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ALKINIST -あるきにすと- Abay Gorge

Abay Gorge 

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のどかな風景の先に待ち構えていたのは、今年最後のヤマ場である大地溝帯

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ここを境にアフリカ大陸が分断されると言われている。

数十万年後という気の遠くなるような話だけど。

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向かいの谷との間にある亀裂が大地溝帯。まさに地球の割れ目。
谷底まで下り、向かいの谷を上らないといけないのだけど、想像以上の高低差である。
20キロかけて1200メートルを下り、20キロかけて1300メートルを上るという行程。

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腕時計の高度表示はどんどんと数字を減らしていき本当に1200メートルまで下ってしまった。ここまで下れば陽射しのきつさを感じる。
谷底には日本が支援して造られた橋が架かっているが、歩行者は通行不可で左の古い橋を渡らされる。

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この辺りは道路も全て日本が整備している。

前方遥か上を走るトラックが見え、本当にあそこまでいけるのだろうかと唖然とする。
足を止めて汗を拭い、ふと腕時計を目にしたとき、「12.25」という表示に気づき、今日がクリスマスである事を知った。そんな華やかな響きとは遠い所にいて、汗を流していた。
クリスマスにこんな激坂を上っているなんて、神からの素晴らしいプレゼントだと皮肉ってみたけど、ここまで散々足を止めまくったからであり自業自得なのである。

疲労もあり150メートル上っただけで歩行終了。この先水を補給できるか不確かなので節水し、クリスマスディナーはバナナとサムサだった。

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翌日も早朝からひたすら上り続ける。
1日で1200メートルを上った事などこれまでにあっただろうか。

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向かいの谷からこちら側を見た時、本当に上れるのだろうかと自分でも半信半疑であった。
最悪リヤカーなどをこの先の町にでも置いて歩こうと思っていたけど、荷物満載のリヤカーと共に歩き抜く事ができた。

我ながらよく歩いたなと思う。
汗を流し、自分の足のみで上った事に対するご褒美。
1日遅れのクリスマスプレゼントはこの絶景でした。