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ALKINIST -あるきにすと- Kitale

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Kitale 

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エチオピア南部からケニアへの歩行についての詳細は書かないけれど、カザフスタンの悪路、エジプト・東方砂漠の熱風、スーダンの酷暑と、これまでの過酷な経験が合わさって苦痛も3倍増しという所だった。
さらにはサソリが地面を這い、標高500メートルまで下がったこの地ではマラリアを媒介する蚊にも注意を払わないといけない。

夜明け前から暑くなるまでの数時間を歩き、その後は木陰で横になる。といっても絶えず強い熱風が吹きつけてくるので体力を奪われ、全く休憩にならないのだけど。
ぐったりと地面に倒れこんだ自分を横目に時折ヤギを放牧するトゥルカナ族の男達が通り過ぎていくが、この暑さの中よく歩けるものだ。
この地で生まれ育った彼らにとっては日常なのだろうと朦朧とする頭の中で思う。

暑さが和らいだ夕方から歩き始めようと思っても消耗した体は思うように動かず1日20キロも歩けない日が数日続き、そんな環境を200キロ超歩き続けた。

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警察に宿のおばちゃん、バス会社の男など、皆が銃を持つ仕草をし、「デンジャラス」と口を揃える北部の危険地帯の歩行を避け、およそ300キロのバス移動。現在はキタレにいる。

今回のアフリカ大陸縦断計画において最大の不安は強盗が多発するケニア北部であり、バスを使う事に対しても割り切っていたけれど、いざバスに乗ってみればもやもやとした気分だけしかなかった。ここまで45000キロ超歩いてきて、治安上の問題を理由に足跡を残せなかったのはここだけなのだからそれも当然か。
この区間を歩いて何も起こらない可能性はもちろんあるけど、リスクを冒す必要はなかった。



キタレはそこまで大きな街ではないけど、スーダンにもエチオピアにもなかったような大型スーパーがあり、モノが溢れていた。ケニア入りしてから感じていた事だが、皆きれいな服を着ているし、キタレではネクタイを着用したビジネスマンの姿も目にする。

エチオピアを離れてからの違和感はそれだけではなくて、異物が喉に引っかかったような感じでそれがなんだか分からなかったのだけど、新聞だった。
さすがは東アフリカ一の大国ケニア。この国は新聞を読む人が多く、朝のカフェはティーカップ片手に新聞を広げている人が多いのだ。

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とまあこんな感じでこれまでのアフリカ諸国との相違点を探すのは面白いし、人も親切で飯もうまい。恐怖心しかなかったケニアだけどこの国を好きになりつつある。
これからたっぷりケニアを歩くぞーと言いたいところだけど、ウガンダまで120キロ、3日も歩けばウガンダなのである。

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