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ALKINIST -あるきにすと- 雨季

雨季 

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3月半ばより雨季に入った。

東南アジアを歩いた時はタイミングよく乾季を歩く事ができたし、本格的な雨季を歩くのは今回初めてである。
雨から逃れるために雨宿りをすれば足を止めた分、歩行距離は短くなるし、テント泊が基本なので夜間に雨が降れば悲惨な事になり、自分の旅に雨季が及ぼす影響はとても大きい。

ニュートピアがある辺りでは朝の登校時間に雨が降る事が多いらしく、「登校時に雨が降れば子供達は学校へ来ない」とカマウさんは言った。理由は単純で傘を持っていないからだ。

1時間5キロの小さな歩みではあるけど、少しずつ前進。
ウガンダから遠ざかっていけば、朝方に降る事が多かった雨の時間も変わっていった。
夕方頃に降る事が増えた気がしたけれど、明け方に降る事もあれば、午前中、あるいは夜に降る事もあり、タンザニアの雨季は予測不可能である。

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太陽が顔を出し、その陽射しに肌をひりひりさせていたかと思えば、

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1時間後にはこれである。本当に予測不可能だ。

タンザニアに入って17日目だが雨が降らなかったのはわずか2度のみ。
雲一つなく、気持ちの良い青空が広がっていた夕方、小さな村の商店横にテントを張らせてもらった。
しかしその翌日。起床1時間前の5時、雨がテントを叩き始めた。前日に雨を降らせる事ができなかった鬱憤を晴らすかのように雨は次第に激しさを増していく。

濡れては困るシュラフ、カメラなどを防水バッグの中に収納。
さらに防水バッグの上にバックパックを乗せ、テント内が浸水した時に備える。
ちなみに防水バッグはシールラインのものを使用しているのだけど、カヌーなどウォ―ターアクティビティの際に使われるものだけあって、防水性は抜群だ。

しばらくはマットの上で横になりうとうとしていたのだけど、マットの濡れに気付き、テントが浸水したことを知る。
その後はレインウェアを着用して膝立ち状態。商店のおばちゃんが「建物の中に入りなさい」と声をかけてくれるまで悲惨な時間を過ごす。

寒さに体を震わせ、こんなにも敗北感を感じるのはラオスで嵐に見舞われた時以来でなかろうか。

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川のようであるが、雨水が流れて川と化した道だ。
いつもテントを張る道脇の茂みは完全に水没していた。
場所によっては流れの早い川となり、最悪流される危険もある。

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そんなわけですっかり雨恐怖症に陥り、最近はテントを張るにしても屋根のある場所を探すようにしている。