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ALKINIST -あるきにすと- ウイグル自治区宿事情

ウイグル自治区宿事情 

全行程徒歩という性質上、通過する町や村ではそこに1軒だけしか宿が存在しなかったり、基本的に選択肢はない。

「シャワーがほしい」なんて論外で、手や顔を洗う水があれば、それで満足しないといけない。
たまに通過する大きな街などで、蛇口から水が出れば、
「おおっ」と思わず感嘆の声を上げ、それは本当にありがたい事だと思ってしまう。

そんな苦労がありつつも、無人地帯を除けば、労せずに宿にありつけてきたのだけれど、ウイグル入りを前にした瓜州から宿探しが困難になってきた。


外国人の宿泊拒否。


民族問題を抱える新疆ウイグル自治区。
昨年の北京オリンピックの時期にはカシュガルで襲撃事件が起こったり、新聞やテレビなどで取り上げられる事もしばしば。

私見ではあるけど、この民族問題に介する外国人の排除というのも宿泊拒否の一因ではないかと思う。

ハミの宿でも、パスポート、ビザ情報を顔写真と共に、メールで公安に送信したりと、かなり徹底しているし、トルファンのバスターミナルなんてバスに乗る直前、空港の様にX線による荷物検査やっているくらいだし。

なんて書けば、常にテロの危険に怯える物騒な所にも思えるのだけど、実にのどかな所。

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ピチャン、トルファンでも宿泊拒否の連続、雨嵐。
外国人が宿泊可能な高そうな兵館を紹介され、宿探しに疲れ、気が滅入ってしまう。

幸運にもピチャン、トルファン共に、あきらめて次の町を目指そうとしていた矢先に宿を見つける事ができたけど、どうにかならないものか。

7年振りのトルファン。
郊外に点在する観光地へは行かないので、適当にバザールをウロウロしたりとのんびりと過ごしている。
特にやるべき事もないので、街歩きついでに数軒の宿にて聞き込みをしてみた。

まずは7年前に滞在した吐魯番大飯店。

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立派な外観だけど、当時ドミトリー(多人数部屋)があった。
現在はないらしい。1泊160元。

その他数軒の旅館、旅社、招待所を日本人である事を明かした上で尋ねるも、宿泊拒否。
「どこどこの兵館へ行け」と言われる。

兵館への宿泊も限られている様で、言い値1泊50元という所があったくらい。

トルファン、そしてウイグル自治区、本当に良い所なんだけど、宿事情に関しては確実に悪化している。

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<写真>
田舎のウイグル式の宿。
中国人とザコ寝。


ちなみに現在滞在中の宿、恐らくは中国人と思われているのではないかと。

「1泊いくら?」「10元」「じゃあ3泊」

中国語でこれだけの会話しかしてないので。
3日分の宿代を支払った後は放置状態。

1泊10元とコストパフォーマンスは抜群。
まあ値段相応ではあるけど。

ベッドは汚いし、

トイレは悲鳴を上げたくなる様な状態だし、

外へ出ようとしたら、


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宿主外出中につき、



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外から鍵をかけられてるし(涙)

笑えない。