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ALKINIST -あるきにすと- オアシスライフ

オアシスライフ 

断言できる。

あの茶色く乾いた土地を何日も歩いて、この街に辿り着いた時、
誰だって何か思うだろう、と。
何か感じるだろう、と。

それは安堵感なのかもしれないし、達成感なのかもしれない。
「おおっ」という感嘆の声なのかもしれない。

この街に着き、この緑を見れば、何かを感じずには、思わずにはいられないはず。

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鮮やかな緑の街道を抜けた先に現れた街。
新疆ウイグル自治区ハミ。

ありきたりの表現ではあるが、

「オアシス」

それ以外の表現は見つからない。

周囲を砂漠に囲まれたオアシス。
その鬱憤を晴らすかの様に、街は鮮やかな緑で溢れている。

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この緑がものすごく眩しい。
陽光に照らされているから余計にそう思えるのか、
余りにも緑に飢えていたからなのか、
とにかく眩しく、この緑に生命を感じ、安堵し、何とも言えぬ満ち足りた気持ちにさせてくれる。

緑ってこんなにも安らぎを与えてくれるものだったのかと、オアシスにて気付く緑の持つ力。

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オアシスで精一杯生きる花。
花なんてじっくり見つめる事なんてないのだけれど、足を止め、その美しさに見とれてしまう。
「ロマンチストやのう」と悦に浸りながら。

そんなロマンチックな男は現在引きこもり中。
もう一つのオアシス、我が城に篭城中。

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言い値1泊25元の宿。

「3泊60元(約840円)にしてよ」と交渉。
3日間のオアシスライフが始まった。

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スタンドの電球1つが灯す薄暗い室内。
その中でカタカタとキーボードを叩く音が響いている。

そう、無線LAN。

窓もないこの薄暗い部屋に案内された時は苦笑いするしかなかったが、PCを広げてみればワイヤレスのインターネット回線が飛んでいるではないか。
周囲を砂漠に囲まれたオアシスを飛び交うインターネット回線。
すごい時代になったものだ。

ハミでは曲がってしまったテントポールやペグの修理、デジカメデータをDVDに焼く予定だったが全ての予定を放棄。
汗と砂にまみれた体をきれいにし、洗濯をし、あとは買い物を残すのみ。
もちろん街をブラブラもするけど、深夜までネット三昧。
たいてい1都市で1回、1時間程度しかインターネットは利用しないので、ここぞとばかりにネットライフを送っている。

オアシスにどっぷりと浸かる日々。



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<写真>
ウイグル人。

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<写真>
シルクロードと言えばケバブ。

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<写真>
宿の屋上からの風景。