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ALKINIST -あるきにすと- 林口

林口 

台風が過ぎ去った翌日、「もう1泊していけ」と高さんは言ってくれたが、予定通り北海岸を経て台北を目指すならこれ以上は足を止める事ができなかった。
残り100キロ程、最後はびしっと終わりたくて、出発する意思を伝えた。

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基隆でお世話になった方々がに見送りに来てくれ、最後に皆で写真を撮って出発するも、30分程歩いたら激しい雨が降り始め、長時間の雨宿り。
不本意ながらもう1泊お世話になる事になってしまったのだけど、台湾で出会った多くの人の中で最も強烈だった高さんともう1日過ごすのも悪くはない。

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水里、霧社、合歡山、そして基隆と高さんがやって来ること4度。
あまりにメチャクチャでここに書けない事が多いけど、とにかく楽しく、ぶっ飛んだ人だった。

高さんの着ているシャツには自分の名前が書かれているけど、これはぼくが書いたものではなく、高さん自ら書いている。

基隆で待ち合わせたコンビニでは入ってくるなり、大声で見知らぬ買い物客に「こいつは歩いて地球一周している日本人なんだぜ」と説明。
コンビニに限らず、食堂や市場など至る所で連日何度もあって恥ずかしかったけど、「Nice to meet you」と最後に高さんが言ってくれたように、自分とってもまた最高の出会いだった。

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時間がなくなったので、最短ルートで30キロ歩いて台北。
安宿の主人が歩いている事をやけに褒めてくれ、タダで泊めてくれた。感謝。

台湾では与えられ、助けられる毎日だった。
楽すぎて、楽しい事ばかりで、物足りないなと思い、こんなのでいいのかと自問する事も少なくなかったけど、最後くらいは楽に終わってもいいんじゃないかと途中から割り切った。

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台北に2泊し、ジェフの待つ林口まで最後の歩行。
詳細な道路地図は持ってなく、道に迷う事は必至と思っていたが、迷う事なく完璧だった。

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そして帰還。
台湾での総歩行距離は1517キロ。
特に何を思うでもなかったけれど、帰国前の歩行はこれで終わりなのだと後に気付く。
とりあえず無事に歩き終えて良かったなとしみじみ思う。


素晴らしいホストのジェフ・ミッシェル夫妻には感謝の気持ちで一杯です。謝謝。
台湾中でお会いしたジェフの友人、人情味あふれる台湾の皆さん、本当にありがとうございました。