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ALKINIST -あるきにすと- Aswan

Aswan 

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東方砂漠は全くの無人地帯ではなく軍や警察の施設などもある。
東方砂漠での最後の夜は救急隊の駐在所で過ごす。
近くにテントを張らせてもらうつもりが「そこに寝ればいいよ」と言われ、屋外に置かれたベッドで眠った。
秋の風情も季節感も皆無ではあるが、朝夕は日に日に冷え込んできており、季節の変化を感じている。潜るまではしなくとも寝袋を腹にかけないと寒くて眠れない。
いつでも取り出せるようにバッグの奥底に入れていたジャケットを上の方に移動させた。

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ナイル川が近付くにつれ一面褐色だった世界に少しずつ色が加わっていった。
900キロも砂漠地帯にいたのだ。風に揺れる草木を目にすれば自然と顔が緩み、心底癒される。

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有人地帯になればあちこちに水がめが置かれ、飲料補給に困る事はない。
北部でも店や家々の前にウォ―タータンクが置かれていたけれどその比ではない。
誰か特定の人のためのものではなくてあらゆる人たちのためへの水。
美しきイスラムの精神である。

しかしながら悪ガキどもから投石を受け、「マネー、マネー」と声をかけられ、人のいない砂漠地帯が恋しくもあり。

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突き刺すような足指の痛みに顔をしかめ、足を引きづりながらアスワンに到着。
トレッキングシューズを履けば足指が圧迫されて激痛が走り歩行困難な状態に。
当初は魚の目だろうと思っていたのだが、一夜明ければ足指はさらに腫れ上がり、血が溜まって黒ずんでいた。
患部を針で一刺すれば、どろっとした膿血が流れ、足の状態は良くなりつつある。
前回の地球一周の時はキズドライ2本にテーピング数本などを持っていたけど出番は全くなく、今回は念のためテーピングを1本持ってきただけ。また何かあれば患部にぐるぐるとテーピングを巻いてやろう。

スーダンビザを取得した。エジプトもそろそろ終わる。