訪すればお世話になった方々と会う事もできるけど、人生でたった一度の出会い、忘れられない出会いというのは美しいものだなと思うので。

これが一期一会かと知った2013年中国。



と、軽く前置きを書くつもりがとても長くなってしまった。
アップするつもりのなかった写真までアップしてしまった。

で、本題はというと、

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カザフの無人地帯を歩行中、無性に食べたくなってその後の4年近くもずっと頭から離れなかった念願の赤福を食べましたという非常にどうでもいい事だったりします。